陝西省:不当解雇を訴えた従業員 労働教養処分に
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  【明慧日本2012年10月24日】陝西省漢中市の法輪功修煉者・陳宝漢さん(42)は法輪功を学んでいるという理由で会社側に不当解雇された。しかし、陳さんは解雇不服を申し立て、復職を求めたが、そのため陳さんは先月10日、漢台区国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行され、1年6カ月の労働教養を科された。その不当処分に対して、家族は弁護士を依頼し、関係部門に再審を求めている。

 陳さんは漢中市漢台区青竜観村の農民。1988年5月、漢中バス有限会社が拡大するため、陳さんが所有する土地を徴収し、陳さんを漢中バス有限会社に就職させた。

 陳さんは1997年に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。しかし、1999年7.20に中共(中国共産党)が法輪功への弾圧を開始し、陳さんは法輪功へを学び続けているとして、さまざまな迫害を受け、2度も労働教養処分を下された。

 2002年7月、陳さんは心身ともに傷だらけになって、やっと留置場から出られたが、すぐに会社側に「反省文」を書くことを強いられた。陳さんは断固として拒否したため、同年の9月9日、会社側に何の手続きもなく、何の賠償もなく、不当解雇された。

 その後、陳さんは家族を養うため、長期にわたって肉体労働をして稼ぎ、辛い日々を過ごした。

 今年になって、陳さんは会社を提訴し、会社に「精神的に肉体的に与えられた苦痛を弁償し、職場復帰させ、従業員としての権利を与える」ことを求めた。

 しかし、本来、公民の権利を守るべき立場の警官が、陳さんの自宅に不法侵入し、部屋の隅々まで、扇風機を解体して中まで家宅捜索を行った。その後、警官は陳さんのアルバイト先に行き、陳さんを連行し、拘禁した。

 陳さんはその後、1年6カ月の労働教養処分を下され、現在、漢台留置場に拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/19/264215.html)
 
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