天津市:刑務所で迫害され 法輪功修煉者に肺結核発症
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 【明慧日本2012年10月19日】天津市シームレス鋼管会社の技師・黄礼喬さん(42)は今年4月、法輪功を学んでいるという理由で警官に不当に連行され、刑務所に拘禁された。刑務所で黄さんは灌食などの迫害を受けた。7月24日、すでに健康状態が悪化した黄さんは、車椅子に乗せられて市河北区裁判所に送られ、裁判が行われた。裁判により、黄さんは懲役7年の不当判決を宣告された。今月8日の健康診断で、黄さんは肺結核になっていることが判明したが、現在、黄さんは天津市楊柳青刑務所に拘禁されたままである。

 黄さんは大学を卒業後、天津市シームレス鋼管会社の技師となった。黄さんは仕事熱心で、エネルギー部所属の設備品質検査課の仕事をし、取り引き先から祝儀を贈られても一切断っていた。そのため、会社側は優秀な人材の流失を防ぐために、黄さんと無期労働契約を結んだ。

 しかし、黄さんは法輪功を学んでいるという理由で、1999年7.20以後、中共(中国共産党)当局からさまざまな迫害を加えられた。黄さんはかつて、3回も労働教養処分を科され、教養所の迫害によって2回も尿毒症になった。2010年、3度目の労働教養を終えた黄さんは、会社側から無期労働契約を破棄された。

 黄さんは正当な権利を守るため、市の第2中級裁判所に会社を提訴した。裁判官は黄さんに同情しながらも、裁判を行わなかった。そして、黄さんはいろいろな関係部門に足を運んで訴えたが、どの部門も解決しようとしなかった。

 2012年3月末、黄さんは生活維持のため、アルバイトを始めた。しかし、今年3月、警官は黄さんのあるバイト先に行き、「黄はいつでも逮捕される人物だ」などと言ったため、黄さんは解雇された。

 今年4月7日、市610弁公室の指示で、黄さんは警官に不当連行され、刑務所に拘禁された。黄さんは刑務所で拘禁に抗議するため、5月14日から断食を行ったが、警官に灌食された。

 懲役7年の不当判決を言い渡された黄さんは、今月8日、健康診断の結果、肺結核と診断されたため、法輪功修煉者を収容したことがない楊柳青刑務所に移送された。黄さんは現在、刑務所の肺結核患者の専門監区・5監区に収容されているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/15/264044.html)
 
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