師父の導きにより 正念とともに神の道を歩む(二)
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文/黒龍江省の大法弟子 雪蓮

 【明慧日本2014年2月14日】(前の文へ

 小さな花を咲かせる

 ある日、夫の末弟から電話があり、彼らは南方に商売に行くので、新築の家を知らない人に貸したくないから、私たちにそこに住んで欲しいと言われました。夫はすぐにその提案を受け入れました。私は地元に帰ったら安全ではないと少し心配しました。しかし、夫が何度も堅持するので、私も偶然な事はない、帰るべきだと思いました。私は一念をしっかり守って「師父が手配された道なら私は歩むが、旧勢力の道であれば私は完全に否定する」と思いました。

 広々とした部屋、人出の少ない静かな環境を見て、私は帰って来た目的が分かりました。私は小さなベッドルームを指して、夫に「これは私の仕事部屋です」と言いました。

 2006年のお正月過ぎに、同修は私にパソコン、レーザープリンタを届けてくれました。技術を担当する同修が明慧ネットのトップページを開いたとき、私は師父の「世間を静観される」写真を見て、感激して涙が溢れました。同修はネットへのアクセス方法やダウンロードの方法、プリンタの使い方を一通り教えてくれました。私は同修の言ったことを簡単にメモしました。同修は帰る前に、「印刷の時、トナーがあるかどうかをよく点検してください」と言い、また製本の仕方も教えて帰りました。

 翌日は金曜日で、私は同修の指示通り、一歩一歩作業を進めました。私は当時、恐れる心が重く、パソコンとプリンタについても全くの初心者で、機械の音にさえ私の心はドキドキしました。私は絶えず正念を発して、師父のご加持をお願いしました。紙がなくなって、私が紙を入れたら、機械が突然止まり、全く動かなくなりました。私は焦りました。私に協力してくれる同修は一人いるのですが、彼女も技術のことはまったく分からない人でした。

 師父はおっしゃいました、「大法弟子の修煉はほかでもなく、常人の中で修煉することであり、これは歴史上かつてなかったことです。各自の道をしっかり歩むには、困難があります。困難に立ち向かって乗り越えることは、大法を実証し、衆生を救い済度し、旧勢力の按排を破り、迫害に反対するためです。これらのことはこれまでの歴史上の修煉にはなかったことであり、大法弟子は開拓者なのです。ですから、修煉の中でしっかり行うことができる時もあれば、どのように行えばいいのか分からなくなる時もあります。困難に出会ったとき、皆さんがとりあえず落ち着いて法を多く勉強して、正しい念を持って正しく行うことさえできれば、乗り越えられない関はありません」[5]

 私は同修と一緒に法を学びました。しばらくして私たちは正念を発して師父の加持を求めました。この時、私は「雁門関」という言葉が聞こえました。「雁門関」とはどこを指すのだろうかと思いました。プリンタを見ても、さっぱり分からず、また発正念をしました。ちょうどその時、私は目の前の右側に黒色のプラスチックの瓶が見えました。これで分かりました。トナーがなくなったのです。なぜ少しの兆候もなかったのでしょうか? 私がすぐトナーを足すと、機械は正常に回復しました。私は「邪悪は本当によく隙に乗じます。私達が分からないのを馬鹿にしていますね」と言いました。しかし大法の前で、正念を持って正しく行う大法弟子の前で、彼らの思いのままにはさせません。すべてを解体します。

 またある日、パソコンがどうしても立ち上がらなくなりました。私は座って正念を発しました。その時、目の前で2人がケンカをしているのが見えました。私は「パソコンも生命だから、これは邪悪に迫害されているのではないか?」と思いました。私はパソコンに協力して、邪悪を解体するようにとしばらく発正念をしました。パソコンは正常になりました。それを見て、夫は「不思議だね」と言いました。

 最初、機械が故障すれば、私はそれを持って地方の同修の所に行きました。それは面倒なだけでなく、時間もかかるし、また同修にも迷惑をかけました。ある日、地方の同修に会ったとき、彼女は「私は一度機械をばらして見るから、あなたが自分で修理出来れば、もうここまで来なくてもいいでしょう」と言いました。それから、私は自分で作業をするようにしました。実際は、どこにどうやって取り付けるかも分からないのに、とにかく出来るようになりました。夫はいつも、「あなたには頭が下がります。なにも知らないのに、よく修理するね」と言います。

