病業の中でも人を救うことを行い続ける
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 文/中国北京の大法弟子  

 【明慧日本2023年3月3日】最近、時々同修が病業で亡くなられたことを聞き、その度に悲しみに暮れています。 これらの病業は、元々すべてが仮相であると私は理解しています。

 師父は説法の中で「新しい学習者以外、師父は99年7月20日以降、いかなる個人修煉の関も皆さんに与えたことがありません。なぜならば、皆さんの個人修煉は全面的に衆生を救い済度し、大法を実証することに切り替えられたからです」[1]と説かれています。

 私の悟りでは、師父が私たちに「病業の関」を按排していないのであれば、その病業は仮相であり、向上するチャンスにすぎないのです。 しかし、私たちは同じ次元に長く留まっているため、旧勢力につけ込まれて魔難が大きくなり、次から次へと「破壊的」な大きな関となって、甚だしき至っては多くの同修の肉体が邪悪に奪われたのです。 病業の仮相をいかに断ち切るかについて、私には三つの体得があります。

 まず最も重要なことは、法を学び、正念を発し、真実を伝え、この三つのことができなければなりません。 法を学ぶことが自分を高める前提条件であり、内に向けて探してはじめて自分の修煉の漏れを見つけることができ、それは旧勢力が病業という仮相を作り出す口実になっているのです。 病業の仮相が現れた後、ほとんどの同修はそれが旧勢力による按排だと悟ることができますが、しかしどのように旧勢力の按排を否定するかがわからず苦労しています。

 病業の魔難の中にいる同修にとって、法を学び、正念を発するのは容易にできますが、往々にして放棄しているのが、真実を伝えることです。このことは絶対に放棄してはいけないのです。 私の体得では、たとえ体にさまざまな病業の状態が現れたとしても、しばらく家から出られないほどひどい状態であっても、必ず行うべきこと、つまり真実を伝えるプロジェクトがあるのです。 例えば、法輪功が迫害されている事実を紙幣に印刷する、紙幣を選別して印刷し、それを数えるだけでいいのです。ただ発正念を行い、法を学ぶだけでは不十分で、同修に人を救うプロジェクトに手配をしてもらうようにしなけなければなりません。 この過程で、自分に対してさらによりよく行うように求めている時、自信が付き自分を高めることができ、この病業の仮相を気づかないうちに乗り越えるかもしれません。 もちろん、そのためには、苦しみに耐えることを恐れないことです。

 師父はこのようにおっしゃいました。「迷いの中にいるから、最も苦しいわけで、この身体を持つことによって苦しみを嘗めさせられます」[2]

 師父が説かれた法理には、このような意味合いが含まれていると、私は悟りました。「この身体は苦しみをなめるためにあります。 私は労働教養所から「病気治療のために保釈」で家に帰りましたが、その時、両足の神経が損傷し、普通に歩けなくなったのです。 邪悪に絶対に妥協しない大法弟子として、帰る前の私の病業がどれほど深刻であったかを想像することができます。 しかし私はこの重い病業によって煉功を休んだことはなく、徐々に煉功動作が正しくなり、普通に歩けるようになりました。

 ある時、百キロもあるものを5階まで運ぶ必要があったとき、何も持たずに安定して歩くこともできない私が、階段の壁に体をもたせかけ、なんとか一歩一歩、百キロもあるものを一段一段と登り5階まで運びました。 身体は震え、汗と涙が止まりませんでした。 その時の私は、自分の体をコントロールできていなかったのですが、正念でこの不自由な体を導き、正常人と同じようにやるべきことやりました。

 また、ある時、バスで出かけて最後部席に座ったときのことです。 隣の人がこちらを覗いているので、私は彼に「何か用があるのですか?」と聞いてみたら、 彼は何と言ったと思いますか? 「あなたは私の足を踏んでいる!」と言ったのです。 私はあわててその人に謝りました。 下を見ると、なんと私の足がその人の足の上に乗っていて、自分では感覚がなかったのです。 こうして私は重い病業の体を励ましながら路地裏を駆け巡り、大法弟子のなすべきことをしたのです。今でも、私の足は正常の人とは違いますが、仕事には全く影響がなく、他人から見ても全くわかりません。

 第二の体得として、病業を引き起こした霊体とコンタクトをして、善解することです。善解するときは師と法を信じ、私達が円満成就できるという正念を持ち、かつ自分には怨恨の心があるかどうかを確認することです。 私の家族同修は長年、首にしこりができ、痛くはないのですが、しかし成長し続けていました。何年も前からそのしこりに対して発正念をし、病業の原因である霊体と多くコンタクトをしていましたが、あまり効果は見られず、むしろどんどん大きくなり、ピンポン玉ほどの大きさになっていました。 家族が明慧ネットで同修の文章を見つけ、その文章に師父の説法の一節を引用され、それでようやく病業の原因となる霊体とのコンタクトに成功し、善解することができました。

