【明慧日本2012年12月23日】遼寧省大連市瓦房店(がぼうてん)市の小学校教師で、法輪功修煉者の王林凱さんは自宅の玄関に対聯*を貼っていた。この対聯は平和でめでたいものである。地元の瓦房店警察はこの対聯が社会秩序を乱したとして、王さんを逮捕し、不当に1年の労働教養を科した。
現在、王さんの家族はこの処分を不服として、すでに弁護士に依頼し、上訴した。
今年7月6日、地元の警察は王さんを騙して学校から連行した。さらに、警官は令状の提示もなく王さんの自宅に侵入し、家族の阻止を押し切ってパソコン、MP3などを没収した。その後、王さんは同市留置場に拘束されたが、押収物品の中に犯罪行為を証拠づけるものがなく、王さんは拘束を解かれた。
警察は以前、王さんに罪を着せようとしたが果たせず、今回の逮捕は対聯の内容を口実に、懲役1年の不当判決を科そうと企てた。
公民は信仰の自由の権利を有すると憲法にも明記されている。法輪功は「真・善・忍」に基づいて善い人を目指して修煉し、法律に違反していない。王さんの対聯の内容は表現の一種で、言論の自由であり、中国の憲法にも信仰と言論の自由は保障されている。このような警察の王さんへの行為は憲法に違反している。
昔から善悪には応報があると言われるが、下記は、修煉者への一連の迫害に加担した人の身に実際に起きた事実である。未だに迫害に加担している人は、一日も早く停止してほしい。
大連金州区公安局の元局長・馬仕俊は修煉者に対して、監視、尾行、脅し、嫌がらせ、連行、監禁などさまざまな迫害を加えてきた。馬に迫害された修煉者は少なくとも100人以上に上り、そのほとんどが不当判決を宣告された。現在、馬は脳血栓を患い、下半身に障害をきたして歩行不能になっている。
北京順義区光明派出所の元所長・単立軍は、オリンピックや中国共産党全国代表大会、上海万博のような中共の「敏感日」に、開催期間中、修煉者への迫害を強化してきた。そのたびに、多数の修煉者を連行し、理由もなく身柄を拘束した。単立軍は直腸癌を患い、3回の大手術後も好転せず、今年10月ごろ死亡した。
瓦房店市新華派出所の元警官・王大福は修煉者を監視・尾行し、犯罪行為をでっちあげ、修煉者の拘禁、労働教養処分に参与した。今年9月頃、王は心臓病のため死亡した。
*対聯(たいれん)「ことばんく」より
楹聯(えいれん)あるいは対子などとも言う。中国において、2句で一組の文言を、門の両側や家屋の内壁、外壁などに書いたり、紙に書いて貼ったりしたもの。2句は、同一字数で、相対する漢字の内容、文法、音声みな相応して、美しく整っていなければならない。10世紀、五代の後蜀の皇帝・孟昶(もうちよう)の作った、正月の〈春聯〉が最古と伝えられ、婚礼、名勝古跡の賛美、自戒など、中国社会の特色ある風習として、現代でも広く行われている。