安徽省合肥市の翟亜男さん 不当に判決
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 【明慧日本2020年9月12日】安徽省合肥市の法輪功学習者・翟亜男さん(64歳女性)は、2年近く不当に拘禁され、8月24日に懲役2年6カ月、罰金3千元(約4万5千円)の不当な判決を宣告された。本人はすでに控訴した。

 翟(てき)さんは合肥市廬陽区に在住。1999年7.20以降、京九鉄道の線路に沿って24日間歩き、北京へ陳情に行ったことがある。

 2018年10月、翟さんは法輪功の資料を配布した時、蜀山区井崗派出所の警官に身柄を拘束され、同市女子留置場に拘禁された。翟さんを罪に陥れようとした案件は2回、合肥蜀山区検察庁から派出所に戻された。しかし、検察庁の李衛華と派出所の所長・李春生は翟さんを解放せず、いわゆる補充捜査をした後、2019年7月に翟さんを蜀山区裁判所に起訴した。

 今年5月26日、翟さんは合肥市蜀山区裁判所でオンラインで開廷された。弁護士は法律に基づいて理路整然と無罪を主張した。弁護士は全てのいわゆる証拠が訴えられる罪名と関連性がないこと、証拠のつながりがないこと、犯罪相手がいない、被害がない、合肥市公安局は司法鑑定の資格がないため、鑑定結果が無効になり、証拠にならないことなどを指摘した。

 全ての証人は出廷しておらず、証拠品は裁判所に引き渡されず、開廷の時、翟さんにすら見せなかったことから、これらのいわゆる証拠は無効と言える。また、検察側は「家族は翟さんが精神異常と言っていた」と訴えたが、弁護士は翟さんに「いつから法輪功を学び始めましたか? どういう理由で学び始めたのですか? 効果はどうですか?」などの質問をすると、翟さんは1ずつ正確に答えた。

 裁判所と検察側はこのような場面は予想外で、弁護士の弁護を中止させようとした。弁護士は「今話さないと、いつ話せますか?」と言った。検察側は「理性のある弁護をするように」と要求し、弁護士は「理性を持っています」と答えた。

 弁護士は「中国新聞出版総署は2011年3月1日、第50号令を発布し、1999年に発令した『新聞出版総署の規範性文書に関する第五次決定』(法輪功の書籍の出版禁止) についての撤廃を発表した」と伝え、裁判官は閉廷後、それを郵送してほしいと言った。

 裁判官の朱毅は当日判決を宣告しなかった。

 2020年8月24日、翟さんは懲役2年6カ月、罰金3千元の不当な判決を宣告された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/4/411352.html)
 
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