ベルリン州議会議員 学習者の釈放を求める書簡を再度送付
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 【明慧2023年9月14日】ドイツ・ベルリン州議会議員で、ドイツのための選択肢(AfD)党福代表のロナルド・グレーザー氏は8月31日、中国山東省日照市党委員会の新任書記・李在武に書簡を送り、強制連行され拘束された法輪功学習者の即時・無条件釈放を求めた。

 明慧ネットの報道によると、第24回世界法輪大法デーの前夜5月12日、日照市公安局、五蓮県公安局および関連の郷鎮(県級市の末端自治区のこと)の公安局、政法委員会のメンバーは、丁元徳・馬瑞梅夫妻を含む法輪功学習者約70人を強制連行し、拘束した。

 その後、同議員は、ドイツのベルリンで開かれた5.13世界法輪大法デーを祝う式典で、中国共産党(以下、中共)が法輪功学習者に対する迫害を続けていることを強く非難した。

'图1:德国柏林州议员、选项党(AfD)党团副主席罗纳德·格莱瑟(Ronald Gläser)来到集会现场,谴责中共的迫害。'

式典で中共の法輪功迫害を強く非難するロナルド・グレーザー議員

 世界法輪大法デーを祝う式典の直後、同議員は中国駐ドイツ大使・呉恳にも書簡を送り、中共当局に対し、不当に拘束されている法輪功学習者を即時・無条件で釈放するよう要請した。

 8月31日付の書簡で、同議員はこのように述べている。「山東省日照市で迫害されている法輪功学習者に憂慮を表明する。 情報筋からの情報によると、あなたの前任者・張惠氏、日照市党委員会書記・李剛氏、日照市五蓮県公安局長・厲江氏は、約70人の法輪功学習者を強制連行し、拘束した直接の責任者である」

'图3:德国法轮功学员制作的营救传单,扫描二维码,即可致信中共驻德国大使吴恳和日照市新任市委书记李在武'

ベルリン州議会議員ロナルド・グレーザー氏より、山東省日照市党委員会の新任書記・李在武に送った書簡のコピー

 同議員は書簡で、「特に、私は法輪功学習者の丁元徳と馬瑞梅夫妻の生命の安否を非常に心配している」とも述べた。

 2023年6月13日以来、丁さんは日照市留置場に不当に拘留されている。6月14日、日照市国家安全保衛部門の警官2人が丁さんの自宅を訪れ、丁さん夫妻を救出するために海外で救出活動が行われていることに対して、丁さんの妻・馬瑞梅さんを脅迫した。警官らは馬さんに対し、夫の丁さんは実刑判決を受けることになる、救出活動には日照市の前市党書記・張惠への海外からの抗議書簡が含まれると告げた。そして7月20日、日照市東港区公安局は丁さんの正式な逮捕状を発付したと言った。

'图2:罗纳德·格莱瑟(Ronald Gläser)议员致信日照市新任市委书记李在武信件副本'

ドイツの法輪功学習者が作成した救援チラシ。QRコードをスキャンすれば、グレーザー議員より駐ドイツ大使の呉恳と日照市新任党書記の李在武あてに送った書簡を見ることができる

 同議員は書簡で、「中共が法輪功を迫害し続けていることは、中国の憲法に規定されている信仰の自由と信教の自由という基本的権利に対する重大な侵害であり、いかなる法的根拠もない」と強調した。

 同氏は、日照市当局に対して、直ちに丁さんを無条件で釈放し、法輪功学習者夫妻への迫害を直ちに停止し、2人がドイツにいる息子とともに過ごすための旅券(パスポート)を発給するよう強く求めた。

 最後にグレイザー議員は、この案件の進展を密接に注視していくと述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/9/465134.html)
 
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