雲南省文山市 78歳の学習者・董雲仙さん強制連行される
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 【明慧日本2020年7月9日】(中国雲南省=明慧記者)中国雲南省文山市の法輪功学習者・董雲仙さん(78歳)は6月30日の午前9時ごろ、文山市下沙壩農貿市場の宿舎で真相資料を配っていた際、卧龍派出所の警官に強制連行された。

 当日の午前10時ごろ、文山市国家安全保衛部門(法輪功の迫害を実行する部署)の副隊長・陶正武が10人の警官を引き連れて、董さん宅に行き家族に提出したのは家宅捜査令状ではなく検査証だった。そして不当な家宅捜査を行ない、パソコン2台、プリンター2台、大法書籍、真相資料などの私有物を持ち去った。

 7月1日午前、董さんの家族は卧龍派出所を訪ねたが、警察は午後3時ごろ来るようにと言った。家族は言われた通り午後3時ごろ、再び派出所に訪れたが警察から言われたのは、「董さんは刑事拘留された」だった。しかし家族はそれに関する通知を何も受けとっていないという。

 そして家族は副隊長・陶に情況を尋ね、陶は付とういう名前の法輪功学習者も拘束し、董さんについて再調査を行なっていると話した。

 年配者の董さんは文山市糖業煙酒会社の社員だったのだが、警察はこの会社に董さんが勤務した経歴がないと改ざんした。董さんは現在、硯山県留置所に拘留されている。

 董さんの家族は7月2日、文山市公安局から送付された刑事勾留通知書を受け取った。

 陶(男性50歳前後)は、苗族(ミャオ族)の出身で、積極的に法輪功学習者への迫害に参与している。2020年5月13日、陶は2人の年配の法輪功学習者・任懐萍さんと、彭雲奎さんを強制連行した。陶は2人の家に行って座ったと思いきや、10人の警官達が突入し不当な家宅捜査を行ない、2人の会話を録画した。任さんと彭さんはその後、解放されたが、以後の行動を報告するように命じられた。その後、警察は昆明市に住む彭さんの娘に対して嫌がらせを行なった。そして陶は煉功を学びたい大法書籍を読みたいと嘘を言って、ダウンロードの方法を2人から聞き出そうとした。

 4年前、陶はある法輪功学習者を尾行し、道の途中でその学習者を連行した。しかし、その学習者はA4サイズの白紙しかもっていなかった。陶は実績を上げるために、持っていた法輪功の小冊子2冊をその学習者のバッグに入れ、学習者を陥れたのである。

 雲南省文山壮族・苗(ミャオ)族自治区は国境にある少数民族が住む地区である。そこの法輪功学習者は内陸部と比べて人数は少なかった。明慧ネットの報道によると、99年7月江沢民グループが法輪功に対する弾圧を発動してからは、文山地区の610弁公室と国家安全保衛部門は、この地区で洗脳班による迫害を3回行ったという。50人以上の法輪功学習者は強制連行され洗脳による迫害を受けた。うち10人は不当な実刑判決を受けたのである。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/5/408574.html)
 
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