【伝統文化】過ちを改めたら、金のランプが再び現れた
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 【明慧日本2025年4月6日】明の時代に唐皋(とうこう)という学者がいました。彼が若い時、自分が書いた文章を持って郡司に会いに行きました。そのとき郡司は、唐皋の前に金を装飾したランプが輝いているのが見えたのですが、唐皋自身はそれが見えず知らなかったのです。このことで、郡司は唐皋をとても尊敬しますが、ランプのことは伝えませんでした。

 ある日、唐皋がまた郡司を訪れましたが、彼の前に金のランプはありませんでした。郡司は驚いて「最近、何かありましたか?」と聞きました。唐皋は先日、借金をした男に出会ったことを思い出しました。男は借金を返済するために妻を売りたいと言い、金一枚を払うので唐皋に売買契約書を代筆してほしいと言いました。唐皋は金を受け取り、代筆しました。

 郡司はすぐに金一枚を取り出し、「これを男に返して、契約書を取り戻して破りなさい」と唐皋に指示しました。唐皋は指示に従い、契約書を破棄しました。そして、郡司にお礼を言った時、金のランプが再び現れたのです。

 郡司はとても喜び、唐皋にランプのことを伝えました。その後、唐皋は46歳の時に科挙試験で首席の成績を収め、「状元(じょうげん)」という最高栄誉の称号をもらいました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2015/8/29/313219.html
 
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