甘粛省:中国の労働教養所における過酷な迫害の実態
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 【明慧日本2013年1月25日】甘粛省蘭州市に在住の法輪功修煉者・牛暁琴さん、何暁蘭さんら数人は昨年6月11日、龔家湾洗脳班へ行き、不当に拘禁されている法輪功修煉者・嶽菩霊さん、汪彩霞さん、金吉林さんなどの解放を求めた。しかし、施設側は公安局と連携して、その場で彼らを一斉に逮捕した。

 牛さんは李萍さん、傅菊蘭さん、李桃花さんと共に、蘭州市桃樹坪刑務所、龔家湾洗脳班に拘禁された。何暁蘭さんは榆中柳溝河女子労働教養所に移送された後、懲役1年6カ月の不当判決を宣告された。その後、牛さんも労働教養2年を科され、同所に拘禁された。

 12月頃、牛さんの家族は派出所へ行き、警官に向かって牛さんに対する不当判決を非難したが、警官は「判決結果の書類通知は必要ない。今、口頭で言えば良いだろう」と言った。

 こうして牛さんの家族は告訴することもできず、楡中柳溝河女子労動教養所に辿り着き、判決書を請求した。しかし、「判決結果に不服の場合、6カ月以内の上訴は可能」と書かれた内容を目にした家族は、施設の入口で涙ながらに「6カ月前の判決書だから、今更もう手遅れだ。なんとひどい仕打ちだ」と怒りをおさえきれず、中共(中国共産党)当局がいかに悪らつかを人々に訴えるしかなかった。

 中国の労働教養所は金儲けの目的で修煉者たちに長時間、休みなく過酷な労役を科している。この労役は、酷暑でも厳寒でも昼夜を問わず、都市から遠く離れた工場で修煉者に労働させる。そこで、重荷を背中に担ぐと全身が震え、手足に力が入らなくなても労働を強制され、食事も十分に与えられない。正常に歩くことができずフラフラしたり足を引きずったりして、移動するまで肉体的・精神的に二重の迫害を加える。また、労役で意識がぼんやりして倒れた人には、強引に薬を飲ませる。布団の中の化学物質が作用して体に深刻な影響を与えることもある。労役中の会話も禁止されており、少しでも会話すると労役の量を増やされる。また、労役の間に水分補給は許されるものの、トイレへ行くことは許されていない。労役の時間以外に、酷暑に晒され、軍事訓練を強いられるなどの迫害も受けているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/17/267889.html)
 
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