甘粛武威市の郭玉蓮さん(80歳)が迫害死
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 【明慧日本2020年9月7日】(甘粛省=明慧記者)2020年1月、甘粛省武威市の法輪功学習者・郭玉蓮さん(80歳女性)は凉州区裁判所で懲役1年の実刑判決(刑務所外の服役)を宣告され罰金2千元を科された。その後、絶えず司法局や鎮の司法所から嫌がらせや脅迫を受け、無実の罪を着せられたまま8月22日に亡くなった。享年80歳。

 郭玉蓮さんは武威市凉州区双城鎮徐信村に住んでいた。1998年、法輪功の修煉を始め、身心ともに恩恵を受けた。法輪功は1999年7月から中国共産党に迫害されていたため、郭玉蓮さんも不当に拘束され、労働教養や判決等の迫害を受けた。

 2000年、郭玉蓮さんが法輪功の為に北京に請願しに行ったとして不当にも連行され留置場で1ヵ月拘束され、薬物更生施設に移送され7ヵ月間拘禁されていた。その後、2001年8月、労働教養所に移送され1年間迫害された。

 2004年8月、郭玉蓮さんの自宅に武威市安全局、凉州区公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、双城鎮派出所の警官が押し入り、連行しようとしたが、郭玉蓮さんは折しも不在だった。しかし、本人の不在にも関わらず家宅捜索を行い、法輪功の書籍や法輪功への迫害の実態についての資料等を押収した。その後、郭玉蓮さんはやむを得ず流浪生活をせざるを得なかった。

 2006年12月、流浪していた郭玉蓮さんは警官に連行され、懲役4年の実刑判決を下された。その後に医療治療のため釈放されたが、2007年5月、郭玉蓮さんは再び秘密裏に連行され、蘭州刑務所に移送され迫害を受けた。

 2015年6月2日、郭玉蓮さんは電柱に法輪功に関するスローガンを貼り付けたとして派出所の警官に連行され、不当に家宅捜索をされた。

 2017年4月21日、郭玉蓮さんの自宅に双城鎮派出所の警官が不当に侵入し嫌がらせをした。4月24日、再び凉州区公安局国保と双城鎮派出所の警官が侵入し家宅捜索を行い郭玉蓮さんを派出所に連行した。当日中に解放されたものの、4月26日に郭玉蓮さんは凉州区公安局国保と双城鎮派出所の警官に再度連行され、留置場に移送された。しかし健康診断で問題が見つかったために留置場側が受け入れず、再び釈放された。

 2017年9月19日午後、凉州区検察庁の男性2人と女性2人が郭玉蓮さんの自宅を訪れ、「郭玉蓮さんが凉州区“610”弁公室によって検察庁に告訴された」と本人に伝え、2018年2月8日、検察庁が郭玉蓮さんを陥れた法的書類が凉州区裁判所に送付された。

 2019年12月23日、郭玉蓮さんは凉州区法院、検察庁、双城鎮司法所により、裁判のため自宅から双城裁判所まで連行された。

 2020年1月、郭玉蓮さんは凉州区裁判所で判決を下された(冒頭記載のとおり)。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/5/411384.html)
 
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