青年弟子は時間を大切にし、師が法を正すことを手伝うべき
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月29日】私は90年代に生まれた大法弟子です。9歳から大法に入りましたが、修煉の道をしっかり歩むことができず、とても後悔しています。今日は子供の時からの修煉体験を皆さんと共有し、若い同修たちに師父が法を正すことを手助けし、三つのことを行う重要性を認識させることができれば幸いです。そうしなければ、もう間に合わなくなるかもしれません。

 母は1996年、私が5歳のときに法輪功の修煉を始めました。2歳の時から物事を覚えるようになり、子供の頃から神や佛の存在を信じる私は、いつも普通の子供ではないと思いました。幼い頃から師父に見守られ、大法と縁を結び、法を正す時期の大法弟子になるためにこの世に来ていると理解しています。小さい時から佛法を聞くことができ、本当に幸運に思います。

 1999年7.20、江沢民の嫉妬により、中国共産党(以下、中共)は法輪功学習者(以下、学習者)に対して残酷な迫害を始めました。当時まだ8歳だった私は「なぜ中共はこんなに素晴らしい功法を迫害するのか? なぜテレビで嘘のニュースを放送するのか?」と理解できませんでした。迫害は理不尽、かつ不当で、中共はマスコミを利用して噓偽りの宣伝を広め、中国人を騙していると分かり、私はCCTVの番組を見ないようにしました。「当時、もし私が子どもではなく大人だったら、絶対に躊躇なく北京に行き、たとえ命を失っても、大法の素晴らしさを伝え、師父の無実を訴える!」と、今もよく思います。

 一、恐れることなく、大法を実証する

 2006年、15歳の時、私は中学校を卒業して外国語学院に入学しました。その時から、私は本当に修煉を始め、三つのことをしっかり行っていました。新しい学期に入り、私は家からたくさんの大法の真相資料を学校に持ち込み、50人以上いるクラスの同級生全員に配り、大法の素晴らしさと法輪功迫害の実態を伝えました。

 ある同級生は私のことを担任の先生に密告しました。担任の先生はとても怒っていて、私に「法輪功を学んでいるって? それはダメだと分かっていないの? 家族の中に誰かが学んでいるの?」と尋ねました。私は恐れることなく、心の中でずっと発正念をして、正々堂々と先生に言いました。「法輪大法は人々に良い人になることを教えます。大法に対する誹謗中傷は、中共が捏造したものです」。先生は何も言わずに行きました。私は、勇敢に大法の真実を先生と同級生たちに伝えたことを誇りに思いました。

 当時、まだ10代だった私は真面目に学法をし、強い正念を持ち、名利や情による妨害もなく、修煉状態はとても良かったのです。私は学校の宿舎に住んでいました。毎晩、ルームメイトが就寝すると、私は2時間以上坐禅をしていました。ある日、坐禅をしている時、足がなくなったように感じ、しばらくすると、ベッドから浮かんでいるように感じました。『轉法輪』に書かれていた通り、まるで卵の殻に座っているようで、とても素晴らしかったです。

 師父は「大法弟子の正念は威力あるものである」[1] と語られました。最初はよく理解できませんでしたが、修煉するにつれ、私たちの正念はとても重要で、本当に効果があると分かりました。私の学校は毎週月曜日に、中共の国歌を歌い、国旗を掲げる式典を行います。ある時、私は歌えず、心の中でずっと発正念をしていました。すると、なぜか国旗は何度掲げても落ちてしまいました。結局、旗を掲げることができず、その日の式典もやめることになりました。自分の正念の力が見え、とても嬉しかったのです。それ以来、修煉者の正念は確実に邪悪を抑止する効果があると分かりました。

 もちろん、修煉の過程でたくさんの試練もあり、すべてが偶然ではありません。師父は「あなたが思っている如何に大きな魔難にしても、苦痛にしても、いずれも良いことです。それはあなたが修煉したから現れたことです」[2] と説かれました。

 その年、私の額にたくさんのニキビが出てきて、化膿する時もあり、かなりひどかったのです。私の顔を見た人は、みな病院に行くように言ってくれました。青春期の女の子の私にとって、とてもショックでした。しばらく我慢しましたが、その後、やはり常人の考えを持つようになり、漢方医を訪ね、漢方薬を服用することにしました。しかし、良くなるどころか、薬を飲んだ後、さらに悪化してしまい、睡眠薬の成分が含まれていたため、一日中眠気がして、精神状態も良くありませんでした。

 ある日、私は突然『轉法輪』の中の、師父の教えを思い出しました。「若い女性はどうしても美容に気を使い、肌の色をより白くつやのあるものにしようとしますが、実は、性命双修の功法を本当に修煉すれば、おのずとそうなりますので、手入れをする必要もないことを保証します」[3]

 私は自分を修煉者ではなく、常人と見なしていたことに気づきました。「師父が教えられた通りに行うべきだ」と決め、薬を全部処分し、毎日煉功に励みました。ある日、第二式の功法を煉っている時、額のニキビが消えたように感じました。煉功が終わって触ってみると、なんと何もありませんでした! よく見ると、額の皮膚がほかの所よりもきれいになり、とても不思議でした! その後、久々に会う人はみな「どうやって治ったの?  痕がぜんぜん残っていないね!」と感心しました。

