梁懐遠さん 迫害で危篤状態にされ 刑務所病院へ
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 【明慧日本2019年9月16日】安徽省蚌埠(ほうふ)市の法輪功学習者・梁懐遠さん(70代女性)は2016年2月、警官らに連行された。その後、実刑判決を受けた梁さんは安徽省女子刑務所に送られた。そして刑務所で残酷な迫害により、梁さんは危篤状態になり淝河病院(刑務所病院)に送られた。あれから、すでに2年近く経っている。

 しかし、梁さんの家族は梁さんと面会することを許されなかった。これまで梁さんの娘は数回も刑務所に行き、母親と面会することを要求したがすべて拒否された。そして、刑務所の警官は「いま、梁懐遠は刑務所の中にいない。面会するなら、刑務所病院に行け」と言われたので、娘は刑務所病院に行って、母親との面会を求めると、「刑務所の同意がなければ、面会はできない」と言われた。刑務所側と刑務所病院側は互いに責任逃れをしていた。娘は他の地方に住んでおり、それでも面会を何回も求めに訪れたがたが、許されなかった。娘は母親の健康状態、精神状態を知りたかった。しかし、母親が生きているか、亡くなっているかさえも教えてくれなかった。

 仕方なく、家族は弁護士を雇った。弁護士は2019年7月、刑務所に行き何度かの交渉を経て、やっと母親と数年ぶりに会えた。しかし、母の変わり果てた姿を見て、娘は大泣きした。

 梁さんは刑務所病院のベッドに横たわって動けず、話すこともできなくなっていた。娘の姿をみて、梁さんは頑張って、娘に向かって瞬(まばた)きして、挨拶を交わした。娘が泣いているのを見て、梁さんは娘を撫でようと、精一杯に腕を伸ばそうとしたが、腕を動かすことが出来ず、手が届かなかった。

 灌食のために、鼻からチューブの管を挿入されている梁さんは飲み込む機能を失い、尿道用のカテーテルもつけられていた。梁さんは物事を考えることだけはでき、目を動かすことも出来るのだが、体の他の部分の機能ほとんど失って動かせない状態であった。梁さんの症状は、神経を破壊する薬物を注射された症状によく似ていた。梁さんはしゃべれないため、どんな酷い迫害を受けたのか、分かっていないという。

 しかし、こんな状態になっている梁さんはこれらの根本的な治療をしてもらえず、ただ、チューブから流動食を与えられ、生命を維持しているだけで、数人の受刑者らに便の処理などの世話をしてもらっている状態である。どうして梁さんはこんな状態になったのか、刑務所側から何の明確な説明も全くなかった。

 その後、弁護士は梁さんの治療のための保釈申請書を刑務所側に渡した。警官は刑務所のルールに従って、結果を出すと言った。その後も、娘は数回も母親の保釈を求めたが保釈手続きを許されなかった。梁さんの拘禁期間はまだ2年余りあるが、娘は母親がそこまで生きられるだろうかと心配している。

 梁さんは安徽省女子刑務所の「老残隊」(老人や障害者)に拘禁されていた。かつて高血圧症で刑務所病院に送られた梁さんは、同じ病室の受刑者に「私は留置場にいるとき、法輪功の功法を煉ったため、パンツ一枚で椅子に縛られ、両腕を吊し上げられた。男性の警官たちに囲まれ、ジロジロと見物された。そのとき、本当に言葉で表せないほど心から侮辱を感じた」と話した。

 梁さんは中国共産党が法輪功迫害を開始してから、数回、連行され拘禁されて、家宅捜索を受けた。拘禁されている間、内容不明な薬物を注射されて意識を失ったことがあり、四十数日間起き上がれなかった。法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した梁さんは、警官にそのためまた連行された。2016年2月、梁さんは人々に法輪功の真相を伝えていたとき、警官らに連行された。同年5月に不当に開廷をされた梁さんは、実刑判決を宣告されて刑務所に収容された。

 梁さんの娘も法輪功を学んでいるという理由で、さまざまな嫌がらせや酷い迫害を加えられ、2004年に労働教養処分2年を受けた。娘は2013年、病気の父親の世話をしていたとき、再び警官らに連行され、2014年6月に懲役3年の実刑を言い渡され、安徽省宿州市女子刑務所に拘禁された。それを聞いて、ショックを受け病気が悪化した父親は、それが原因で亡くなったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/5/392303.html)
 
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