武漢市の謝明光さん 利川市裁判所に懲役3年の判決を下される
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 【明慧日本2024年10月22日】湖北省武漢市の法輪功学習者・謝明光さん(64歳男性)は、今年2月8日、利川市(湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州に位置する県級市)で連行された。8月22日、利川市裁判所は謝さんに対して不当な裁判を行った。10月16日、謝さんの家族は裁判所から謝さんに対する「判決書」を受け取った。謝さんは懲役3年の判決を下された。

 謝さんは武漢市礄口区に在住で、以前、列車の運転手をしていたが、会社を休職した。その後、武漢市天府食品有限公司の総経理担当になった謝さんの会社の経営は好調で、会社が生産した製品は、第4回中国食品博覧会の「有名ブランド製品」を獲得し、2000年に湖北省消費者協会の推薦製品を受賞し、消費者から好評を得ていた。謝さんは2001年7月に法輪功を学び始め、「真・善・忍」の基準に従って心を修め、社会で身についた悪習慣をすべて改め、短気な性格が変わり、寛容になった。法輪功を学んで3カ月の2001年10月2日、中共による法輪功迫害の事実を人に伝えた謝さんは、武漢市公安局の警官に連行された。その後、懲役3年の判決を言い渡され、湖北省の琴断口刑務所で拷問を受けた。謝さんの会社は倒産に追い込まれ、従業員も解散させられ、直接的・間接的な経済損失は莫大なものになった。

 連行される

 今年2月8日、利川市に臨時に住んでいた謝さんは、外出して法輪功迫害の事実と、法輪功の素晴らしさを人々に伝えたが、当局による法輪功についての嘘偽りの宣伝に騙された人に尾行され通報された。当日の夜午後7時頃、マンションの管理者を装った7、8人の私服警官が謝さんの家のドアをノックした。謝さんがドアを開けた後、警官らは入ってすぐに家宅捜索を行い、最終的に大量の私財を押収し、謝さんを連行した。

 翌日の2月9日(大晦日)、利川市公安局は謝さんの妻に電話をかけ、謝さんのことを「15日間勾留する。2月24日に帰宅できる」と告げたが嘘だった。

 濡れ衣を着せられる

 2月23日になって、利川市公安局の警官は謝さんの妻を拘置所に呼び出し、書面に署名するよう要求した。その後、謝さんは利川市留置場に移送され、刑事拘留された。

 それから、利川市公安局は謝さんに濡れ衣を着せるために証拠を集めようとした。この案件を担当したのは東城派出所の冉姓の警官(男性、30代)であった。

 5月のはじめ、利川市公安局は謝さんの案件を同市検察庁に送検した。胡家柳という検察官は、捜査段階で公安当局が行ったすべての違法行為を無視し、謝さんを起訴する決定を下した。

 不当判決を受ける

 8月22日、濡れ衣を着せられた謝さんが、利川市裁判所に裁判にかけられた。法廷で家族と弁護士は法律に基づき、「法輪功を学ぶことは中国では合法であり、法輪功の書籍を所持することも中国では合法である」と、その場にいる人々に訴えた。しかし、裁判長・ゴン秀娟は、国家の法律を無視し、2カ月後に、謝さんに3年の判決を下した。

 利川市公安局の警官が不法手段として、民家に侵入し、謝さんを連行したことは、謝さんの妻、子供、友人、親戚に大きなダメージを与えたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/19/484025.html)
 
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