辺群連さん 唐山冀東刑務所で迫害され死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年8月24日】(河北省=明慧記者)河北省承徳市の法輪功学習者(以下、学習者)・辺群連さんは、唐山市冀東刑務所で迫害され危篤状態に陥り、瀕死の状態となった。辺さんは2020年8月9日に刑務所から自宅に戻されたが、わずか4日後の8月12日に死亡した。

'边群连遗照'

辺群連さん

 辺さんは、二度の不当判決を下されたことがある。まず2005年、辺さんは連行され懲役8年の実刑判決を宣告された。そして2016年に再び連行され、懲役6年の実刑判決を宣告された。二度とも唐山冀東刑務所で迫害されている。

 辺さんは1996年から法輪功を学び、道徳レベルを向上させ無病となり、体は軽くなった。1999年7月20日、中国共産党による法輪功への執拗な弾圧を受け、辺さんは北京に赴き法輪功の無実を訴えたため、不当に2カ月間拘束され強制的な洗脳を受けた。

 2005年4月18日、辺さんは承徳市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の何世金と劉明成らに連行され、不当な懲役8年の実刑判決を宣告された。そして唐山冀東刑務所に拘禁され、4人の受刑者が交替して24時間体制で迫害を加えた。

 2016年7月8日、辺さん、于大力さん、姜玉環さん、于海龍さんは承徳県で法輪功が迫害された事実を伝えていた際に連行された。辺さん、于大力さん、于海龍さんは承徳県留置場に拘禁され、姜玉環さんは市留置場に拘禁された。 辺さんは留置場で靴の裏で顔を殴られ、罵られた。

 承徳県裁判所は2016年12月20日、4人の学習者に対して不当にも開廷した。法廷で、王富裁判長は何度も弁護士の発言を中断した。弁護士はやむを得ず、退廷するという形で抗議し、発言が許されず依頼者の弁護権を行使できないことを指摘した。最終的に、裁判は延期された。

 2017年2月15日、承徳県法曹部門の関係者は、辺さんと于大力さんに懲役6年および罰金2万元、于海龍さんに懲役4年および罰金1万元、姜玉環さんに懲役3年および罰金1万元の不当な判決を下した。

 辺さんは再び唐山冀東刑務所に不当に拘禁されたが、2020年1月初旬に直腸がんと診断された。辺さんが唐山冀東刑務所で受けた迫害について調査する必要がある。

 2020年4月13日前後、辺さんは唐山市協和病院で手術を受けたが、刑務所は家族に看病させず、遠くから見ることしか許可しなかった。そして退院後、辺さんは刑務所に拘禁された。

 2020年8月9日、パトカーが先導した救急車には、管が胃に挿し込まれて骨と皮ばかり痩せ細った辺さんがいた。町内の住民委員会で、関係者らは引き渡しの手続きを済ませ、辺さんを家族に渡した。

 辺さんは高熱で、実の弟さえ分からない状態だった。家族は静かに辺さんを家に連れて帰ったが、辺さんはすでに食事が喉を通らず、直腸癌が広がっていた。

 家族とわずか4日間過ごした後、辺さんは8月12日に亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/19/410676.html)
 
関連文章