台湾の新しい修煉者の修煉体験(二)
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文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2013年1月8日】

 (三)衆生を救い済度する

 私は一歩一歩、師父が言われた三つのことをやり遂げていきたいと思っています。法を得て3カ月あまりのとき、観光スポットで真相を伝え功法を実演する活動に参加させてもらいました。当時、私は嬉しいと同時に恐れる心を持っていました。真相を伝え功法を実演するという重大な使命を私が担当する能力があるかどうかわからなかったのですが、同修たちの助けと励ましをもらって、やっと恐れる心を乗り越えることができました。師父は「恐れの心は、人々に間違ったことをさせることができ、人々に機縁を失わせることもできます。恐れの心は、人間が神に向かっていくときの至難の関です」(『至難の関から抜け出す』)と説かれました。この法を学んでから、さらに師父の期待に背かないようにと自分を律しました。師父は大法弟子が歴史で作ったすべての業力の大部分を引き受けてくださいまし た。自分がもしこのくらいの恐れる心も乗り越えられなければ、それは本当に師父に申し訳がなく、それらの希望を私に託した衆生たちに更に申し訳ないので す。

 ある日の早朝、設計の速報をお客様に送るために会社に行きましたが、この日はちょうど観光スポットで真相を伝える日でした。外は大雨が降り風が吹いているので、私の心に、「雨が降っているのに行く人がいるのか?」という念が出たとたん、すぐに間違っていると思いました、もし皆が私のように思えば、真相を伝える使命を果たす人はいないくなるでしょう。このような人心があっていいのでしょうか? 大法弟子は一体であり、当初大法に入った時のような意気込みと精進の心を保たなければならず、そうして初めて、大法弟子は全体で威力を発揮することができるのです。

 すぐに私はバイクに乗って観光スポットへ行きました。階段を上る時に煉功の音楽を耳にして、本当に人が来ているんだと喜びで胸がいっぱいになって登りついたら、人がいないのでがっかりしました。真相展示パネルは大きな傘の下に展示されており、傘の下には真相を伝える同修2人とお爺さんの同修1人しかおらず、私はちょっと悲しくなってきました。後になって真相を伝える同修2人とお爺さんの同修が大雨の中でも真相パネルをしっかり固定したのだと思うと、このような威徳に比して自分がどれほどかけ離れているのかと恥ずかしくなり、たとえ私1人で功法を実演しても、衆生を救い済度する使命をしっかり果たすべきだと心で決めました。

 師父が『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』の中で指摘されたように「多くの大法弟子は「師が法を正すことを手伝う」、「師父の言うとおりに行なう」と言っており、強い決意で言っています。師父が本当に行なってほしいことがあなたの意に添っていなければ、または少し難しい場合、師に手伝うという正念を少しも持たなくなります。」ということになってはならないと思いました。歴史上に師父とどんな約束をしたか、あるいは同修とどんな約束をしたかに関わらず、大法弟子は口にしたことを必ず実行しなければならないのです、もし口にしたことを実行できなければ、これは法の基準に達しておらず、個人の心性の問題に関わることなのです。

 雨がどんなに降っても、大法弟子の精神をしっかり常人に伝えなければならないと思いました。正念を発して、それから第一式の功法が終わったら、また正念を発し、五式の功法をしっかりやりました。静功を煉っているときに、雨音はもっと大きくなり、身体を打ち、痛くて、風は猛烈に吹いていると感じました。この時に広場からひとしきりシャッターの音が聞こえました。大陸のお客様の人数が異常に多くなったと思うと、恐れる心がまた現れてきました。恐れる心が生じると、私の胃が突然痛みだし、震えが止まらなくなり、足も痺れて立っていられなくなり、言葉も出なくなり、涙で目はぐるぐる回りました。このような状況はまさに自分の正念が足りず、邪悪に隙に乗じられたと私はすぐに分かり、素早く自分の正念を正して恐れる心を取り除かなけばならないと思いました。

 私は大法の中の一粒子にすぎませんが、私はこの粒子の光を最大限に発揮し、真相を伝える同修たちと一緒に邪悪を取り除きました。そうすると突然、空間がすべて停止し、雨音がなくなり、お腹の痛みもなくなり、静かで波紋の音さえ聞こえないほど静かになり、微かに心臓が動いている音が聞こえ、だんだんとたくさんの心臓が動いている音が聞こえ、たくさんの人が話しているのが聞こえました。ある人が、「あの法輪功を煉る阿Qを見てごらん。私たちは賭けよう。もうちょっとして、雨がますますひどくなると、彼らは必ずあの位置を離れて高い場所に行くよ」と言いました、もう1人が「もし彼らが雨の中でずぶぬれになっても離れなければ、私たちは皆共産党の組織から脱退しよう」と言いました。

 私は「法輪功を煉る阿Q」という言葉が聞こえた時、師父が『転法輪』の中で言及されたこの言葉を思い出し、阿Qはねばり強い性格を持っており、このようなねばり強い精神はまさに大法弟子がもつべきものだと思いました。しばらくすると、静功の音楽が終わり、目を開けると座っているところに雨水が多く溜まっていて、前方の広場には誰もいなかったのです。突然そばに午後に真相を伝えるお婆さんの同修が現れたので、私はお婆さんに「高い場所にいけば水に漬からないから」と言いましたが、お婆さんは「大法弟子は苦しみを恐れません。口にしたことを実行すれば修であり、これこそ大法弟子です」と私に言いました。

 私はおばあさんの話を聞いて眼に入ったのが雨水なのか涙なのかわからなかったのですが、心は平坦でした。お婆さんが正念の時間だと言うので、私たちは座って正念を発しました。数分が過ぎたころ、後ろの草むらから誰かが投げてきた石がそばの水たまりに落ちました、私は小さな女の子がお母さんに、「ママ、あのお兄さんとお婆さんのそばにたくさんの違う色の花があり、とっても綺麗よ!」という声が聞こえ、「やたらに投げないで、やたらに言わないで」と彼女の母親が言いました。正念を発して10分経った後、すべての妨害を取り除いた私は蓮花手印をし、力を最大に発し各空間と天体に達している邪悪を取り除きました。その後、時間になって、学法と交流をするため、物品を整理しているとき、同修のお姉さんが走ってきて、「みなさん、お疲れ様でした。私達は今日大陸から来た36人のお客様に三退させました」と言いました。私はお姉さんに「頑張ってください」と言いましたが、心は師父に感謝しました。師父はずっとそばで私達一人一人の大法弟子を見守って、私達を大法の正道に導いておられます。人を救い済度するのは師父であり、私たちは必ず心を正しくして、師が法を正すことを手伝います。衆生を救い済度するのは人数が重要ではなく、重要なのは正しい念と正しい行いによって邪悪を取り除き、欺かれた衆生を救い済度し、彼らが救われることこそ最も重要だと思います。

 次元の限りがあり、もし法に従わないところがあれば、ご指摘をお願いします。ありがとうございます! 合掌。 

 (完)

 (2012年台湾法輪大法修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/2/266104.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/1/6/136988.html)
 
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