パートを勤めたあの時
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2012年11月1日】2008年に友人の紹介で、ある病院に付属するスーパーでパートを勤めました。その間、大法弟子として良く行なうことは法を実証することにもなると、深く認識することができました。

 面接の当日、女将さんは私のことがとても気に入ったようで、絶対に途中で辞めないでくださいと言って、私の返事も待たずに私の腕を組んでスーパー内を回って仕事を紹介し始めました。私がやるかどうかはまだ決まっていないのに、なぜ辞めてほしくないと言うのでしょうか、もしかして彼女の分かっている一面が私に救い済度されることを待っているのかもしれないと思いました。このスーパーは急患受付の前にあり、病院と同じく 24時間経営です。

 最初、仕事を始める時に何をどこに置くかと値段などを同僚の王さんに教えてもらいました。それから一週間も経たないうちに、女将さんから2回も呼び出されて話をしました。一回目は私が王さんに真相を伝えてから、彼女は女将さんにそのことを話して、女将さんはとてもびっくりしたようで、私に「法輪功をやっているのですか」と聞きました。私は「はい」と答えました。女将さんは「ここで絶対に真相を話してはいけません。病院の窓口なので、色々な人が見ています。外に漏らしたらよくないです。私自身もこの事を管理している書記なので、もうその話をやめてください」と言いました。私は何も答えず、心の中であなたの決めることではない、しかもあなたにも真相を分かってもらわなければと思いました。

 二回目は同僚の劉さんの子供に真相を伝えた時のことで、三退もしてもらいました。おかあさんの劉さんがこのことを知った後、女将さんに告げました。今回、女将さんは厳しい顔をして、今後二度とやらない事を保証してほしいと言って、でないと私はここでの仕事を辞めなければならないと言いました。女将さんに真相を伝えると、女将さんは話さなくてもよいと言い、あなたたちはみな同じで、人を見たらすぐに真相を伝え始めるのはよく分かっていると言いました。女将さんに分かってもらうには、まだ少々時間がかかると分かりました。仕事は辞めてもいいのですが、しかし彼女の要求に従ってはなりません。どう話したらいいかが分からず、すこし焦りましたが、やり方を考える時、師父は私に人を救い済度する心があるから、知恵を下さいました。私は女将さんに「決して迷惑をかけないので、安心してください」と言いました。この話を聞いた女将さんは喜んで、私を信用すると言いました。女将さんは翌日から一人で仕事しても大丈夫かと聞いてくれて、私は問題ないと答えました。それで、翌日から私は正式に仕事を始めました。

 大法がくれた知恵で、全ての商品の場所と値段を一週間で大体覚えました。私が正式に働き始めた 1日目の営業額は、開業以来2番目に高い水準に達しました(このスーパーはすでに数年程経営していました)。仕事が終わる時間に、管理人がお金を決算しに来て、びっくりした顔で私を見て、あなたはすごいねと言いました! 女将さんも嬉しくて良くやりましたねと言いました。神様が助けてくださるからと言うと、皆は笑いました。

 それからは仕事をする中で、私はスーパーに入って同僚と交代をした後、他の 2人の同僚と違って、商品を売るだけではなく、まず綺麗に掃除して、商品棚の商品を見やすいように並べ、レジカウンターを拭き、中の物もきちんと並べます。毎日このようにしました。病院の警備員は「そんなにやらなくていい、他の2人はしていないんだから」と言いました(その時、私は大法弟子であることを他の人に言っていませんでした)。人から給料をもらっているので、その分をちゃんとやらなければと言いました。この話はすぐに女将さんの耳に入りました。実は前回女将さんと話した後、私が毎日何を言い、何をしたのかを、女将さんはすべて把握しているようで、時々どうやって知ったのかと不思議に思いました。

 私が仕事を終えた後、引き継いでくれるのは劉さんです。人から「曇り空」と呼ばれていて、あまり私と話したことはなく、笑ったこともなく、話かけても返事をしようともしませんでした。けれども私は怒ることなく、私の使命は人を救い済度することにあるから、時間はすべてを変えると思いました。ある日、仕事を引き継いだ後、私は帰ろうとして、まだ遠くに行っていないうち、彼女の「いくら残してくれたの?」という大きな叫び声が届きました。私たちは毎日次の人に 50元のお釣りを残す決まりがあり、終わるときに私は数えたので、足りるはずだと思いましたが、彼女の叫び声で恥ずかしくなって、顔も赤くなりました。ちょうど、普段はあまり来ない女将さんが来ました。女将さんは笑いながら「帰っていいですよ、私が彼女と一緒に数えますから。少なかったら私がその分を出します」と言いました。話を聞いてとても感動しました。翌日女将さんは「お金はちょうどでした。彼女が数え間違っていました」と教えてくれました。その日から私は劉さんに残るお金を10元から30元まで多く残すようにしました。多く残す分は劉さんの営業額になります。それから、彼女は二度とお金の事について言ったことはない、時には数えてみてくださいと私は言うけど、彼女は大丈夫、数えなくても大丈夫、足りない事はないと言います。私たちの給料は  1000元、毎月営業額一番多い人はまた50元の賞金をもらえます。このことに関して私は気にしないですが、しかし、ほかの二人はとても気にしていて、月末になると全部計算するので、私が計算する必要もない、あの二人はすでに計算しておきました。二人を見てもし自分が修煉しなかったらその二人のように苦労するでしょうと思いました。ある日、劉さんは 30分を遅れてきて、とても申し訳なさそうな表情で、家に用事があったから遅れてしまったと説明してくれました。私は笑顔で「大丈夫、これから何かあったら電話くれれば替わってあげる」と言いました。彼女は今までにない笑顔が出ました。その後もう一回1時間替わってあげたのですが、その分を返してくれるといいましたが、私は返さなくてもいいと言いました。それで以前何回も三退を伝えたけど、みな失敗したのですが、これらの事を経験して、再び真相を伝えると劉さんは三退をしました。

