ウクライナ・キーウで2023年法輪大法修煉体験交流会を開催
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 【明慧日本2023年10月10日】2023年ウクライナ法輪大法体験交流会が9月24日、首都キーウで開催された。ウクライナで法輪大法の法会が開催されるのは2年ぶりである。2022年の法会はロシアとウクライナの戦争のため、中止となった。

 キーウ、ドニエプル、ハリコフ、ヴィニツァ、チェルボノグラード、サンビル、コノトップ、ネティシンなど、多くの都市の学習者が参加した。戦争が続いているため、多くの学習者はキーウに行くことができず、ビデオ通話の形で法会に参加した。

 神聖で厳粛な法会の中で、12人の学習者が戦乱中の自らの修煉の道のり、およびこの特殊な時期において法を正す師に手伝い、衆生を救う感動的なエピソードについて語った。

'图1:二零二三年九月二十四日,乌克兰学员在首都基辅召开法轮大法修炼心得交流会。图为与会学员合影。'

2023年9月24日、ウクライナの学習者は首都キーウで法輪大法修煉体験交流会を開催

'图2~4:学员在法会上发言'

法会で発言している学習者たち

 精進の状態を保ち、大法のプロジェクトをやり続ける

 キーウに住むタチアナさんは、幼い頃から法輪大法を修煉し始めて、20数年続けてきた。戦争が始まってから、首都は爆撃を受け続けた。しかし、彼女は怠ることなく、毎日夫と一緒に資料を配りに出かけ、昼休みには中庭で煉功し続けてきた。

 タチアナさんは、法輪大法が人々を危機から救うことができると悟り、衆生を救うためには内心の恐れを克服しなければならないと考えた。彼女は家族とともに三つのことに励み、困難で危険的な状況下でも落ち込むことはなかった。不思議なことに、それらの恐ろしいことに影響されるどころか、日々の家事を平時よりもより効率よくこなすことができたという。

 タチアナさんは師父の慈悲なるご加護に感謝し、この業力がうねりを打つ末後において、師父がまだ善の念がある衆生を救われる機会を与えて下さっていることにも感謝しているという。

 戦火の中で子供弟子を育て、家庭を守る

 ナタリアさんもキーウの出身で、戦争が始まったとき妊娠4カ月だった。戦火の中、彼女はひどい妊娠中毒症を起こし、胎内にいる子供の健康をとても心配したという。

 戦争が最も激しかったある日、彼女と夫は防空壕として使われていた地下鉄に隠れなければならず、そこから勝手に出ることもできなかった。1日半の間、彼女は妊娠中毒症が悪化し、座布団に座って発正念をするしかなかった。彼女の夫は『轉法輪』を読んだり、周りの人々に大法の資料を配ったりした。

 恐怖と不安の中、ナタリアさんは修煉に励み、心の平穏を保とうとした。彼女は、人にはそれぞれの運命があり、胎内の子供は小弟子であり、自分がベストを尽くして子供を守ることさえすればよいと考えた。そこで、彼女は恐怖心を取り除き、赤ちゃんの健康や流産を心配するのをやめた。

 男性は出国を禁じられているため、彼女の夫はナタリアさんだけをウクライナから脱出させようとした。しかし、ナタリアさんは夫と赤ん坊と一緒にいればエネルギーも正念もより強くなると考えて、残ることにした。

 ナタリアさんはやがて元気な女の子を出産した。娘はまもなく1歳になる。一家はキーウのグループ学法に定期的に参加している。子供はとてもいい子で、大法弟子と一緒にいるのが好きで、師父の説法ビデオを観るのも大好きで、ビデオに師父が映るといつも喜んで拍手をするという。

 戦争の混乱の中で執着心を取り除く

 キーウから来たユージンさんと妻のディナラさんは、この2年間の修煉体験を共有した。

 夫のユージンさんはまず、戦争が始まる前に病業を乗り越え、修煉に励むようになった経験を分かち合った。法輪功学習者が運営するメディア会社で働いている彼は、戦争が勃発した後、キーウの現況を撮影し、生の情報を取材することを任された。内気な性格を克服してビデオ撮影に成功したユージンさんの報道は、ネット上で多くの視聴者を獲得した。この経験から、ユージンさんはすべての法輪功学習者は一体であり、同じ目標に向けて努力しているのだと実感した。

 度重なる停電で仕事に影響が出たとき、ユージンさんは内に向けて探し、自分がニュースや政治、戦争に執着していることに気づいた。これらの執着を取り除くと、状況は正常に戻った。

 戦争が始まったとき、ユージンさんの妻であるディナラさんは師父に保護を求めた直後、すぐに全身に強いエネルギーが流れているのを感じ、それが15分間続いた。彼女は師父がすぐにそばにおられ、何も心配する必要はないと悟った。しかし、砲撃が続くと、彼女には頻脈の虚像が現れた。それが何日も続き、彼女は疲れ果ててしまった。

