夫の変化
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文/中国の大法弟子

 明慧日本2020年6月29日】善良な法輪功修煉者に対する中国共産党(以下、中共)の迫害は、人類社会の善悪の基準を逆さまにしました。長年偽りの宣伝に洗脳され、中共の党文化の環境で生きてきた人々には、物事を考える方式さえ歪んで、マイナス思考が重く、変えることが難しいのです。夫もそのような人でした。

 1999年7.20、江沢民は法輪功修煉者への迫害を引き起こしました。中共はすべてのマスコミを利用し、嘘偽りの宣伝で法輪功を誹謗中傷すると同時に、公安や検察院、裁判所などの司法部門を支配して、法輪功修煉者に対して狂気じみた迫害を行ないました。そのような環境の中で、夫は私の修煉に反対し、様々な妨害をしました。2008年の北京オリンピックの前に、私と地元の同修らが連行され、不当に判決された時、夫の要求で離婚しました。

 2012年、私が刑務所から解放された後、夫は私と復縁して私を家に迎えました。しかし、夫は常に私の自由を制限し、大きな刑務所から自宅という小さな刑務所に入ったようでした。夫は「庶民の生活を送るしかないのだ。あなた達が政府に反対しても、何も変わらない」と言い、私の学法煉功を許さず、同僚たちとの連絡も禁じました。また、しょっちゅう私の私物を検査し、大法の書籍と煉功に使うMP3などを見つけると隠して、私に渡しませんでした。そのため、私は何度も夫と喧嘩したり、絶食したり、さらに家を出たこともあり、何度も手紙で大法の素晴らしさと大切さを書いて、夫に見せました。

 ある日、県外から同修が私に会いに来ましたが、夫が早く帰宅したため鉢合わせになってしまいました。同修が夫に大法の真相を伝えると、夫は聞くどころか、派出所に密告すると大騒ぎました。当時、娘も家にいて、怖くて泣き出しました。派出所に行く途中、夫は他の人に止められましたが、家に戻って来てさらに暴れました。私は娘を連れてこの家を出ると決意すると、夫はようやく落ち着き、自分に非があったと認め、それから態度が少し良くなりました。

 そんな夫の言動を見て、当時の私は構わずに放棄しようと思いました。しかし、冷静に考えてみると、家族になることは縁によるものだと思いました。中共の長年にわたる迫害に、夫も大きな圧力を受けたことも事実です。この邪悪な迫害によって、かつての平和で幸せな家庭が失われ、私が理想の仕事を失ったことに、夫は虚栄心が傷つけられ、私を怨むようになったと気づきました。それ以降、私は夫と言い争うことなく、夫の言動を恨まずに我慢して、許しました。そして、生活の面でもさらに優しく世話をし、好きな料理を作ったり、欲しい服を買ってあげたりして、家をきれいに片付けたりしました。時々、夫が当番になると、私は美味しい弁当を作って勤め先まで届けました。同僚に羨ましいと言われた夫も家庭の暖かさを感じたそうです。

 段々と夫の態度に変化が現れてきて、私の修煉を干渉しなくなり、私も正々堂々と家で学法と煉功ができるようになりました。私が夫の前で、親戚や近所の人に大法の真相を伝えると、夫も側で手助けしてくれました。時には「610」や政法委の人、あるいは派出所の警官や自治体の担当者が、我が家に来て嫌がらせをすると、夫は冷静かつ上手く制止しました。

 その後、私は夫にテレビの偽の宣伝を見ずに、中共のネット封鎖を突破して、インターネットで真実を探してみるように教えました。しかし、夫は恐怖で抵抗したので、私はネットの文章を読み聞かせると同時に、発正念をして、背後の妨害要素を取り除きました。少しずつ、夫は自らネット封鎖を乗り越えて、大法の真相に関する情報を調べるようになりました。時間があると、私は夫と一緒に『中国共産党についての九つの論評』や『天地風雨行』、『私たちが未来に伝える』、『江沢民其の人』などネットの動画を見ました。

 それ以降、大法の真相を知った夫は、かつての偏見と敵視した態度を正し、中共の邪悪さを見極め、迫害を引き起こした江沢民を憎むようになり、なぜ私が自分の信仰を固く守るかを理解するようになりました。夫は心から大法を認め、騙された自分の無知、特に大法と大法の師父に対する不敬な言動を後悔し、明慧ネットを通じてすべてを無効にすると正式に声明を出しました。また、かつて隠した大法の書籍と煉功音楽のMP3を返してくれました。

 現在、新唐人テレビは夫の生活の中で欠かせない存在となり、大法に関する動画や専門家の評論、神伝文化などを見ているうちに、無神論の観念が打ち破られ、私と一緒に師父の説法を聴くこともよくあります。特にアナウンサーや司会者の穏やかな言い方の影響を受けて、夫も以前より和やかで優しくなり、顔まで若くなりました。そのほかにも、昔から家事を一切しなかった夫が、今は食器を洗ったり、窓ガラスを拭いたり、家事を手伝ってくれるようになり、家庭の雰囲気がとても暖かくなりました。

 夫に心身ともに大きな変化が現れ、それを見た夫の兄弟姉妹は皆大法を認め、そして「三退」をしました。2人の姉は師父の説法を聞き、常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じ、3番目の姉は痛かった足も治りました。私は大法に関する音声番組をダウンロードして義理の姉たちにあげましたが、とても好きだと言われました。

 夫の2番目の弟は安定した仕事がないため、出稼ぎに行く途中で事故に遭い、手足が不自由になり、仕事ができなくなりました。一家が絶望のどん底に落ちた時に、私と夫は見舞いに行き、弟に大法の真相を伝えると、彼は大法を認め、「三退」しました。私は彼に大法のお守りを渡して、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍はすばらしい」を念ずるようにと教えました。しばらくして弟はほとんど回復し、仕事の問題も解決され、事業機関で夜番を任され、給料も上がりました。その後、彼の息子は銀行に就職し、正式な職員として働くようになり、結婚した後、元気な男の子が生まれました。心から大法を信じる義弟一家に幸せが訪れました。

 昨日の朝、夫は散歩している時に近所の人に会いました。その人は「最近中共ウイルスで外出が禁じられ、家にいるしかなく、退屈だね。テレビ番組もつまらないし」と文句を言うと、夫は「そうですね。ニュースもほとんど嘘ですよ。いまだに政府が中共ウイルスの病源をはっきりさせないからね。最初は海鮮市場だと言い、しかし以前はなかったのに、何で今にあるのか?  また、コウモリから感染したと言った後、カブトムシから来たと言い、それからアメリカに責任を転嫁して、アメリカに怒られたので、今度はイタリアやドイツに背負わせようとしているそうです。我が国はいつも情報が不透明だから、こんなにも死者が出たのです」と言いました。

 大法を信じる夫は福に報われ、仕事が順調なほかに、毎年給料がアップしました。身体も健康になり、今まで患った腰椎椎間板ヘルニアや胃疾患、消化不良、静脈血栓症などが知らず知らずのうちにみな治り、風邪すらあまりひきません。娘と婿も理想の仕事があり、家族円満で幸せです。中共ウイルスで経済が後退している環境にも関わらず、娘婿の賃金が上がりました。本当に1人が修煉すると、家族一家が受益するのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/15/407296.html)
 
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