青島市の裁判所 法輪功修煉者3人に不正裁判を開廷
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 【明慧日本2014年3月17日】山東省青島市の城陽区裁判所は先月28日午前9時、法輪功修煉者・劉秀貞さん、楊乃健さん、馮華さんの3人に対して即墨市留置場で不正裁判を開廷した。その日、城陽区国保(国家安全保衛)大隊、城陽区公安支局などの司法関係者30人以上が出動し、弁護士と家族の入廷を妨害した。

 開廷当日、楊さんの弁護士2人と家族、ほかの2人の修煉者の家族は、朝早くから即墨市普東鎮留置場に駆けつけ、入廷しようとしたが、警官に止められた。弁護士も法廷での弁護を阻止され、家族も傍聴できなかった。裁判が終わって、3人の修煉者が法廷から出るとき、道の両側には大勢の警官が立っていて、武装警官もいた。

 楊さんの弁護士2人は、修煉者たちを連れ去ったパトカーに向かって「警官のあなたたちは法律を知っているでしょう。なぜ、知りながら法を犯しますか? あなたたちはいつか必ず、法律の制裁を受けることになります。修煉者たち、頑張ってください。私たち弁護士がついています」と大声で言った。

 昨年5月2日、青島市610弁公室の指示で公安局の警官は、法輪功修煉者・陸雪琴さん、崔魯寧さん、楊乃健さん、馮華さん、劉秀貞さん、李浩さん6人の身柄を拘束した。当時、公安局の警官は「法輪功修煉者が集会した」との理由で6人を連行したと言った。しかし、6月4日、中共中央テレビ局、新華網などのメディアーは突然「青島市の警察が、刑務所で拷問を受ける実演の写真を撮っている数人の法輪功修煉者を逮捕した」と報道した。そのため、6人の修煉者は「集会した」との理由から「当局の刑務所に拘禁されている修煉者たちが拷問を加えられている事実を暴露した」という罪に変えられた。

 2月27日午後5時頃、城陽市裁判所は突然、楊さんと劉さんの家族に「明日午前10時、即墨市の普東鎮留置場で楊乃健と劉秀貞の裁判を開廷する」と知らせた。劉さんの弁護士は瀋陽市にいたため、翌日の開廷に間に合わなかった。本来なら、裁判日は3日前に知らせるべきだが、城陽市裁判所は明らかに違法行為をした。

 裁判を終えて午後2時頃、楊さんの弁護士は楊さんと面会できた。面会のとき、楊さんは「心臓が悪い。いつも呼吸困難になる」と言った。

 午後3時半、楊さんの弁護士2人は裁判の件で裁判所へ行き、裁判長と会って話をしたかったが、裁判長は退勤時間の5時になっても、顔を出さなかったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/4/288347.html)
 
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