他人のために考え 大法を実証する
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年7月10日】私は法輪大法を修煉してからすでに21年になりました。人々の道徳が急速に堕落していく現在の社会の中で、私は修煉の道で師父の教えに従い、何をしても先に他人のために考えるようになりました。家庭生活の中で、私は子どもを育てながら、文句も言わずに舅と姑を世話をしました。一方、社会環境の中で、私は中国共産党(以下は中共)の偽りの宣伝に騙されている人々を救うために、迫害される危険があるにも関わらず、大法の真相を伝えてきました。師父は「皆さんは大法が造った、他人のために考える正法正覚の生命だからです」[1]と説かれました。

 一、1人の修煉で家族一家が受益する

 1、娘は大法の修煉に入った

 私は1999年に大法に出会いました。そのきっかけは娘にも大きな関係がありました。その年のお正月、まだ小学生の娘は別の市に住む親戚の家へ遊びに行きたいと言いました。実はその親戚とあまり親しい関係ではありませんでしたが、なぜか娘はどうしても行かなければなりませんでした。その親戚の所で、昔の知り合いに会い、一冊の『轉法輪』を貸してくれました。家に帰ってから、私は法輪大法の修煉を始めました。

 当時、私はただ家で学法煉功をして、たまに娘に『轉法輪』を読んであげました。娘は修煉をしていませんでしたが、大法がすでに幼い心に根を下ろしました。家族に甘やかされて育った娘はわがままな性格になってしまい、例えば、かんしゃくを起こしたりすると、翌日に学校で熱や頭痛、嘔吐などの症状が出てしまい、私は学校に行って家に連れて帰ります。そんな時、私はいつも娘に「師父に私たちはどう教わったのか、一緒に大法の本を読みましょう」と言いますと、娘はとても喜びました。不思議なことに、薬も注射もせず、次の日にまた元気になりました。娘は大法の奇跡を何度も体験し、師父の教えに従って良い子になることをしっかり覚えました。

 『共産党についての九つの論評』が発表された時、娘は中学生でした。私が三退のことを伝えると、娘は躊躇せずに少先隊と共青団からの脱退の声明を丁寧に書き出しました。

 純粋で勉強が大好きな娘は、順調に地元の理想な大学に合格しました。週末になると、娘は家に帰ってきます。ある日、私は娘が自ら『轉法輪』を読んでいるのを見かけました。娘が私に煉功を教えて欲しいと頼んできて、それから娘は正式に大法の修煉に入りました。

 修煉している中で、娘は師父の法に従って利益を求める心を放下するようになりました。こんな出来事もありました。大学時代に、クラスに貧困な学生5人が補助金を申請して下りましたが、クラスの委員長はそれをクラス全員に分け与えました。娘は間違っていると思もいましたが、それを変えることが出来ませんでした。娘も自分のもらった900元をその中の1人に渡して、5人で分けるようにしましたが、母にも、誰にも言いませんでした。

 娘は海外の大学院に留学する際に、親戚のおばさんから2万元のお祝い金をもらいました。その時、娘は「失わなければ得られず、師父の語られた通りですね」と言い、2年前の補助金のことを私に聞かせました。娘が師父の教えに従って利益に淡泊なり、他人のために考えることに、私も嬉しく思いました。出国準備で、娘が最初にした事は自分が読んでいる『轉法輪』を大切にスーツケースに入れていました。

 娘は海外で順調に大学院を修了し、理想な仕事に就きました。自分を本当の修煉者と見なすことができれば、すべては師父が見守ってくださると思いました。「あなたが修煉しなければ、何も面倒を見ませんが、修煉すれば、最後まで助けてくれます」[2]と師父は語られました。現在、娘はすでにその国の国民となり、そして結婚して家庭を持ち、返本帰真の修煉の道で歩み続けています。

 2、夫は中共の本質を見極めた

 夫は大法の修煉をしていませんが、大法の真相について基本的に分かっていて、三退をもしました。しかし、中共の本質に対して深く認識していないため、私が大法の真相資料を配ることなど真相を伝えることに理解せず、私に「政治に関わっている」と言いました。

 数年前、私は家族が中共の嘘偽りの宣伝に汚染されないために、新唐人テレビのアンテナを設置しました。それ以降、我が家では新唐人テレビの番組しか見ないようにしました。段々と夫は中共の邪悪な本性を認識し、考え方が変わりました。

 ある時、夫が勤務する大学では、中共の党員に数年間分の党費を後納することになりました。それを聞いて、夫は「中共はいつも理不尽なことをし尽くしている。庶民から絞るかことしか知らない、また金に困ってのことでしょうか?」と不満を言いました。その日の党員大会で、夫は書記に「この党費を払わなくてもいいですか?」と聞くと、書記は「それはいけません」と答えました。「それなら、党を脱退してもいいですか?」と夫が聞くと、「なおさらいけません!」と言われました。そこで夫は「書記、脱退することを認めないのなら、一つの質問があります。共産主義とは何ですか?」と聞きました。書記は何も答えられませんでした。家に帰って来て、夫は党員大会のことを私に聞かせました。夫の覚醒に嬉しく思い、私は「よくやりましたね! 素晴らしい!」と褒めてあげました。その後、同僚たちも夫の勇気に敬服しました。

