明慧法会|しっかり学法し、修煉や衆生を救い済度する環境を作り出す(三)
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2012年11月21日】辺境の村に真相を伝える時、邪悪に妨害されないように、あらかじめしっかり学法して発正念をし、村の背後にある邪悪を徹底的に取り除かなければなりません。出発の前夜に座禅して結印し、一軒一軒の人々の明白な一面に「我々の師父を尊敬し、大法を尊重し、私を尊重するようお願いします。なぜなら、あなたたちに真相を伝え、あなたたちを救い済度するために師父が派遣してくださったからです。1枚の資料もDVDも大切にしてください」と伝えます。

 いくつかの感動的なストーリーを話しましょう。ある日、朝食をあまりとれないまま同修に送ってもらい、村に着きました。私は一軒一軒資料を配り、顔を合わせたらDVDを渡し、留守の家ならドアの隙間に資料を挟みました。どこから来たのかと尋ねられると事実を告げ、同じ地元だと分かり信用してもらいました。山村の人たちは皆善良で素朴で、神仏を信じており、真相を受け入れやすいのです。ある70代の年配の女性は神を非常に信じており、私から真相を聞いた後、「法輪大法は素晴らしい、真、善、忍は素晴らしい」とずっと念じて、私がその家を離れても彼女はまだ念じていました。村は山の中腹にあり、道は歩きにくくて疲れました。どの家に着いても水や食事でもてなそうとしてくれましたが、私は断りました。午後2時ごろ、宴会をしていたある家に着き、法輪功だと言うと、ある男性は「昨年誰それと一緒にお酒を飲んでいた時、彼は元の妻が法輪功修煉者で結構良い人で、法輪功修煉を堅持するためにかなり痛めつけられたが、素晴らしかったと褒めていました」と語りました。男性の話を聞いて、その妻は私だと分かりました。「お兄さん、その人は私ですよ」と私は言いました。この一言でテーブルの皆は驚き、「なるほど! あなたでしたか!」と言いました。

 男性は私の前にラーメンを持ってきて、どうしても食べなさいと言いました。私は受け取ってテーブルに置きました。その時、この家の主人がオンドルから降りて、両手で私の手を握り、涙を流しながら「お姉さん、ご苦労さまです。これほど善良な人なのに、どうして離婚したのかな」と私の元の夫を責めました。私は感動して心が辛くなりましたが、心が動じてはいけないと分かっており、「全て共産党のせいです。もう過ぎたことなので言ってもしかたありません。村の皆さんが救われるだけで十分です」と私は言いました。そこの主人はラーメンを私に食べさせようと、食べないと帰らせないと言いましたので、私は食べました。テーブルの人達は1人を除いて皆DVDを受け取り、「三退」しました。

 二つ目のストーリーは、ある日、真相を伝えながら村に入り、12時ごろ南のほうの委員会に着きましたが、多くの人が幹部の選挙をしていました。私がDVDを配布したり、「三退」を勧めると、皆は奪うように受け取りました。突然、北の方から40代の男性が走ってきて、「お姉さん、私にも1枚ください」と大きい声で叫びました。その男性は家に帰ると資料を読んで、DVDは対面でしか配られないと分かって走ってきました。彼は喜んでDVDを受け取り、「三退」をしました。

 三つ目のストーリーは、昼食の時間に、村のあるところに8、9人が集まっていました。私は近寄って挨拶をしてから、DVDや『九評』を配りはじめました。真相を分かった彼らは実名で「三退」し、親切に私を家に招いて食事をしようと誘ってくれました。私は固辞してその場を離れ、長い距離を歩いても、彼らの声はまだ耳に残っており、振り返ると、彼らはまだ手を振って「気をつけて、元気で」と叫んでいました。

