遼寧省:法輪功修煉者一家が受けた迫害事実
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 【明慧日本2012年10月18日】遼寧省新民市に在住の法輪功修煉者・曹広富、趙敏さん(曹さんの妻)、曹陽さん(曹さんの息子、35歳)一家3人は、法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局が1999年7.20に法輪功への迫害を開始してから、洗脳や拘禁、拷問などを受け、繰り返し迫害された。

曹阳曹阳、惠丽綦合影

    曹陽さん                          曹陽さんと妻

曹阳、惠丽綦和父亲曹广富及母亲赵敏的合影

曹陽さん一家

 曹さん一家は、法輪功を修煉してから、「真・善・忍」に従って己を律し、周りの人とよい関係を築き、幸せな日々を過ごしていた。曹さん夫婦は病院に勤務しており、仕事を熱心にやり遂げ、患者や同僚から高い評価を得ていた。曹陽さんは1998年に大連外国語学院に進学し、大学生の曹陽さんはいつも、年配の人から礼儀正しい好青年だと褒められていた。

 1999年10月、曹陽さんは法輪功への迫害停止を求めるため、北京に行った。しかし、曹陽さんは北京で警官に連行され、遼寧省北京駐在局の14階に拘禁された。その翌月、一家3人は再び北京の陳情弁公室へ行き、法輪功の無実を訴えたが、3人とも遼寧省新民市北京駐在処に拘禁された。その後、一家3人は地元に送還され、市の第2病院の病室に拘禁された。室内はベッドや布団もなく、わらの敷物1枚と便器のようなもの一つしか置いてなかった。3人は病室に7日間拘禁され、5000元をゆすり取られて釈放された。

 2001年5月2日、瀋陽鉄西軽工派出所の警官数人は、曹さんの自宅に押し入り、パソコンやプリンタなど、大量の私物を没収して3人を連行し、拘禁した。曹陽さんと父親は吊るし上げられ、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの拷問を受けながら、警官に「お前らが死ねば、自殺とする」と言われた。

 その後、曹陽さんと父親は瀋陽市鉄西区留置場に移送され、母親は瀋陽市留置場に移送された。その2カ月後、母親は2年の労働教養処分を科され、瀋陽市竜山教養所に収容された。教養所で母親は一日、長時間にわたって重労働を強いられ、転向を強いられたが、母親は転向しなかったため、しゃがむ姿勢で立たされ、8日間睡眠を許されなかった。

 父親も1年6カ月の労働教養処分を言い渡され、張士教養所に収容された。父親は教養所で2カ月間、十分の食事を食べられず、トイレに行かされず、話すことも許されなかった。

 曹陽さんは引き続き、鉄西区留置場で1年以上拘禁され、2002年7月に懲役7年の不当判決を言い渡されて遼陽灯塔鏵子刑務所に収容され、一日10数時間の重労働を科された。刑務所で曹陽さんはほかの人に法輪功の書籍を見せたため、1平方メートルしかない独房に入れられ、3カ月間足かせをつけられ、6カ月間拘禁された。その後、曹陽さんは刑期を3年延長され、大連市南関嶺刑務所に移送された。曹陽さんは2010年1月7日に釈放されたという。

 母親の趙さんは2008年4月11日、列車に乗るとき、周りの人に法輪功が迫害されている事実を伝えたため、警官に鉄道の公安処に連行され、所持していた法輪功のDVD、MP5を2台、お金などを没収された。その後、鉄道留置場に1カ月間拘禁されて1年の労働教養処分を下され、労働教養所に移送された。

 2010年10月、曹陽さんは法輪功修煉者である麗綦さんと結婚し、2011年11月に娘が生まれた。曹陽さんは瀋陽市の雄獅現代美術学校に講師として勤め、妻は家で家事や子供の世話をし、幸せな生活を送っていた。

 しかし、今年8月28日、瀋陽市国保(国家安全保衛)大隊の警官は突然、曹陽さんの勤め先の学校に侵入し、仕事中の曹陽さんを連行した。同時に、ほかの警官が曹陽さんの自宅に侵入し、パソコンなどの私物を没収した後、曹陽さんの妻・恵さんも連行した。その後、恵さんは釈放されたという。

 乳児の娘がいる曹陽さんは連行され、現在、新民市留置場に拘禁されている。今後、曹陽さんは不当判決に直面しているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/15/264049.html)
 
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