 去年、新唐人テレビで、大紀元メディアが報道した香港の市民が反送中のデモを中継して放送しました。映像の中で、香港の警官がデモに参加する市民を弾圧し、強力噴水と催涙弾を民衆に向けて発射しました。しかし、中共のマスコミは正反対の報道で国民を騙し、現場の映像もなく、アナウンサーの放送画面しかありませんでした。それを見て、夫は「中共はならず者の本性で、毎日国民を騙していて、真実の映像すら放送する勇気がない!」と、怒りを隠しきれませんでした。

 段々と中共の本来の性質を見極めた夫は、私が大法の真相を伝えることを「政治に関わる行為だ」と言わなくなりました。師父の語られた通り、「人間はこれらの邪悪を認識することができれば、考えの中で中共の虚言を作るマスコミの宣伝の中の毒素を排除するので、あなたはこれで彼を救ったのです。これだけで彼が次の段階に入ることができます」[1] 現在、夫はまだ正式に大法の修煉に入っていませんが、毎日私と一緒に煉功をしています。ここで、新唐人テレビ局の同修の皆さんに感謝します。皆さんの努力があったからこそ、大勢の人が中共の邪悪な本質を見極めることが出来、未来へと歩むことができます。

 1人が修煉すると、家族にも受益します。近年夫は順調に教授に昇格し、さらに大学院生の指導教官に任命されました。師父は次のように説かれました。「われわれは自分と他人を済度し、衆生を済度することを言っていますので、法輪が時計回りに回転すると自分を済度し、逆時計回りに回転すると、人を済度します。逆時計回りの時、法輪はエネルギーを放出するので、他人にその恩恵を与えます。そうすれば、あなたのエネルギー場がカバーする範囲内にいる者はみな恵みを受け、気持ちが良いと感じるでしょう。あなたが街を歩く時も、職場や家庭にいる時も同じ役割を果たすことができます。あなたの場の範囲内にいる者に、あなた自身は知らないうちに身体を調整してあげているかも知れません」[2]

 二、大法の真相を伝える中の小さな出来事

 師父は「大法弟子の修煉は個人の圓満成就のためだけではなく、衆生を救い済度することは大法弟子の責任であり、大法弟子という称号を持つ修煉者が必ず成し遂げなければならないことです」[3]と語られました。私は師父の教えに従って、自分を修めると同時に、人々が救われますように、多くの人に大法の真相を伝えました。

 1、彼女の大法弟子に対する印象が変わった

 ある時、私は身だしなみを整えてから、夫と一緒に列車に乗って親戚の家に行きました。列車の中で、私は隣に座っていたある夫婦に大法の真相を伝えるために声をかけました。ちょうどその時にご主人が起きてトイレに行きました。私は奥さんに大法の真相を伝え始めました。すると、奥さんは私をじろじろと見て、私の職業を尋ねました。私は大学の教師だと答えると、奥さんは「なるほど、列車に乗ってから、品のある女性だねと思いました」と言って、「でも、大学の先生も法輪功を煉りますか? 私の近所の人のような人しかやらないと思いました」と驚きを隠せませんでした。「その近所の人って、どんな方ですか?」と尋ねると、奥さんは「その人は法輪功を煉ったため刑務所に監禁され、その後、家に戻ってきましたが、家族に虐待されてとてもかわいそうです。夫は常に彼女に暴力を振り、義弟も平気で彼女を殴り、自分の息子にまで叩かれます。ただ法輪功を煉ったため、そこまでいじめられ、人間としての尊厳なんて全くありません。ですから、私は法輪功を煉る人は皆彼女みたいな人だと思っていました」と言いました。

 私は奥さんに「その方の家族は中共の偽りの宣伝に騙されたのです。法輪功は高徳な佛家大法で、修煉者に真・善・忍に従って良い人になるようにと教え、人々の道徳を高め、心身ともに健康になる素晴らしい功法です。実は、法輪大法を修煉する人の中には、社会的に高い階層の人や高学歴の人が大勢います。現在、法輪大法は世界の100以上の国と地域に広まりました」と伝えました。

 奥さんは私の説明を聞き、はっと分かったように、「なるほど。あなたを見て、法輪大法はとても素晴らしいと感じました」と笑って言いました。師父は「大法弟子は相手に良い手本を示すべきであり、正々堂々として人間のように振舞うべきです」[1] と語られました。この出来事を通じて、私はこの法理についてさらに深く悟りました。

 2、ある成功した女性が真相を理解した

 ある日、私は飛行機に乗る時、ある若い女性と隣席でした。女性の全身は高価なブランド品で、見るだけで、事業や人生で成功を手に入れたことが分かります。自分の側に来た人は皆縁のある人だと思い、彼女に大法の真相を知らせ、救われるようにしたかったのです。私は笑顔で挨拶しました。私は彼女がしているマフラーを見て、「そのマフラー、とても素敵ですね。○○のブランドですか?」と声をかけると、女性は嬉しそうに「そうです。これは限定販売品です」と説明してくれました。「なるほど、珍しくて上品ですね。とてもお似合いですよ」と褒め、「お姿を見る限り、あなたはキャリアを積んだ方で、生活の品も高いことが分かります」と親切に言いました。すると、彼女との距離が一気に縮まり、自然に会話ができました。

