明慧法会|神の使い(二)
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2014年1月18日】

 三、「610弁公室」の主任:「私の在任中は、あなたを洗脳班に突き出さない

 三代目の610弁公室の主任就任後、当時、他の事があって離れられず、直接真相を伝えることができませんでした。「大法弟子の正念は威力のあるものである」と、師父はおっしゃいました。新しい610弁公室の主任を利用した私への邪悪な迫害を、私は正念で制止しなければなりませんでした。私は街の政法委員会の書記に会って、「新しい610弁公室の主任に会ったら、よろしくお伝えください! 機会があれば、主任に会いに行きます。同時にまた、主任に一つの条件を出します。歴代の610弁公室の主任は就任後、私を省級の洗脳班に送り、迫害しようとしましたが失敗しました。今更、新しい主任が就任しても同じことですので、私を洗脳班に送らないように主任に言ってください、私も洗脳班には行きません」と、言いました。「いいでしょう、私は必ず話を持って行きます」と、書記は言いました。1カ月ぶりに、私が街の政法委員会の書記に会うと、「君の話について、私は新しい主任と話しました」と教えてくれ、「現在の主任の在任中において、あなたを洗脳班に突き出すことはしません」と言いました。

 今春、私は「610弁公室」へもう一度行き、不当に引かれた給料を請求しました。政法委員会の何人かの書記は会議中だったので、私が政法委員会の事務室に入って行くと、係の人はみな変わってしまい、誰も知らなかったので、「真相を伝える機会がもう一度やって来た」と、私は思いました。「どなたが事務室主任ですか?」と、私は尋ねました。この時、「あなたは陳情に来たのですか?」と、誰かが言いました。「いいえ、私は法輪功を修煉している者です」と、私は説明しました。「それならきっと修煉しないのでしょうから、仕事で来たんですね」と、係の人は言いました。「私は修煉しないのであれば、ここに来ません。私は修煉します」と話しました。この時、「あなたは政法委員会にいるのに、まだ修煉すると言うんですか?」と、別の1人が口を挟みました。「政法委員会はどういったところでしょうか? ××党の、大衆と結びついた団体組織ではないのですか? 民のために考える所じゃないんですか? 私が法輪功を修煉するのは私の信仰だからで、憲法は信仰の自由を規定しているのではないのですか?」と、私は話しました。この時、別の1人が「610弁公室」の主任を探し出してきました。「610弁公室」の主任は私を招き、事務室へ行きかたがた、「610弁公室」の副書記を呼んで、私と一緒に話をしました。私は私の給料の事から話し始め、共産党の私への迫害の話に及び;大法があまねく伝えられている事とその素晴らしさについて語り、身の回りの報いを受けた事例について話しました。主任と副書記は、思い出したかのように口を挟み、私にいくつかの問題を提出しました。私は全部、正念を用いて慈悲深く答える事が出来たので、時々、主任ばかりではなく副書記もしきりにうなずき、私の考え方に賛成したようでした。

 帰ってから、どこがうまくいかなかったのかを、私は内に向けて探し、この時、「610弁公室」の副書記の邪な質問を思い出しました。その場では、慈悲深く主任と副書記を救済しなければならない、という事のみを考えただけで、法の威厳ある一面を考えた事すらなかったので、「これからまた戻って真相を伝えなければならない」と、私は思いました。私は次の日も行きました。

