遼寧省の4人の法輪功学習者に不当な判決
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 【明慧日本2020年9月17日】遼寧省本渓市の法輪功学習者・トウ玉林さん、張鵬柱さん、張莉敏さん、楊麗威さんの4人は1年以上拘禁された後、2020年9月4日、トウさん、楊さんに懲役4年と罰金2万元(約31万円)、張莉敏さんに懲役3年6カ月と罰金1万5000元(約23万円)、張鵬柱さんに懲役3年2カ月と罰金1万元(約16万円)を言い渡された。

 トウさんは妻と共に2004年9月に秘密裏に9年の判決を下されたことがあり、2013年9月に9年の刑期を終えて帰宅した。現在、再度判決が下された。

トウ玉林さん夫婦と息子

 5人の法輪功学習者が連行され、胡林さんは迫害されて死亡

 2019年5月23日、トウさん、張莉敏さん、張鵬柱さん、胡さん、楊さんの5人は桓仁(かんじん)県で法輪功迫害の資料を配布した際、当局の警官ら20人あまりにより連行され、一昼夜尋問された。翌日、5人は留置場に収容された。同年6月28日、5人は不当に逮捕状が発付され、同年8月13日、桓仁県検察庁は5人を裁判所に起訴した。 

 胡林さんは法庫県留置場に移送され、懲役2年の実刑判決を下された。連行された時点から、胡さんはずっと断食をして迫害に抗議していた。身体が極めて衰弱していたにもかかわらず、法庫県留置場の関係者は裏口を利用して胡さんを瀋陽康家山刑務所に移送した。2020年2月16日、胡さんは瀋陽康家山刑務所で死亡した。

 楊麗威さんは留置場で迫害されて多臓器不全を伴う重篤な状態になり、医療のため一時釈放された。留置場側は新コロナウィルスを口実に、4カ月間他の3人の学習者の家族の面会要求を拒否した。

 桓仁裁判所は法律を無視し、家族の権益を剥奪した

 2020年8月18日午前9時、桓仁裁判所は家族と弁護士の反対を無視した上でトウさん、張莉敏さん、張鵬柱さんの3人に対してオンラインビデオで開廷した。

 当日午前9時、家族と弁護士は裁判所に行ったが、弁護士は入廷できたが、家族は入廷を拒否され、傍聴も禁止された。法廷内では、桓仁県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら数人、検察庁の公訴人及び裁判所の裁判官数人しかいなかった。

 トウさんら3人の学習者は、留置場でオンラインビデオを通して法廷審理に参与した。一時釈放された楊さんも自宅でオンラインビデオを通して法廷審理に参与した。

 裁判所側は新コロナウィルスを口実にトウさんら3人の家族の傍聴権益を剥奪した。それは法輪功学習者だけに対する制限である。法輪功学習者以外の当事者への法廷審理時、その当事者の家族の傍聴は許されていた。

 弁護士3人は入廷した後、それぞれ3つの部屋に隔離され、目の前に小さなディスプレイ画面が置かれており、オンラインで留置場と繋がっていた。公訴人が挙げたいわゆる犯行の証拠は全然見えず、最初から最後まで、学習者達が何をしたのか、何に違反したのか全然言及しなかった。いわゆる証人はオンラインビデオに出たり、裁判所に行った人はだれ一人としていなかった。しかも、証人は3人の学習者の誰にも会ったことがない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/6/411439.html)
 
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