修煉を始めて3カ月、師の恩に感謝
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年3月2日】約14年前、私は大学を卒業し、中国の南方のある市役所に、公務員として就職しました。その年のある日、大学の友人2人がバスに2時間乗って私に会いに来ました。話の途中、2人は『転法輪』を私に渡し、「本当にいい本です。読んでください」と言いましたが、私は『転法輪』をざっと見て、内容もよくわからずすぐに2人に返し、それで知らないうちに機縁を失ってしまいました。

 その3年後、私は市役所を辞職しましたが、生計を立てるため、外資系企業のホワイトカラーや対外貿易などを転々とし、苦労をして一生懸命働きました。

 2004年、私は数回香港に行きました。香港の天星碼頭で「法輪功真相を伝える拠点」を見かけ、法輪功修煉者に真相チラシを渡されましたが、中共(中国共産党)当局の法輪功に対する宣伝に騙され、私は真相チラシさえ受け取ろうとしませんでした。しかし、その1年後、私は再び香港に行き、天星碼頭で「法輪功の真相を伝える拠点」が依然として存続していると気づき、「法輪功修煉者は雨の日も風の日も法輪功のことを人々に伝えようとしていますね。もしかして、法輪功のことは本当に冤罪事件なのですか」と心を動かされました。ついに、私は法輪功の展示ブースへ行き、内容を最初から最後まで一通りを読みました。「これは中共の宣伝とまったく違う内容ですね」と考え、法輪功に対するマイナスイメージもガラリと変わりました。

 その後、いろいろなことがあって、私は故郷の両親の元に帰り、ある企業に再就職しました。それから、結婚して、穏やかな生活ができるようになりましたが、「これは私の落ち着き先ではありません。いつかここから離れていきます」と心が声を上げていました。そのままこの生活を6年続けましたが、婚姻が終わってしまい、懐かしい南方に行きたくて、会社に申請を出しました。それで、私は願い通りに南方の支社に社内転職することになりました。

 南方に来て、私は大学の友人を思い出し、10数年連絡を取っていない友人に連絡をしました。昨年3月、2人の友人と会うことができました。3人で話をするうち、1人の友人に「共産党を退出しましたか」と聞かれ、私は「大学3年生のとき、入党しました。公務員のとき、毎週の共産党組織の勉強会に参加しましたが、辞職後、すでに10年以上『党費』を支払っていないし、とっくに党組織から外れたと思います」と答えました。友人は「あなたは入党の申請書を書きましたね。入党のとき、共産党の血のような旗に向かって忠誠を誓いましたね。誓った内容はひどいものだと思いませんか。その誓いを自分自身が明確に解除しなければ、あなたの体に鎌と斧の記号が残されています。もし、完全に明確に解除すれば、きっと神様があなたのことを見守るでしょう」と話してくれました。私は「入党のとき、確かに一生をその党に捧げると旗に向けて誓ったのです。今考えてみれば、確かにひどい誓いです」と考え、友人の話に道理があると感じました。

 しかし、長期にわたって共産党の無神論を洗脳された私は、神様に対する概念があいまいでしたが、誓ったことは解除すべきだという道理に同意し、その場で共産党を退出すると宣言し、誓いました。

 退出を誓って1分後、私の首の後ろの部分が急に冷たくなり、体内からあるものが首から引き抜かれたと感じました。そして、友人は「あなたの記号はすでに抜けて行きましたね」と話してくれました。

 その1カ月後のある日、私はにぎやかな町を歩いていたときに突然、町の高いビルや大通りを往来する車、人々などが、まるで立体絵のようと感じ、頭の中で「私は本当にこういう社会で生きているのか?」と不思議に思いました。静かな夜になり、寝ているようで、起きているようなとき、「私は本当にこの現実社会に生きているのか?」と再び自問し、「この社会に生きている私は、本当の私ではありません」と自答しました。

 その翌日、何にもやる気が起きなかった私は、ソファーに座り、ついでに1冊の仏教の本を取りました。実は小さい頃から大人になってからも、生命に対する神秘を探求したがっており、小さい時から時々、人生の意味を考えてきました。そこで、その日、私はその仏教の本を一気に読み終え、多くのことをよく理解できなかったのですが、「これから修行しよう」と決心しました。当時、私は本当の修行の意味がわからなかったのですが、「修行の目的がわからなくても、世間に対して超然として、清浄で良い人になりたいです。自分の目でこの世間の『真、善、美』を見つけたいのです」と考えました。

 その後、再び友人と会うとき、私は自分が修行しようという考えを話しました。そして、友人は微笑みながら、「修行の道はとても辛い道ですよ。本当に決心しましたか?」と聞かれました。私は少し考え、「修行の道は辛くありません。無知というのは辛いことです」と答えました。その話をしたとき、私の心が落ち着き、喜びも沸き、いつもの不安や焦りも和らげました。しかし、その日の夜、寝ているとき、「悪魔が私の頭を切りに来て、一晩も私の頭を切り続けている」という恐ろしい夢を見ました。私は赤色が怖がっているのに、夢で悪魔はわざと赤い服を着て、私の前に立ちました。目を閉じると悪魔が来るので、私は寝ることができず、電灯を点け放しにしました。