 「主任と副書記は書記室で法輪功の事件を研究している」と、別の人が教えてくれたので、私は他の事務室で声に出さないで発正念をしました。大法弟子の事は師父が按排なさったもので、他のどんな命もみな、言ったことに責任を負う資格がありません。この時、「610弁公室」の主任はまた人に見つけ出されました。主任は私を主任の事務室に招き入れました。「昨日、副書記が尋ねた話を、私は帰って考えてみたのですが、あれは取り調べに等しい行為です。私に迫害を加えようと、あなたたちはまだ考えているのですか? 私を洗脳班に送りたいと考えているのですか? 主任、あなたは応じてくれましたよね、あなたは在任中、洗脳班に私を送らないと」と、私は話しました。「そんな人聞きの悪いことを言わないで、洗脳班と言わず、転向班と言ってください」と、主任は言いました。「私は洗脳班と呼んでいます。なぜなら私は法輪功を修煉しているから、真善忍の基準の通りに、より良い人、より上等な人になるのですが、あなたたちは私をどこへ転向させるつもりですか? あの転向する人たちは、洗脳を通して人を訳が分からなくさせています」と、私は話しました。「それがねー、なんと意外なことに、この間、転向班で会議を開いたとき、あそこのまかないのご飯がとてもおいしい事を、私は見かけたものですから、その場で、『ここの食べ物がこんなにおいしいなら、そのうち、私は○○○(私を指している)も送りましょう』と、冗談を言ったんですよ」と、主任は言いました。洗脳班には、私は絶対に行きませんし、他の大法弟子も行くはずがないので、そんな事をしてはいけない、ということを、私はシリアスに主任に知らせました。「あなたが洗脳班に行かない事が、私はわかりました」と、主任は説明しました。

 四、私は神の使い

 私が悪の巣から帰った後、共産党は私に退職手当を払いませんでした。こういう迫害を打破するために、私はほとんどの部門へ陳情に行きましたが、すべて解決に至りませんでした。最後に、「もしあなたたちが私に給料をくれないならば、私には収入源がないので、私の事について書き上げ、あちこち書き上げたものを仕掛け回り、私がどこかに座って乞食をすれば、法輪功を修煉する人が良い人であることを人々は知っていますから。ちょっと見れば、私が法輪功を修煉しているために迫害されたのだとわかるので、絶対私にお金をくれます」と、私は政法委員会と「610弁公室」に言いました。こういうことで、政法委員会と「610弁公室」は「生活保護」により解決しました。もちろん、私はいらなかったので、最後に、「あなたが陳情に行くのであれば、車代が必要でしょう」と、街の政法委員会の書記は私に勧めました。しかし、生活保護給与カードは街の社会治安総合管理委員会にあり、毎月、社会治安総合管理委員会へ受け取りに行かなければなりません。私は真相を伝え、社会治安総合管理委員会を済度するために、要求に応じました。何回か、共産党に合わせたかのように思うと、私はすぐに給与カードを取り返したくなったのですが、社会治安総合管理委員会は、社会治安総合管理委員会の悩みを私に話し、毎月1回、社会治安総合管理委員会と付き合い、社会治安総合管理委員会に真相を伝えてすっかり親しくなったので、その思い付きはそれきりになりました。

 去年の10月、街の政法委員会の書記は党学校へ研修に半年間派遣されたので、空いた席は他の人が兼任しました。私は師父の加持を求め、今度の政法委員会の書記を済度し、共産党に合わせず、必ず給与カードを取り返します。私は兼任の政法委員会の書記と話しました。当然、話しているうちに、法輪功の素晴らしさと因果応報の道理を、私も兼任の政法委員会の書記に伝えました。兼任の政法委員会の書記の兼任は数日だけで、重要事項は元書記が戻ってくるのを待って処理しなければならない、ということを、兼任の政法委員会の書記はいつも人のせいにして言っていました。この過程において、私はずっと師父の加持を求めたので、しばらく経ってから、「上司と相談しなければならない」と、兼任の政法委員会の書記が言ったので、「どの方が上司ですか?」と、私は聞きました。私は会いに行きました。「我々の社会治安総合管理委員会には副書記が1人いるので、あなたは社会治安総合管理委員会の副書記を探して相談した方がいい」と、兼任の政法委員会の書記の上司が話しました。私がその副書記に問いただそうとした時、「用事で外出中です」と、社会治安総合管理委員会の奴らは話をしました。

 今年の3月8日、私は支払いのために「社会治安総合管理委員会」へ行きましたが、「3月8日の国際婦人デー」を過ごすために、社会治安総合管理委員会の連中はみな休みで、私の支払いの事を忘れていたのでした。新米の当番しかおらず、私の事を知らなかったので、すぐに電話をかけて連絡を取ると、社会治安総合管理委員会の副書記が入ってきました。「ありがとうございます、師父! 衆生を救い済度する環境を私のために予定してくださり、済度すべき衆生を連れて来ていただきました」と、私は心の中で考えました。私は自ら進んで自己紹介した後、本題に入り、私の給与カードを巡って真相を伝え、衆生を救う事を繰り広げました。

