武漢居住者 「中共ウイルス」を解読する
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 【明慧日本2020年4月12日】(中国武漢市=明慧記者)

 ウイルスが避けて通る人間になってほしい 

 2020年の正月、新型感染症が中国武漢で発生し、武漢市全体を恐怖に陥れた。中共ウイルスで死亡した死者の遺体を運ぶ運転手の話によると、いつもトラックに8体の遺体を積み、早朝9時から翌日の朝3時まで休みことなく、(火葬場)に遺体を運んでいたという。道で歩いている人が突然倒れ、一人が感染すれば家族全員にうつるという悪循環で、感染した人が亡くなるまでは1週間程度で、一家で何人も死亡しているという情報が広く伝わり、自称「死を恐れない」人でも、この状況を恐れていた。一家を死にいたらせる新型コロナウイルスは全世界に伝わり、中国以外でも90万以上の人々に災難をもたらし、今も蔓延している。

 3月5日、海外からは「武漢人の心からの声——『私は地獄の中で生きている』」という文章を書いた武漢の20代後半の作者は「ある男性は最初のころウェイボー上で虚言のウイルスをでっち上げたと罵声を浴び、国を信頼しなければ何を信じるのか? と言っていたが、結果として自分の家族は感染して入院することができず、立場が変わり罵倒から救い求める人になった」と話した。

 「ある武漢の大学生は李文亮医師(ウイルスの発生を注意喚起した医師)の死に関してインターネット上で『彼を死なせたのはウイルスだ。ウイルスを重視しなければならない』と書き込んだだけで、彼の宿舎は無条件に隔離部屋にされたため、彼の心は崩壊した」

 「目下、新型コロナウイルスが横行している中で、他人の痛みはわからず、自分がウイルスに感染した時、はじめて他人の痛みを理解することができる」

 今、世界の医学者は全身で知恵を絞り、優れた医療技術でウイルスと戦っているが、依然としてウイルスの蔓延を阻止できていない。人々は「もしかして(ウイルスから)この世界を救う方法はないのではないか?」と焦っている。

 一、ウイルスの根源を探す

 ウイルスから逃れるためには、まず病状の根源の所在を理解し、それにあった薬を処方することである。ウイルスが攻撃しようとする対象は誰なのか? つまり感染しやすい人達は誰なのかということである。

 1)武漢の水果湖地区は感染の最も重い地区

 武漢の水果湖地区は感染の最も重い地区である。情報によると、感染が最もひどい時、この地区に住む人々は家族ごと感染していた。

 武漢の水果湖地区は湖北省の政治、経済、科学技術研究、文化の中心地である。そのため多くの職員と家族がここに住んでいた。医療技術も、設備も、生活環境も、ほかの地区より優れており、暖房付きの病院と先進医療設備が整っている中南医院がある。

 しかし、人類の歴史上、感染症を治療する特効薬はない。洋の東西を問わず、感染症は突然に現れ、突然に消えていき、感染症はどの人に感染させるか対象を定めている。

 歴史上記録された史跡に、感染症は人を定める特性があることは明らかである。ただ人々は理解せず、あるいは記憶を忘れ、あるいは根本から知ろうとしなかった。明慧ネット報道『古代ローマの三回大疫病」、「ペスト大流行中に起きた不思議な現象」、「ペストには目がついている」の中で、感染症が定める方向、時間、場所と条件について具体的に述べられているので、ここでは触れないことにする。本文は今回の感染症に感染しやすい人達は誰なのか? 現代科学の言葉でいうと、感染するのはどのような人の群れなのか? についてまとめた。

 多くの人たちは、高齢者と幼児が感染しやすく、彼らは免疫力が弱いからだという。しかし、感染死亡者の年齢層から見ると、高齢者と幼児の占める割合は青年と中年を超えていない。

 多くの人は人との接触が最も危険であると考えている。身体による接触、空気による接触、物による接触から、手袋やマスク、防護服を着用し、感染者を隔離することを最重要視している。このように考えるのは、人間は感染症には対象があるということが分からないからである。

 しかし感染症はいつも不思議な現象が起きている。例えば、紀元前541年~542年間、ローマで発生した「ユスティニアヌス疫病」は、ビザンチン帝国に大打撃を与えた。この感染症を体験した歴史学者・イヴァグレレスは以下のように記している。

 「ある人は感染地から離れ、それまで彼らはとても元気だった。しかし彼らは感染症が発生していない人達に、感染させていた」

 「一部の人たちは感染地に住み、感染者、または死亡者と密接な接触があったにもかかわらず、感染していない」

 「さらにある人は身内や子どもを亡くし、遺体を抱擁し、自分も早く死にたいと遺体と並んで横になっていたにもかかわらず、どんなに頑張っても、彼らは感染することなく、依然として健康であった」

 この度の中共ウイルスには、感染していない人もいれば、無症状の感染者もいた。

 中共ウイルスの目は、なぜ武漢の水果湖地区に狙いを定めたのだうか? 