 病院には人が多く、色々な人もいるので、自分が必要とされるところがあれば、私は今後彼らを救い済度するために、できるだけ手伝うようにしています。スーパーに電子レンジがあり、私がいると、看護婦や警備員や患者を案内する人たちが、お弁当を持ってきて温めに来ます。彼らはとても喜びます。同僚が仕事のとき、彼らは外で食べるようにしています。同僚たちの顔色を見たくないからと言っています。患者がハンバーガーを買う時、私は温めますかと聞きますが、患者たちはびっくりした顔で、あなたたちは本当に良いサービスしますねと言います。私は、病院は患者のためだからと言いました。この話を誰かが聞いて女将さんに伝え、女将さんに、どこからこんないい人を見つけたのと聞きました。女将さんはとても喜んで、私に話しました。

 病院の中にある葬儀会社の30歳ぐらいの男性がいて、私が仕事のたび必ず窓口(このスーパーは中に人が入れないので、商品を売る窓口しかない)に来て話かけてきました。私をお姉ちゃんと呼んで、私が綺麗と褒めました。これは自分の空間場に良くないものが存在しているからと分かっていて、正念を発して取り除きましたが、しかし効果はありませんでした。彼は相変わらず来て、第三者の立場から彼に真相を伝えるべきだと思いましたが、彼は全部分かっていると言い、大法に反対しておらず、仏を信じていると言いました。時間があるとき、彼はまた話に来て、全部褒めることばかり、またいくらぐらい払えば私が彼の要求に答えるのかと聞いてきました。それで私は単刀直入に自分が法輪功をやっていると伝え、あなたが言うことは私にはできない、そういう考えもやめてください、あなたは仏を信じるなら、自分を大事にするべきと彼に言いました。彼はそれから来なくなりました。

 半年ぐらい経って、環境を変えようと思って、女将さんに仕事を辞めると言いました。意外にも女将さんは、辞めてはいけないと言い、理由は私が辞めたら、彼女はどこで私のような人を見つけてくるのかと言いました。私は冗談で「私が辞めたら、女将さんはもう心配しなくても済むでしょう」と言うと、女将さんは「今は全然心配していません。安心しています。もしスーパーが病院内にあるのでなければ、あなたは自由に伝えてもいいです。私は少しも制限しません」と言いました。私は真剣に「女将さん、法輪功はどう? いいかどうか」を聞きました。彼女は「いい」と答えました。「なら共産党を脱退しませんか」と聞くと、彼女は暫く黙りました。私が「私を信用していないですか」と聞くと、「信じる」と答えて、「では、脱退しましょう」と言うと、彼女はやっと頷いて「脱退する!」と答えてくれました。それから何度も引き留めてくれましたが、ちょうど母の脚の調子が悪く、でなければ本当に辞める理由もありませんでした。この理由にしても、女将さんはあなたがお母さんの面倒を見る間、私は替わってあげます、もしどうしても辞めるなら代わりの人を紹介してください、あなたを信じるからと言いました。それで人を紹介してあげました。

 最後の日、管理人から給料をもらうとき、50元多めにくれました。要らないと言いましたが、彼はあなたがもらうのは当たり前だから受け取ってくださいと言いました。それで受け取りました。彼にも三退をしてあげました。彼は「法輪功を修煉する人は全部あなたのようですか? なぜか共産党が言っているのと違っているようでね?」と聞きました。「共産党の宣伝は国民を騙すためのもので、大法弟子はみな最もいい人を目指して、私より何倍もよく出来ている人もたくさんいます」と私は言いました。彼は笑顔で頷いて私と別れ挨拶をしました。

 このパートを勤める間を振り返ってみると、残念なことがたくさんありましたが、それも当時の修煉の境界であるからです。今書き出して、大法を実証したいと思います。法輪大法と慈悲なる師父が私を変え、浄化してくださって、同時に衆生を救い済度しました。師父に感謝します! 私は必ず精進して確実に修煉します。師父、安心してください。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/23/264327.html)
 
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