 四つ目の例は、ある商店の前で、数十人がいました。真相を聞いた後、ある女性は私を抱いてなかなか放そうとせず、「あなたは世界で一番良い人です」と言いました。

 また、ある村の食堂のようなところで、40人あまりの職人さんが食事をしていました。彼らは現地の人ではないので、私は北京語で「みなさんに、平安がありますように」と言い、「家族の人はみなさんの平安と健康に関心を寄せているのではありませんか」と彼らに質問しました。彼らは皆「そうです」と答えて、真相を聞きました。ほとんどの人は「三退」し、小冊子を受け取りました。皆私にご飯をご馳走しようとしましたが、固辞しました。

 このような事例は数え切れないほど多かったのです。例はこのぐらいにしましょう。

 師父のご加護を体験

 ある日、天気予報では台風が来ると言い、すでに雨が降りだしました。私はレインコートを着てある村で300枚以上の資料を配った後、雨が止んで、全ての人が外に出ました。私は真相を伝えながら、「三退」を勧め、人々にあちこち呼ばれ、忙しかったのです。しばらくして、100枚以上のDVDを配布し終わり、90%の人が「三退」しました。そして、結局、台風は来ませんでした。

 ある村で、家に帰るバスを待っているとき小雨が降っており、バスに入ると雨が激しくなり、家に着いてもまだ降っていました。バスの中でも、真相を伝えて数人が「三退」しました。

 たまに、意外なことにも遭いました。ある日、小冊子を配っていた時、突然ある男性に「何をしているのか!」と詰問されました。私は笑いながら「平安を贈り、福を届けています。どうして怒りますか。私を知りませんか」と反問しました。彼は「思い出せません」とニコニコして言いました。私は「思い出せなくても大丈夫ですよ。家に帰ったらゆっくり思い出してください。今は私は時間がないので、今日は真相を伝えてあげるだけです」と彼に真相を伝えて、「三退」してもらいました。

 またある日、30代の男性に真相を伝え、DVDを渡そうとする時、彼に怒られました。彼は警備員でした! 彼は「そんなに正々堂々と共産党に反対して、通報してほしいのか?」と言いながら携帯電話を出しました。私はまず心で「業を作ることを許さない」と一念を強めてから、彼に話しました。「お兄さん、あなたの顔を見ると、義を重んじる人のようです。私は今日あなたにDVDや資料をあげましたが、一銭ももらわず、あなたとあなたの家族に良い将来が繋がるように願うだけです。通報と言いましたが、あなたがそんなことをやるとは思いません」と言うと、彼は「度胸があるなあ、逮捕されるのを恐れないのか」と私に聞きました。私は「公安局や派出所などに、このような資料はいっぱいありますよ。彼らも平安を望んでいるのでしょう」というと、彼は「行っていい。気をつけて」と無事に私を去らせました。

 共に精進する

 ある日、外地の同修との交流で、ある人は「あなたは自分が人を救い済度するだけではなく、真相を伝えることがうまくできない同修を連れて、共に人を救い済度して精進しては?」と私に提言しました。そのとおりだと思って、まだうまくできない同修を呼び出して共に真相を伝えるかを、もう1人のうまい同修と相談しました。こうして、数人で共に市場に出て、うまくできない同修は発正念をしながら、私たち2人を見習いました。現在、皆ひとりで真相を伝えることができるようになりました。

 再度、師父に感謝いたします。長い間、心性の修煉において口を酸っぱくして私に注意してくれた同修に感謝いたします。特に、名を求める心を持っていた時に、同修に注意されてから目覚め、着実に学法して衆生を救い済度したいと思うだけでした。1人を救えば、その背後の無量の衆生も救えるのです。多くの同修は人々を救い済度する中で頑張っています。明慧ネットから資料を作ることにいたるまで、どれほどの同修が頑張っているでしょうか。私はたった海水の1滴に過ぎず、不足のところがまだまだたくさんあります。今後、私は引き続き努力し、師父の慈悲なる済度に背かず 、衆生の期待に背きません。

 合掌。

 (完)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/18/249095.html)
 
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