 彼女は恐怖心を取り除くべきだと気づき、努力によって恐怖心を取り除いた直後、体も正常に戻った。戦争が始まる前、彼女はすでに何人かの友達に法輪大法のことを話した。その結果、戦火の中で彼らはみな無事で、経済的な損失もなかった。

 難民を受け入れ、慈悲の心を修める

 ベルジャンスク出身のニーナさんは、ビデオ通話で自らの修煉体験を共有した。彼女は、激しい砲撃を受けたマリウポリから85キロ離れた場所に住んでいる。彼女は10人以上の難民を自宅で受け入れ、それが優しさと慈悲を修める良い機会であったと語った。

 家を清潔に保ち、整理整頓が好きなニーナさんは、みなと接する中で自分の私心に気づき、それを取り除いたという。それができたのは、自分が法輪功学習者であると思ったからだ。彼女は、家に子犬がいることを容認し、その犬が浴槽で風呂に入ることさえ許した。彼女が子犬に慣れた直後、もっと大きな犬が来た。彼女はもっと心性を高める必要があると認識した。

 こうした経験から、ニーナさんは利己心、不平不満、憤り、貪欲を取り除くことができた。彼女は慈悲心をもって皆に接し、家は助け合う雰囲気に包まれた。ニーナさんは難民たちに法輪大法のことを話し、ある少女に『轉法輪』を渡した。少女は本をぎゅっと胸に抱いた。

 トラウマの影から抜け出す

 オデッサ出身のオレナさんは、ビデオ通話を通じて自分の体験を共有した。彼女は3週間の深刻な精神的苦痛を経験し、立ち直れなかった。戦争による死は彼女に大きな精神的負担を与え、彼女は極度の苦痛に陥った。

 当初、オレナさんはこの苦痛は亡くなった人たちへの同情によるものだと考えていた。後に、彼女は同情心は人間の情によるもので、自分を傷つけ、自身の修煉にも影響を及ぼしていることに気づいた。学法および同修との交流を通じて、オレナさんはついに苦境から抜け出すことができた。

 異国の地で修煉し、共産主義の要素を取り除く

 オデッサ出身のもう1人の学習者であるスヴェトラーナさんは、戦争勃発後に家族とともにドイツに行った。迎えに来たドイツの学習者は、彼女一家を空港から直接、神韻公演会場に連れて行った。スヴェトラーナさんは、公演期間中に警備員として働く機会も得た。

 新しい国と環境で生活する中で、スヴェトラーナさんはどう修煉すべきかが分かり、ドイツ人の心理状態も分かったという。また、彼女は孫との意思疎通を改善し、共産主義的な思考要素を取り除いた。さらに彼女は、ドイツ人はむやみに子供に体罰を加えたり叱ったりするのではなく、常に辛抱強く子供と会話を交わすことを知った。スヴェトラーナさんは、新しい環境は自分の修煉における向上にとても役立ったと述べた。

 学習者が法会に参加した感想を語る

 法会は円満な成功を収めた。学習者は、法会での一つ一つの発表を聞く度に自分自身と比較し、比して学ぶ貴重な機会であり、とても有益であったと話した。

 1998年に法輪大法を修煉し始めたヴィーンヌィツャ出身のイゴールさんは、同修たちが共有した体験はまさに、国が混乱に直面している中、自分が必要としているものだと語った。「私たちは長い間会っていませんでした。法輪功学習者が修煉経験を分かち合うことは、互いに啓発し合うプロセスであり、法会を開くのはとても必要なことです。どの同修の体験も私にとって有益であり、自分の不足に気づかせてくれました。何人かの同修は、私の法会で発表は彼らにとっても役に立ったと言ってくれました」

 ネティツィン出身のリュドミラさんは、師父の新経文から大きな啓発を受けたと言った。彼女は今回の法会を通じて修煉における推進力を得たという。

 「師父の新経文を読み、同修たちの交流を聞いてから、私は多くのプロジェクトの仕事をしてきましたが、自分をもっとよく修めることがとても重要だと気づきました。そうして初めて、(自分の大法および今の迫害に対する認識を高めることができ)、結果も良くなります」

 2007年に法輪大法を修煉し始めたドニエプル出身のヴァレンティーナさんは、今回の法会に参加したことで、世俗の誘惑に抵抗しつつ、よりよく修煉していこうと励まされたと言った。

 「日常生活では、どうしても常に社会と接しなければなりません。この大きな染物がめは絶えず私を汚染していて、友人と付き合う中で心配になりました。法会は私に大きな衝撃を与え、私を修煉の状態に戻らせてくれました」

 彼女はまた、学習者の多くは戦時中でも修煉に励んでいて、彼らと一緒にいることは貴重な機会であると述べた。「今回(法会)は私に原動力を与えてくれました。法会だけでなく、私は道中、旅館にいるときも皆さんと交流し、とても勉強になりました」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/4/466749.html)
 
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