 私は彼女に中国のツアー団体がイギリスを旅行中に、ある中国人女性がバーバリー・オートクチュール・ファッション・ストアの店の前で子供に小便をさせた事を聞かせました。「現在、中国人の道徳水準は一日千里のように堕落していて、人間としての最低のラインまで突き破り、基本的なマナーも守りません。愛国心を口にする人も大勢いますが、我が国のイメージは世界中で破壊されています。実は、これらの現象はすべて中共の無神論による洗脳で、中国人を天地に畏敬すること知らず、天と戦い、地と戦い、そして人と戦う人間に改造したのです。中国の五千年の文明はこのように数十年の間に破壊されました。道徳基準も信仰もない民族にとって、それこそ危ない事ではないでしょうか?」と、私は言いました。

 続けて、私は偽りの「天安門焼身自殺」事件の真相や法輪大法の素晴らしさを伝えました。

 女性はずっと真剣に聞いていて、私の話に賛同してくれました。会談の中で、相手は善良な人だと感じました。私はさらに彼女に「中共はすべてお金ばっかりに追求するよう人々に教え、金のためならどんな悪事もし尽くし、少しずつ人々を危険な深淵に落としています。ぜひ中共のすべての組織から脱退しましょう。そうすれば天が中共を滅ぼす時に災難から逃れることができるのです」と言いました。すると、女性はその場で三退しました。「あなたはとても善良で、理性的な方です。必ず神と佛のご加護が得られると信じます」と言うと、女性は嬉しそうに笑いました。

 3、失恋した女の子に笑顔が現れた

 ある時、私は海外にいる娘に会うために、上海の浦東空港から出国することになりました。搭乗時間がまだ早いため、私は空港内の免税店をぶらぶらしながら、店員に大法の真相を伝えました。ちょうど一人の四川省出身の店員に伝え終わったところ、チケット代理店から私の便は3、4時間遅れると通知の電話が来ました。時間をつぶすために、私はレストランに入りました。

 レストランはすでに客でいっぱいでしたが、一人の若い女の子の向こうに席が一つ空いていました。私は歩いて行って、女の子に「この席に誰かいますか?」と尋ねると、「いません」と言ったので、私は着席しました。注文した後会計する時、持っている現金が2元不足しているため、クレジットカードで支払おうとした時、女の子が私に2元を渡しました。私はこの善良な女の子に感謝して断りました。

 待っている間に、私は女の子と世間話をしていました。女の子の話によると、失恋したため、元彼氏と一緒に来たことのある上海に来て、失った夢をとり戻しに来たと分かりました。女の子はとても悲しそうで、涙を流しながら言いました。私は静かに話を聞き、最後に、女の子を慰めました。

 私は伝統文化から話し始め、「われわれ中国人は縁を重んじます。昔から『縁があれば千里も遠しとせず会える』ということわざがありますね。私とあなたも多分縁があって、ここで一緒に座ることができたと思います」とやさしく言うと、女の子は軽くうなずきました。

 続けて、私は「人と人の縁は深いものもあれば、浅いものもあります。それは無理にして得られるものではありません。あなたと元彼氏の縁はそこまでしかないかもしれません。夫婦の縁は天から決められたもので、すべて自然に従うしかありません。自分をこのような苦しみと無気力に追い込んでも、何も助けられないし、家族にも心配をかけます。ですから、一日も早くこの暗い影から出て来てください。人生の中にはまだまだたくさんの精彩かつ素晴らしいことが、若いあなたを待っています。あなたのような優しくて情を重んじる女性には、必ず幸せな人生が訪れます。私は『善には善が報う』と信じますが、あなたは?」と聞くと、女の子は私を見てうなずきました。

 「私には信仰があり、神と佛が善良な人を加護してくださると信じます。これから私は海外にいる娘に会いに行きますが、娘も信仰のある人です。娘は一人で海外で留学していますが、母の私はぜんぜん心配していません。神佛が娘を守ってくださるからです。私たちはみな法輪大法を修煉しています。師父は私たちに道徳の高尚な人になり、世相が堕落していく現在の社会で、身を清く保ち世俗に染まらないように教えてくださいました」私の話を聞いて、女の子の表情は段々と明るくなりました。

 その話題から私は自然に大法の真相と三退の意義を伝えました。女の子は喜んで認めてくれ、三退に同意しました。最後、私は女の子に「心を込めて『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念ずると、気持ちが明るくなり、早くその暗闇の中から出ることが出来、幸せな未来に出会うことが出来ます」と言い聞かせました。私の言葉で、女の子に輝く笑顔が現れました。ちょうどその時に彼女の搭乗時間になり、彼女は嬉しそうに手を振って別れました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「ヨーロッパ法会へ」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/29/407471.html)
 
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