田舎のおばさんは実は神聖な白衣菩薩だった
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2020年1月7日】私は都市戸籍で、両親も職についており、小さい時から、中国共産党に注ぎ込まれた優越感を持ち、農村出身の人を軽視し、農村出身の同修に対してもそうでした。しばらく前、あることが私のこの階級観念を完全に覆し、私はすべての同修に対して心から敬意を持つようになりました。

 2カ月前、地元のある年配の同修の家で法を学びました。一緒に法を学んでいるのは、ほとんど60代か70代の同修でした。年配の同修は目が悪く、字がはっきり見えず、法を読んでもスピードが遅く、時々字を間違って読んだりしました。中に60代の農村出身のAさんがいます。Aさんはいつも質素な恰好をして、肌が黒くて痩せており、白髪だらけで、目立たない存在でした。小さい時、学校に通ったことがなく、もともと読み書きもできなかったAさんは、修煉をしてから字が読めるようになり、その後、新聞も読めるようになりました。ですから、普段私はAさんのことを比較的尊敬していました。Aさんは法を読む時、スピードが遅く、声を長く伸ばし、時々発音も正しくなく、そうした場合、私はいつもこっそり笑ったりもしました。

 ある日、Aさんはオンドルに近い椅子に座り、私は向かい側のオンドルに座って、いつものように法を学んでいました。すでに秋に入りましたが、気候はまだまだ暑く、法を学んでいるAさんは少し眠くなってしまいました。Aさんが読む番になりました。Aさんが読むスピードは普段よりもっと遅く、声がもっと伸びているため、私は下を向いたままこっそり笑いました。

 私は天目が開いたままで修めており、突然、目の前に神聖な白衣菩薩が立っているのを見ました。白衣菩薩は表情が厳粛で、大声で法を朗読し、その響きの良い声は睡魔を含むすべての邪悪要素を震え上がらせ、一掃しました。私は別の空間での法を正す荘厳な光景に深く震撼させられました。頭を上げて見ると、Aさんは菩薩が立っている場所に立ち、私が見た白衣菩薩の姿勢を一生懸命に保ちながら、とても真剣に法を読んでおり、同時に、睡魔の妨害を一所懸命に排除していました……。

 この瞬間、すべての人心、すべての階級への観念が消えてなくなりました。私の心は洗われたようにきれいになり、Aさんに対する尊敬の念が生じました。

 数年来、Aさんは地元の街で資料配布や法輪功真相伝いに奔走し、黙々と大法弟子がやるべきことを行ない、三退を勧める時、字が書けない場合、いつも相手に紙に書いてもらい、コツコツと大法の要求通りに実践してきました。

 これらのことを思い出すと、涙がいっぱいになりました。そして、師父がおっしゃった「代償を払えばその分だけ得る」[1] というお言葉を思い出しました。

目の前のこの一幕は、「人間は本当に神を修めることができる! 法輪大法を修煉すれば、それは確実に出来る!」ということを教えてくれました。

 慈悲なる師父に感謝いたします。ごく普通の農村の年配の同修が別の空間での神聖で荘厳な姿を見せてくださったことに感謝いたします。弟子は必ず執着心を徹底的に取り除き、勇猛精進いたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪法解』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/15/397079.html)
 
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