 師父はこのように説かれました。「つまり、次の念を発することです。『宇宙で法が正される中で、私が法を正すことを妨害しないものに対して、適切な処置を取り、未来の生命になるようにします。善解されたければ、私から離れて、私の周辺で待ってください。もし本当に私から離れる力がなければ、私を妨害するための如何なる作用もしないでください。将来私が圓満成就することができれば、皆さんのことを善解します。それらの全く良くないもの、まだ私を妨害しているものは、基準に従い、残ることができなければ、根絶されるしかありません。私があなたを消滅しなくても、宇宙の法もあなたを残しません』」[3]

 師父の説法を学んだ家族同修は、すぐわかったのですが、長い間、何度も霊体とコンタクトできなかった理由のひとつは、「将来私が圓満成就することができれば」[3]という一念を発したときに自信が持てなかったからだと分かりました。家族同修は時々、修煉の道からそれたことを思い出し、自分にはどのような執着心があるのかを探しています。 霊体にとって言えば、あなた自身が「円満成就できる」という確信がなければ、それは、あなたの言った「善解」は単なる「白紙の小切手」に過ぎません。

 その数日間に、家族同修は時間を切り詰めて法を学び、自分の怨恨の心を発見しました。家庭生活のあることを思い出して、悔しさで涙が出そうになりました。同修の協調では、ある同修はいいことを言ったが、危険なことに出会うと、そっと離れてしまったなどです。 実は、怨恨の心は嫉妬の表れでもあり、嫉妬心を持つことは、円満成就できないのです。

 数年前、地元の40代の同修が病業で亡くなり、多くの同修が彼には「怨恨の心」があると感じ、商売のパートナーと裁判になる寸前まで騒動を起こしていました。亡くなる数カ月前から、お腹が膨らんでいたそうです。 あなたにこういう心があるのであれば、その霊体はあなたが円満成就できないと考え、ならば、あなたの命を奪うことにしょう、結局、善解できなかったのです。

 家族同修はこの心を発見し、それと向き合う時、自分の心性が向上したと感じたそうです。 明慧ネットで公開されている例と合わせて、彼女は再び、首のしこりの原因となった霊体とコンタクトをとり、「いいですか、この数年、あなたは私のところに滞在しているものの、痛みを感じることはなく、このことからすれば、あなたは悪い生命に属しないと思います。 しかし、今、そのしこりがどんどん大きくなって、私のイメージに影響を与え、人を救うことに支障をきたしているのです。私は法を正す時期の大法弟子であり、将来は必ず円満成就し、かつ天穹の主となるのです。 どうか一週間以内に私の体から去ってください、そうすれば将来私はあなたに善報を与えます。 もしあなたが去ることを望むなら、私はあなたのことを明慧ネットで発表することを約束します。掲載されると、あなたは法の実証の作用に貢献をしたとみなされ、多くの功労を打ち立てたことになります。もしあなたは私への妨害を続けるのなら、宇宙の法をもってあなたを量り、あなたは悪い生命となって、残されることができず、取り除かれる生命になります。私があなたを取り除かなくても、宇宙の法があなたを取り除きます」と念を送ったそうです。

 考えもしなかったことに、この一念が奇跡を引き起こし、ちょうど八日目で、その家族同修が突然喉に何かを感じて力を入れて咳き込み、大量の膿と血を吐き出しました。 このようにして、膿と血、膿と痰、腐った肉などの汚れたものが、時々鼻や口から排出されていきました。 その後、しこりを触ってみると、もうそれほど硬くはなく、かなり小さくなっており、現在も浄化される途中にあります。

 第三の体得は、病業の魔難にいる同修は、明慧ネットの交流文章を多く読むこと、あるいは明慧ラジオを聴くことであり、これも私たちの全体の力に対する一種の信じることになります。 魔難の中にあっても、全体から離脱することなく、共に精進するのです。

 法を正すのが終わりに近づき、この世を正すことに移行しています。機縁は得難いもので、ちょっと気を緩めると過ぎ去ってしまいます。時間を大切にしなければ、やり直す機会が私たちからどんどん遠のいていきます。 人間世界の安逸は過ぎ去る雲のようなものですが、私たちが帰った後の自分の世界の衆生が、私たちの財産なのです。 私たちが共に精進し、より多くの人を救い、先史の誓いを果たしましょう!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』

 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/24/457037.html)
 
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