文/古金、天平
【明慧日本2025年2月23日】師父は『二〇〇三年元宵節での説法』の中で、「私は下りてくる前に旧勢力がこの全てを按排すると知っていました。旧勢力の按排から私が欲しいものを選択しました。しかし、多くの根本的なことを旧勢力は変えることができないのです。このように決まったことであっても、今回法を正すことが始まってから、旧勢力はやはり先史に既に決まったことの八十パーセントを変えました」とおっしゃっています。
筆者の理解:宇宙の旧勢力が手配した、法輪功に対する海外での迫害の激化は、予定通りに起こり、それは群れなす邪悪な存在が全力を尽くした大きな劫難でした。それに比べ、現在多くの人は最低限の基準で対応し、やり過ごそうとし、怠慢に陥っています。魔がどのように人を害そうとしているのかを知らず、何が試されているのかも分かっておらず、自分は合格できると思っていますが、実際には基準に達していないのです。
一、星象もこの決戦の危険さを示している
もしあなたが今なお修煉せず、偽って修煉し、あまり真剣に修煉していないならば、また、この戦いの厳しさをまだ認識していないならば、一緒に星象の表れを見てみるのもよいでしょう。そこから少しでも浅い層の啓発を得られるかもしれません。
星象から見ると、1966年8月18日に水星が鬼宿(きしゅく)に入る天象が現れました。その日、毛沢東は若く無知な「紅衛兵小将」と初めて会見し、「四旧を打破する」と宣言しました。これは佛教、道教、キリスト教、カトリックなどすべての宗教や儒家の礼教道徳を破壊するものであり、「滅佛」と総称されました。そして、文化大革命におけるさまざまな迫害を頂点へと推し進めました。続く10年間の大災厄により、中国の経済、文化、社会治安はほぼ崩壊し、1億人が迫害を受け、中国の半数の家庭が影響を受け、2,000万人が非合法な死を遂げました。
2024年11月25日、火星が鬼宿四星宮に入ります。この時、鬼宿宮の群れなす邪悪な存在が再び形成され、これは国を滅ぼし民を害した「無産階級文化大革命」の発生時の星象と極めて似ています。この日、 張という人(以下「張某」)が法輪功創始者・李洪志師父を告発し、母校を告発し、自分の師をも告発しました。さらには、彼女の成長のために多大な資金と心血を注ぎ、彼女を育て上げた神韻芸術団をも誹謗しました。これらは、1966年に中国共産党が引き起こした「無産階級文化大革命」の運動の中で、学生が自分の師を引きずり出し、暴力を振るった出来事を想起せざるを得ません。
人が悪魔の道に進めば、必ず世を乱す役割を果たすことになります。
さらに、火星は水星よりも凶悪であるため、2024~2025年の「火星守鬼」「水星守尾・守心」は、1966年の「水星守鬼」よりもはるかに危険な天象となるのです。
1966年、水星が鬼宿に入ったその日に、中共は佛教の抹消を宣言し、中国を大災厄へと追いやり、経済、文化、社会生活はほぼ崩壊した |
以下は、李淳風(唐の時代の天文学者)の『乙巳占』における、これらの天象の象徴的な意味をまとめたものです。
表1:2024~2025年 大凶天象の一覧表
天象 | 『乙巳占』の内容 | 対応している今の時代 |
火星順行鬼宿に入る
順行 鬼宿を守る |
天下の大疫病 | 的中。今年、中国全土を襲ったインフルエンザA(H1N1)の流行は、実際には新型コロナであり(特徴は白肺)、当局は新型コロナの検査を許可せず、適切な治療も行わない。 |
賊、大人のそばにあり | 天子のそばに佞臣がいて、彼を扇動し、直接法輪功の迫害を指示させ、滅佛という重大な罪を犯させた。 | |
鬼宿 | 中共権力の最高殿堂、歴史がすでに証明している。 | |
水星 順行 尾宿を守る | 尾宿、燕の分野 | 尾宿は北京に対応し、今回の邪悪な乱れの根源は北京にある。 |
天下の大水、江河が決壊して溢れ出す | 洪水は現在実現している。旧勢力の手配による洪水はすでにかなり小さくなっており、もともとは江南を襲う予定だった。 | |
水星 逆行 心宿を守る | 山河が大崩壊し、水が溢れ滂滂(ほうほう)となる | |
時には盗賊が多く、人民は互いに憎しみ合う | お金を騙し取ったり、人を誘拐したりすることが多く、人々は互いに信頼し合わない。 | |
水星が心宿を守る | 天罰星が天子の宮に入る | |
天下大敗し、主の姓が変わる | 中国の天下の敗北の象徴はすべて現任の中共党魁に帰され、大臣が主君を殺し、代わりにその座を取ることになった。天下は大乱に陥った。(なぜこの天罰が下されたのか? 佞臣(へつらう臣下)を信じて、直接法輪功の迫害を指示し、滅佛という大罪を犯したからである) | |
大臣が主を討つ | ||
王者が現れ、内賊が乱れる | ||
臣下に天子の位を易(か)える謀を持つ者あり | ||
皇族または権力を持つ大臣が勢力を得る | 権力を狙う紅い貴族の家族が勢力を得る |
表2:中共による海外での法輪功迫害計画の目標角度の解析
方向 | 予測判断 | 方法 | |
最高目標 | 法輪功に罪を着せ、訴訟を次々と拡大し、アメリカによる法輪功の禁止を狙う。 | 根本的に不可能だが、この名目によって迫害と権勢を維持し、金を騙し取って私腹を肥やすことができる。 | 金を使ってあらゆる関係者を買収し、長年かけて運営・支配してきた海外の偽ニュースメディアや、大量に新設した海外のセルフメディア(TikTok、YouTubeなど占領可能なあらゆるプラットフォーム)を活用し、毎日直接アメリカの一般市民に嘘を吹き込み、偽ニュースを発信する。とにかく、あらゆる機会とプラットフォームを利用してアメリカの世論市場に浸透し、支配しようとしている。 |
中間の目標 | たとえ一つの告発が成立したとしても、たとえ一時的に成立したとしても、それを利用して勢いをつけ、嘘を強化し、拡散させることができる。 | 成立する可能性がある。例えば、トランプ氏に対する裁判でも、ある法廷では無罪判決が出る一方、別の法廷では有罪判決が下されるが執行されないことがある。それによって汚名を着せ、引き続き民衆を欺く役割を果たす。 | |
初級目標 | 罪名はすべて成立しないが、裁判所が原告への賠償を命じる場合もある。それを利用して勢いをつけ、嘘を強化し、拡散させることができる。 | 可能性はあるし、前例もある。アメリカの法制度は共産主義勢力に浸透されており、一部の弁護士が法律の抜け穴を突き、世論を扇動することができる。 | |
最低の目標 | 裁判に全敗しても、偽ニュースを作り続けて欺き、嘘を強化する。 | 必然のことだ。中共は常にこのようにしており、中国人の反米感情を育てることに成功している。 |
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(続く)