 修煉してから、私は真・善・忍の基準で自分を律し、思いやりの心で周りの人々に接するようになり、トラブルに遇った時は内に向けて探し、心性を高めてきました。

 また、学生として、私は普段の勉強にも気を緩めませんでした。師父は「あなたが学生ならばしっかり学習をするべきで」[4] と語られました。週末になると、同級生たちはネットカフェに行ったり、ネットでゲームをして遊んだりしますが、私は土曜日と日曜日はほとんど学校で勉強をしていました。そのため、校長先生に全校大会で褒められたこともありました。

 ある時、学校で英語のスピーチコンテストを行いました。私のクラスで数人の生徒が選ばれて参加しましたが、私だけが準決勝に残りました。激しい競争の中で、私は奇跡的に決勝に出場しました。決勝当日、全校2000人以上の先生や生徒の前で少し緊張しました。しかし、講壇に立つと「大法弟子はこの世の主役だ。すべては大法のために成り立っている」と思い、自信が倍増して緊張感が一気に消えました。私は流暢な英語でスピーチを終え、外国人教師の質問に落ち着いて答えました。結果は特に気にしませんでしたが、1位が発表されたとき私の名前が呼ばれ、大きな拍手が響きました。

 その瞬間、この一等賞は、師父からの私に対する励ましだと分かりました。学校で大法の真実を伝える子供弟子へのご褒美でした。以前、クラスの生徒の前で文章を読むだけでも緊張して震えていた私ですが、今日は2000人の前でスピーチを無事に終えることができ、自分も信じられませんでした。それ以降、私はさらに明るくなり、自信がつきました。

 私の知恵を開いてくださる師父に、本当に感謝いたします!

 二、師父は私に「時間がない!」とおっしゃいました

 数年前、私はとても精進していたころ、ある日、師父が遠くから私の家の方向に歩いて来られ、私に何かを語られた夢を見ました。しかし、周りにたくさんの人がいて、とても騒がしかったためよく聞こえませんでしたが、師父が厳しい口調で「時間がない! 時間がない!」と2回重複された言葉がはっきり聞こえました。

 現実のように、はっきり見えた夢だったので、母に話すと、「これは、師父があなたに時間を大切にして修煉するよう教えてくださっているのよ」と言いました。この夢から、私は関連する師父のお言葉をたくさん思い出しました。「転んだら倒れたままにせず、早く起きなさい」[5] 、「ですから、皆さんはくれぐれも時間を無駄にしないようにすべきです。まだ終わっていない最後の時間と過程の中で、本当に自分に対して申し訳が立つように、最後のことを良く行なうべきです」 [6] 、「私が時間を延ばしたのはつまり、皆さんに時間を与え、早く取り組むようにするためです!」[7] 、「実は、皆さん自身よりもわたしは皆さんのことを大切にしているのです!」[8]

 慈悲で偉大な師父は、ずっと大法弟子たちに機会を与えてくださり、われわれが修めて向上するのを待ってくださっているのです。

 私たちと同世代の若者の中で、まだ大勢の人が救われていません。かつての子供弟子の私たちが、よく行わなかったことを示しているのではありませんか? ここで「ぜひ出て来て若者に大法の真実を伝え、大法を実証し、師父が法を正すことを手伝い、私たちの誓いを果たしましょう」と呼びかけていきましょう。そうでなければ、大審判が行われる時になると、私たちはどのように直面するのでしょうか? 本当に師父が語られた通り「圓満成就できない人は泣き崩れるしかありません! 修煉が良くできていない人はもう泣いても仕方ないと私は思います」[6] のような結果になるのでしょう。

 三、執着心を取り除き、WeChatとTiktokなど中共のアプリを外す

 2018年、明慧ネットでは、WeChat(中国版Line)をはじめ、QQなど中共のアプリをアンインストールする通知を発表しました。明慧ネットの情報は師父によって承認され、従わなければならないと思いました。

 中国国内の青年弟子はこれらのほかに、中国版の音楽や映画のアプリも外す必要があると思います。これらの中共のアプリは、人々を悪魔のような非現実的な世界に陥らせ、精力的、体力的に消耗させます。特に大法弟子にとって、大切な時間を無駄にさせ、学法に妨害が生じるので、自分を厳しく律し、師父に従わなければなりません。

 チャットを削除する時、自分が書いていた内容に多くの顕示心、歓喜心、嫉妬心などが現れていることに気づきました。アンインストールが終わると、自分の空間場がきれいになり、坐禅する時も入静することができるようになりました。それに、学法の時間も以前より多くなり、常に自分を修煉者と見なすようになりました。固く師父を信じ、法を信じることこそ、最後の修煉の道をしっかり歩むことができるのです。

 尊敬する師父が見守ってくださる中、かつての子供弟子は大法を実証する道で修め、成長してきました。われわれは師父の慈悲なる済度に応えるよう、しっかり法を学び、より高い基準で自身を律し、時間を大切にして三つのことを行い、様々な執着心と良くない考えを取り除き、大法弟子の使命を果たして、師父について本当の故郷に帰りましょう。

 師父、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇八年ニューヨーク法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [4] 李洪志師父の著作:『ヒューストン法会での説法』
 [5] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [6] 李洪志師父の著作:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」
 [7] 李洪志師父の著作:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [8] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/13/434561.html)
 
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