【明慧日本2018年3月16日】安徽省巣湖(そうこ)市の法輪功学習者・紀広ケイさん(61歳男性)は2017年3月18日、警官により連行され家宅捜索を受けた。その後、拘禁された紀さんは爪楊枝で指先(爪と肉の間)を刺されるなどの拷問を受け、自白を強要された。
2017年3月18日夜10時ごろ、紀さんの家に合肥市公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官4人、蕪湖路派出所の警官2人、巣湖市公安局の私服警官5人がやって来た。警官らは紀さんに簡単な質問をし、身分証明書を提示せず、その場で捜索令状を作成して、いきなり家宅捜索を始めた。
警官は家にあったパソコン3台、プリンター3台、法輪功の関連書籍三十数冊、USBメモリ、自家用車の鍵などの私物を押収した。
紀さんはその押収された物品のリストを求めたが、断られた。警官は、さらに携帯電話2台を押収した。
夜12時、紀さんは手錠をかけられたまま、巣湖市公安局まで連行された。
それから、警官は紀さんを尋問室に入れて鉄の椅子に座らせ、尋問をした。聞かれたことに答えなかった記さんは、1時間ほど立たされた。
その翌日の朝3時過ぎ、国保大隊の大隊長は紀さんを拘禁している部屋にやって来て、「指先の爪と肉の間を爪楊枝で刺せば、お前は必ず口を開くだろう」と言った。
そして、大隊長は紀さんの右手の中指に4本の爪楊枝を一斉に刺した。爪の奥まで刺された指から血が流れ出ているにもかかわらず、「お前、まだ、しゃべらんのか」と脅迫した。紀さんは口を閉じたまま、何にも言わなかった。それから、大隊長はまた、4本の爪楊枝を持って来て、右手の薬指に刺し、繰り返し、繰り返し刺したり、出したりした。紀さんはその痛みに必死に耐えた。
また、大隊長は紀さんを立たせ、ビンタを食らわしたり、拳で頭を殴ったり、指で目玉を打ったりした後、拳で紀さんの胸を猛打した。そのため、紀さんは未だに呼吸する度に胸が痛むという。さらに、紀さんは首を強く絞められたりしたので、首に傷痕が残った。
紀さんは19日の夕方6時まで尋問を受け、それは13時間22分に渡る長い自白を強要する拷問だった。警官が書いた嘘の自白が記録してあったため、紀さんはニセの記録書に署名をすることを拒否したという。
紀さんは大学を卒業後、エンジニアになった。1994年、紀さんは法輪功を学び始めて8日間で、以前、患っていた萎縮性胃炎が治り、その後も咽頭炎が完治した。紀さんは1999年7.20まで、合肥市銀河公園で多くの法輪功学習者と一緒に集団煉功をしていた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)