【明慧日本2009年10月25日】サタン（補足：サタンとは魔界の支配者であり、悪魔を統率する王のこと）が大会を召集し、悪い行いをした天使たちに会議を開いた。サタンは次のように言った。「我々は、良い人に『転法輪』を学ばせないことはできない。真相を知られないようにすることも無理だ。さらに、良い人に生活の中で道徳観念を捨てさせることもできず、彼らが世の人に法輪功の真相を伝えないようにするのも無理だ。しかし、彼らに統一した全体を形成させないことはできる。師父の法を信じさせないこともできる。もし、我々は彼らの法に対する揺ぎない信念を動じさせれば、善のエネルギーを攻撃することができる。これは私がおまえ達のような悪くなった天使に要求することだ！　彼らが『転法輪』を読むのを妨害するのだ。彼らが固く守ってきた宇宙大法とのつながりを壊すのだ。彼らを常人の生活の中に突き落とすのだ。彼らに一時期豊かな生活をさせ、彼らの時間を奪うのだ。そして、彼らの誓いを失わせ、この上なく奥深い経文を学ぶことができないように、宇宙大法との関係を失わせるのだ」 　

　「私たちはどうすればいいですか」。邪悪な奴隷たちは叫んだ。 　

　サタンは「やるべきではない事で忙しくさせるのだ！」と答えた。 　

　「彼らに時間を浪費するよう誘惑し、貯めたお金より多くのお金を使わせるのだ。毎日11、12時間働かせ、彼らに夫、妻、子供にもっとたくさんの時間を費やすようにするのだ。そして、彼らをより高尚にさせ、より良くすることのできる人と接触させないようにするのだ。彼らの家庭を分裂させろ」とサタンは言った。

　「もう一つ、おまえたち悪くなった天使がやるべきことがある。彼らの思想を拡大し、刺激するのだ。彼らに師父の呼びかけが聞こえないようにする、ましてわずかな声でもだ！　車を運転するときラジオやカセットテープを聞くよう誘惑し、彼らに一日中ビデオ、DVD、パソコンを見るよう誘惑するのだ。彼らを忙しくさせ、心の正念を無くせ！」とサタンは言った。 　

　「他に全ての店やレストランで下劣な音楽を流し、すべての雑誌と新聞に良くないニュースと事実を拡張した文章、露出度の高い広告を載せ、いつでもどこでも目に入るようにするのだ。いたるところにギャンブルする場所を増やし、人々にお金を浪費させ、生活を困らせろ」とサタンは言った。 　

　サタンの手下の悪い天使たちはうなずいて同意し、さらに「私たちは直ちにこれらの事を開始します」と叫んだ。 　

　悪い天使たちの後ろに、少し大きな天使がいて、サタンの言ったことを疑い考え直した結果、「間違っている、サタンが言った悪いことはしたくない」と思い、ここから抜けるとサタンに要求した。サタンはその天使を殺そうとしたが、天の上から雷のような声がサタンを止めた。 　

　「サタン、おまえの負けだ！　おまえの奴隷の中で、正しい天使が一人でもいれば、高次元の生命は世界を救うことができるのだ」という声が聞こえた。そして、その天使は美しい虹を渡り、天国へ昇った。