山東省の丁元徳さん、懲役3年を宣告され控訴するも敗訴
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 【明慧日本2024年4月29日】山東省日照市在住の法輪功学習者・丁元徳さん(男性)は、法輪功の教えを堅持したとして、2023年12月15日、五蓮県裁判所に懲役3年の不当判決と、1万5000元(約32万円)の罰金を言い渡された。丁さんは控訴したが、2024年1月29日に、日照市中級裁判所に懲役3年の不当判決を維持する判決を下された。(法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている)。丁さんの母親(82)は、この判決を知ったあと非常にショックを受け、旧正月の5日前、2024年2月5日に亡くなった。丁さんの妻・馬瑞梅さんも法輪功学習者(以下、学習者)であり、現在厳重な監視下に置かれている。

 事件の詳細

 2023年5月12日午前5時ごろ、丁さん夫妻が住んでいる村の党書記は10数人の警官を率いて、茶畑で作業していた丁さん夫妻を連行した。彼らは丁さん夫妻の携帯電話を押収し、丁さんの携帯電話の電源を切った。その後、警官は午前10時まで丁さん夫妻の家を家宅捜索し、法輪功の書籍や情報資料の多くを押収した。さらに、丁さん夫妻は東港区公安局に連行された。

 5月24日、馬さんは保釈されたが、丁さんは拘留されたままだ。 

 6月13日、丁さんは日照市拘置所に移送され、7月20日に正式な逮捕状を発布された。

 学習者でもあるドイツ在住の丁さんの息子は、両親の不当連行を知り、両親の釈放を求める支援を国際社会に呼びかけた。いくつかの団体は、当時日照市党書記だった張輝に書簡を送り、夫妻や拘束されている他の法輪功学習者を釈放するよう求めた。6月14日、2人の警官が馬さんに、海外で救出活動をしている息子を早く止めさせないと、息子を刑務所に入れると脅迫した。

 11月28日、丁さんに対する裁判は五蓮県裁判所で行われ、12月15日、丁さんは懲役3年の不当判決と1万5000元の罰金を言い渡された。五蓮県検察庁と五蓮県裁判所は、山東省高級裁判所に山東省のすべての法輪功事件を処理するよう指定されている。

 その後、丁さんは控訴したが、日照市中級裁判所は、公聴会を開催せずに2024年1月29日に丁さんの原判決を維持する判決を下した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/8/474003.html)
 
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