 資料を作る当時、いつも難に遭遇しました。技術担当の同修からは離れているし、お互いに忙しいので、これ以上同修に迷惑をかけたくないと思いました。しかし、私のせいで仕事を遅らせてはいけないので、私は師父にお願いしながら自分で模索し、知らないうちに自然に覚えてしまったのです。実は、自分もどうしてできたかよく分かりません。専門用語や名称も分からず、私に言わそうとしても口から出ません。しかし、なんとか問題を解決できました。私は技術が分からないので、頭に既定の概念もなく、動かせば目的を達成できました。師父は「大法無辺という言葉があり、どこまで修煉できるかは、あくまでもあなたの心の修煉次第で」[1]とおっしゃっています。私が「心」から行えば、師父にはいくらでも方法があります。毎回、一つの難題を解決すれば、私は感激して、涙を浮かべながら、師父に叩頭してお礼を申し上げます。「修は己にありて、功は師にあり」[1]と分かっていますから。

 あの頃はとても忙しく、資料を作り、DVDを書き込み、『共産党についての九つの論評』を製本し、色々なことに協調しました。その上、法を学び、煉功、発正念をし、また『明慧週刊』を読まなければなりませんでした。私はいつもご飯を食べる時間もなく、徹夜で仕事をしました。夫は私のことを「プロの修煉者」と呼んでいました。時に私が昼間に資料を作るとき、彼は玄関の前に座って、見張ってくれました。この十数年間、彼はいつも恐怖の中で、多くの辛い思いをしました。心から彼に感謝しています。

 それから、私は「一人で忙しくするのではなく、全体を高めなくてはならない、皆が成熟することを、師父は求められておられる」と思いました。私は「至る所に花を咲かせる」ために、同修と交流しました。その過程で多くの人心、例えば、怨恨心、焦る心、恐れる心等を修めて放下しました。師父の慈悲なるご加護と、同修たちの努力と協力の下で、いくつかの小さな花を咲かせました。またカラー・インクジェット・プリンターも購入し、カラフルで内容豊富な資料が作れるようになり、大法と師父の慈悲なる呼びかけを充分表して、衆生を済度する効果を更に高めました。

 安全のため、ふだん私は口を修めることに気をつけています。資料を作る同修とは単独で連絡を維持しています。彼女たちはお互いに誰が何をしているか知りません。

 「法を正す時期の大法弟子はほかでもなく、真善忍を実証し、新宇宙の 大法を成就させることを最大の目標としており、なぜ真善忍の特性をもつ新宇宙に抵触するものを広げ、実証するのでしょうか?」[6] 資料の内容に関して、私は厳しくチェックし、必ず明慧ネットからダウンロードするようにしています。印刷の品質もしっかり守り、けっして手抜きをしません。もし、同修から明慧以外のものを頼まれた場合、断固として断ります。特に神韻DVDを制作する場合、明慧ネットの要求を厳しく守り、少しも譲りません。制作に関与する同修はみな責任を持ち、誰もが監督者になって、制作から配布まですべて基準を満たすように心がけ、世間の人に完璧なものを提供するようにしています。師父は私達に威徳を作る機会を与えてくださっています。私達はきっとこの機縁を大切にして、「神韻」の巨大な威力を発揮させ、もっと多くの衆生を救い、師父の慈悲なる済度に背かないようにします。

 10数年の修煉で、多くの人心、例えば、私心、不平不満、焦り、苛立ち、顕示、怠惰などを修めて放下しました。まだまだ十分でない所がありますが、今後の修煉の道で、私は絶えず修めて行くようにします。ここで、私を無私に助けてくださった同修達にお礼を申し上げたいと思います。有難うございました。また私が傷つけた同修達に心から申し訳なく、お詫びします。

 師父は私を地獄からすくい上げられ、全身の罪業を洗い落としてくださいました。師父は私を迷いの中から呼び覚まし、回帰の道を示してくださいました。また、師父の心からの教戒と慈悲なるご加護によって、私は神への道で勇猛精進できるようになりました。師父は私を温室の一輪の小さな花から高山の上の雪蓮にしてくださいました。師父のご恩に感謝いたします。

 中国は旧正月がもうすぐやってきます。弟子は師父をお慕いしています。

 謹んで慈悲で偉大な師父に新年の喜びを申し上げます。

 師父にひざまずいて拝みます!

 初めての投稿なので、適切でない所があれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『転法輪
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正念正行」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師弟の恩」
 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「征」
 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「ペルー大法弟子への返信」
 [6] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正しい道を歩む歩」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/1/11/285507.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/2/13/145354.html)
 
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