 初めは、私の話を聞いていましたが、副書記は顔をこわばらせて、「ここはどこですか?」と、私に話しました。私が電話をすると、交番がすぐ来ました。私は師父に保護してくださるよう求め、そして、「何回も会いに行ったことがありますが、あなたにはいつも会えませんでしたが、今日はあなたを見かけましたので、気が合うと思い、ちょっとうるさく言わせてもらいましたが、私の言うことは事実で、××党の私に対する迫害は事実ではないと、あなたは言いましたか? 身近で悪事を働くと罰が当たるのは事実ではないのですか?」と、言いました。そして、私が悪徳官吏の腐敗の事を話すと、副書記も一緒に話し始めました。最後に、「あなたのこの給与カードを、私たちが持つのは正しくないので、今日は、私個人がお金を立て替えて、あなたに賃金を支払い、その後に、私が責任を持って上司と話し、給与カードをあなたに返します」と、副書記は話しました。続いて、副書記は主管する指導者との電話をつないで、話し合っていたのは政法委員会(610弁公室)みたいで、政法委員会の連中に手を焼かせていたようでした。「それなら、政法委員会に直接この件に関わらせ、私たちが人の給与カードを持つのは、間違っているし、もう一度言うが、私たちもこの件に関わっている時間がありません。今日、せっかく来ても、支払うことができないので、私が費用を負担し、埋め合わせた」という副書記の声が聞こえました。受話器を置き、副書記が電話番号を聞き、副書記の電話を受けたことを私に教えてから、手続きに来て、カードを私に返してくれました。私は喜んで立ち上がり、副書記と握手し、副書記が大法弟子を大切にし、自分のために素晴らしい未来を選んだことに、感謝しました。

 半月後、私は副書記の電話を受け取り、私に給与カードを取りに行かせせました。今回、私が社会治安総合管理委員会へ行くと、社会治安総合管理委員会の人員はみんな揃っており、兼任の書記もみな、私を待っていました。これは、私の最後の一回となる社会治安総合管理委員会の人員へ真相を伝えるのを衆生が聞きたがっており、これはまた、師父のまた新たな慈悲深い按排だということを、私は承知していました。私は手続しながら社会治安総合管理委員会の人に真相を伝えました。「あなたは本当に度胸がいい、何でも話ができ、『あなたは江姐だ、あなたは劉胡蘭だ』とみんな言います」と、副書記が話しました。「私は江姐ではないし、私はまた劉胡蘭でもなく、江姐と劉胡蘭は××党の産物ですが、私は神の使いです」と、私は言いました。手続きが済んだ後、私は立ち上がり、社会治安総合管理委員会の人員一人一人と握手し、別れの挨拶をし、最後に、「今後、私は支払いには来ませんので、会う機会は減ってきます。ですが、私が普段、皆さんと話した言葉『法輪大法は素晴らしい!』を、みなさんはまだ覚えているでしょう。会えただけでも私たちの縁ですから、私が真相をあなたたちに教えずに、災難が本当に来たその日には、あなたたちのこれらの命に顔向けできないと、私は思います。私の話を覚えていてください、そうすれば、あなた方にはきっと永遠に素晴らしい未来があるはずです」と、私はまじめに、慈悲深く言いました。

 ここまで書いて、私は涙が出てきましたが、それは、恵み深い師父が理性をくださり、賢さをくださり、救いの善念を下さったからです。今後、私は必ず師父の段取りに従0います。執着心をなくし、自分をしっかり修め、衆生をうまく救い済度し、三つのことをしっかり行い、円満成就して師父に従って家に戻ります。

 (続く)

 注:

 [1]『精進要旨(二)』「理性」

 [2]『精進要旨(二)』「大法弟子の正念は威力あるものである」

 (完)

 (明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/9/明慧法会--神的使者-265106.html)
 
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