 翌日、友人と会って、夢の話をし、不安で彼に「今晩、私はどう過ごせばいいのですか」と助けを求めました。友人は「明日、本を持って来ます。ぜひ読んでください。もし今晩、怖くなったら、『法輪大法は素晴らしい』と念じてください」と教えてくれました。夜になって、私は暗闇に圧迫されたようで呼吸困難になりましたが、友人の話を思い出し、「法輪大法は素晴らしい」と念じ続けました。それで、いい香りが漂ってきて、同時に暖かいものが頭頂部から入り込み、下腹部で2回転して消えていき、灌頂されたようでした。その後、私はゆっくり眠れました。

 翌日、友人は『転法輪』を持ってきて、「どんなことがあっても、必ず本を最後まで読んでください」と言いました。私は夜の悪夢を恐れ、「夜に『転法輪』を寝ずに読もう」と決めました。仕事を終え、帰宅して、『転法輪』を読み始め、読みながら、「この本は人ではなく神様が書いた本です」と考えながら、夜中の2時過ぎに読み終えました。その夜、寝ている間に昨日と同じように灌頂されました。次の日、私は友人に「私の前生のことはよく記憶していませんが、今回の人生はきっと、この本を読むために生きてきたという気がします。私はやっと法輪大法を得ました!」と話しました。

 やっと法輪大法を得ました! 私はいつも、大法を得る過程を思い出すと感激します。時々、町で疲れた顔でしわを寄せている人を見かけると、いつも「みんな、早く目を覚ましてください。こんなよい法輪大法はすでにこの世で広まっているのに、早く学んで本当の自分に戻ってください」と声をかけてあげたくなります。

 法輪大法を得て3カ月経ちましたが、この短い間、いつも師父の加護と加持を感じていました。私に『転法輪』を持ってきてくれた同修は以前、「『転法輪』を読むとき、読ませないような妨害があると思いますが、『どんなに困難があっても私は最後まで読みきる』という念を自分自身で固めれば、師父がきっとあなたを助けます」と話してくれました。確かに『転法輪』を読み始めたとき、全身の発疹で痒みを伴う症状が現れ、痒くてついに手でかきましたが、私は「師父、とにかく今日中に『転法輪』を読み終えたいのです。誰も私の意志を阻止できません」と黙祷しながら、読み続けました。しかし、本を読んでいるうちに、痒みが消え、普段の外のうるさい雑音も急に静かになりました。

 その後の2週間ほどで、師父の説法40冊を読み終え、妨害も少なくなり、別の空間で本を読んでいると感じました。

 ある日、ほかの地方の友人2人が久しぶりに私に会いたいと連絡してきました。私は「友よ、私を尋ねてきたのはあなたたちが救われたいからですね」と考え、家に戻って法輪大法の真相チラシを持って2人渡そうとしました。しかし、家のドアの鍵にトラブルが起きて中に入れませんでした。仕方なく、業者に電話し、ドアを開けてもらおうと思いましたが、業者の人が来て、「この鍵はB級に相当する盗難を防ぐ複雑な鍵で、早くても20分かかります」と言いました。そして、業者の人が2つの道具を使って試しましたが、利きませんでした。急いでいた私は突然「これは人を救う妨害です」と気がつき、すぐに「私は人を救いに行くので、誰も私を妨害、邪魔してはいけません。師父、私を加持してください」と発正念を始めました。その結果、業者の人の道具が利くようになり、5分ほどで鍵を開けられました。業者の人は「今までで、私は一番この種類の鍵をこんなに早く開けられました」とびっくりした様子で言いました。私は「神様に助けていただいたので、速くできたのは当然です」と思いながら、喜びました。そして、私は業者の人に『神韻』のDVDを渡し、彼は「家に帰ったら、見ます」と喜びました。

 私の短い修煉の道で、悩むことがあったら、師父はすぐに私が同修に会って交流するチャンスを按排してくださいました。同修と交流してその悩みを解消できました。ある日、私は突然、歯が痛くなって学法煉功にも影響してしまいました。問題が発生すると自分の内に向けて探すことはわかっていますが、執着心でその原因の元を探し出せなかったのです。徐々に痛みを増し、「師父、啓示してくださいますか」とついに師父に願いました。夜、同修と一緒に学法するとき、歯の痛みで本を持てないほどでした。同修たちは私のために発正念をしてくれて交流してくれました。同修の話を聞きながら、「この2週間、去年から好きになった人とよく接触していて、その人に対する情が放下できなかったのが原因です。それは私の関門です」と突然、私は悟ることができました。それから、私は修煉の最初のように正念を持ち直しました。

 現在、師父の経文を読むときいつも涙が流れます。明慧ネットで同修が書いた文章を読むときも感動で涙が止まりません。本当に私が言いたいことを千言万語も言い切れません。今の私ができるのは、「三つのこと」をしっかりやって、もっと精進して修煉を行うことだと思います。

 師父に感謝いたします! 同修に感謝いたします!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/12/261427.html)
 
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