 もしかするとあなたはすでに聞いたことがあるかもしれないが、湖北省は法輪功へ迫害が最も厳しく、1999年7月20日、中国共産党(以下、中共)が法輪功に対する迫害を発動して以来、湖北省委員会と、省政府は積極的に法輪功に対する弾圧に加担してきた。法輪功に対する誹謗中傷は省の「610弁公室」が主導して、罪を犯していない学習者に実刑の判決を裁判所に指示し、その裁判の文字による記録を残させていない。

 いわゆる「610弁公室」は中共の首魁・江沢民が1999年6月10日に法輪功を迫害するために作り上げた部署であり、文化大革命時の「文革小組」やナチスのゲシュタポに類似している。

 長年来、水果湖路47号にある水果湖派出所と、水果湖街道委員会は全力で中共に協力し、善良な法輪功学習者を迫害する悪の行為は依然として続いている、

 湖北省の関係先は学習者への迫害を停止したことはなく、学習者に対して公職の強制解雇、役職の降格、洗脳施設に送り、洗脳の手段を用いて迫害してきた。

 善良な学習者を迫害することによって、人間の是非と善悪の基準をひっくり返し、社会的な道徳を破壊し、同時に中国の法治を暗黒に陥れ、国民を迫害に加担させ、結果として全国民が被害者になった。

 人の行ないは天と、疫病神が見ていた。

 2)臓器移植専門医・林正斌、新型コロナウイルスで死亡

 華中科学技術の附属病院である同済医院の臓器移植科教授・林正斌(62)は1月27日に入院して治療を受けたが、2月10日に死亡した。半月ほど入院していた林は国家一級の医学教授の称号を持ち、トップレベルの医療設備を持ちながら、自分の命を救えなかった。情報によると、彼が最後に話した言葉は「宋主任、呼吸器を取り付け、私を助けてほしい」と、救いを求めたという。

 林正斌は同済医院移植科の副主任で、華中科学技術大学付属同済医学院の教授で著名な臓器移植専門医であり、臓器移植医として30年間従事し、すべての臓器を移植できる医師であった。

 林は生前1000例以上の腎臓移植を行なった。

 中共は秘密裏に法輪功学習者の生体から臓器収奪を行ない、臓器を売買して莫大な利益を得てきた。中国において臓器移植が最初に行なわれたのは武漢同済医院臓器移植研究所である。今では中国最大の臓器移植臨床実験施設で、法輪功学習者から臓器収奪を行なう重要施設である。そのため、林は自ずと犯罪者リストに載せられた。

 「人の心から一念を発すれば、天地が見ている」と言われる。林は生前どのように臓器強奪に参与したのか? 彼をよく知る人が話を聞いたが、別の機会に譲る。

 3)武漢国家民族事務委員会主任・王献良、新型コロナウイルスで死亡 

 2020年1月26日夜、武漢民族事務委員会主任、局長クラスの官員・王献良(62)は新型コロナウイルスに罹り、武漢市中心医院で死亡した。

 王は湖北省監利の出身、民政副局長を歴任し、2012年から武漢民族事務委員会主任の職に就いた。

 王は2014年、武漢「大衆科技報」の記者と一緒に、武漢大学宗教科主任・任段德に依頼して、『邪教は宗教ではない』という一書を書かせた。中共こそ邪教であるにも関わらず、書面をもって法輪功を誹謗中傷した。この一書は武漢民族事務委員会の審査を受け、正式に出版された。第一版は5000冊を出版し、世人を毒害した。道徳を失なった王が犯した罪は重い。

 2017年、王はほかの官員らとの汚職問題で役職を失い、民族事務委員会の一職員として勤務していた。この期間中、彼は昇進させてもらうために、宗教界で大いに法輪功を誹謗中傷した。

 善悪には報いがある。報いがないのは、時期が来てないだけで、時期が来れば、一斉に報いが始まる。

 4)武漢中心医院医師・李文亮、中共ウイルス感染で死亡

 湖北省武漢市中心医院眼科医師・李文亮は、感染症が発生した情報を学生や同僚に提供して、注意喚起をした。人々は彼を「内部告発者」という。感染情報が広く伝えられ、彼は警察の訓戒処分を受け党に協力する誓約書を書いた。警察は彼が流した情報をデマと決めつけた。彼は不幸にもウイルスに感染し死亡したが、しかし彼の死に対して多くの人が同情している。

 李は大学2年生の時共産党に入党し、共産党を讃える歌を歌い続け、党の話をよく聞いて、党に従ってきた。香港で「強制送還法」反対運動が起きた時、彼は党の宣伝ビラをインターネットで拡散し、自ら志願して共産党の旗手になった。彼は友人に共産党の旗手になるよう勧めた。武漢感染症が爆発する直前に、彼は医師として学生や友人に情報を流した。しかし彼は共産党の圧力の下で、慣れ親しんだ共産党への絶対的服従を選択し、自分が流した情報はデマだと認めた。こうしたことで彼は共産党の副葬品となった。

 李が死亡した後、多くの人は怒りが爆発した。ネットユーザーは「警察は決まりに基づいて訓戒を言い渡し、司会者は原稿を読むだけだ。一人一人が『私は虚言を拒否する』、『私は実行を拒否する』と言わない限り、ある日救いの手を求めても、誰も救いの手を差し伸べず、行きづまり、尊厳なく死亡するのである」という。

 以上の事例から見て分かったことは、人間は職場でどれほど技術が高くても、どれほど高い官職に就いても、人々にどれほど同情される人間になっていても、中共に追随し、一生を邪悪な中共に捧げると誓ったのであれば、甚だしきにいたっては心を固く中共の一分子になり「真・善・忍」の信仰に対する迫害に加担したのであれば、自分あるいは家族に災いをもたらし、命取りになるのである。

 二、中共はウイルスである

 『易経』曰く、「積善の家には必ず良いことが訪れ、積善しない家族は必ずや災いが訪れる」(意訳)。私たちは悲劇の継続を見たくなく、邪悪な共産党を見抜けない人々が、この感染症の中で目覚めることを願う。中共はウイルスである。彼らは中国や世界に危害を与える腫瘍であり、彼らが行なった多くの悪事が今回のウイルスを招いた。早く目覚めて中共から遠ざかり、中共組織から脱退し、同時に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と念じれば、ウイルスから逃れることができるのである!

 災難は目の前にある。真善忍を認め、善を尽くして、あなたとあなたの身内が、ウイルスが避けて通る人間になることができることこそ、災難から逃れる根本的な方法である!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/3/403301.html)
 
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