黒竜江省の趙慶平さんに、懲役6年を宣告
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 【明慧日本2023年8月8日】(黒竜江省=明慧記者)黒竜江省五常(ごじょうし)市の法輪功学習者・趙慶平さん(52歳女性)は、2023年4月中旬、ハルビン市阿城区裁判所に懲役6年、罰金2万元(約40万円)の不当判決を言い渡された。6月28日、趙さんは黒竜江女子刑務所に連行された。

 趙さんは、ハルビン華雨製薬集団有限公司の元従業員であり、五常市沖河鎮永豊村民富屯に在住。1997年に法輪大法を学び始めた趙さんは「真・善・忍」の教えに従ってより良い人になり、心身ともに恩恵を受けていた。

 趙さんの姑が、五常市の路上で法輪功を紹介する資料を配布していたところ、同市公安局小山子派出所の警官に目撃され、尾行されたという。趙さんの姑は普段、嫁の趙さんと同居しておらず、姑の居住地域は崇仁派出所の管轄下にある。小山子派出所の警官が崇仁派出所の警官に知らせて、彼女を尾行するよう要請した。

 2022年7月19日夜8時過ぎ、崇仁派出所の警官が、趙さんの姑を連行しようとしたところ、嫁・趙さんの家で姑を発見した。趙さんの居住地域が啓智派出所の管轄下にある。崇仁派出所の趙強所長は啓智派出所の警官と一緒に趙さんの家に押し入り、姑と嫁を連行した。警官は法輪功の書籍、デスクトップパソコン、ノートパソコン、プリンター、プレーヤー、USBメモリ、携帯電話、現金などの私物を奪った。

 翌朝、姑は解放されたが、趙さんは刑事拘留された後、ハルビン市第二留置場に連行され、監禁・迫害された。

 今回の連行の首謀者は五常市公安局小山子鎮警察署長・張斌と、警官・孫東東であり、連行に参加したのは崇仁派出所署長・趙強と啓智派出所の警官であった。

 趙さんが拘留された後、家族は権利弁護士を依頼し、2022年8月下旬、ハルビン市第二留置場で趙さんと面会した。

 2023年3月13日、趙さんはハルビン阿城区裁判所で裁判にかけられた。弁護士は、法輪功の修煉は中国では合法であること、法輪功の書籍と印刷物も合法であること、警察が不当に押収したものはすべて合法的で個人的なものであることを指摘し、理路整然とした弁護を行い、趙さんの無罪を要求した。裁判所は判決を下さなかった。

 2023年4月中旬、ハルビン市阿城区裁判所に不当判決を宣告された趙さんは、ハルビン市地方裁判所に控訴したが、原判決を維持された。
 
 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/4/463776.html)
 
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