吉林市裁判所 法輪功修煉者の弁護士依頼認めず
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 【明慧日本2014年5月2日】吉林省吉林市の昌邑(しょうゆう)区と船営(せんえい)区裁判所は、9人の法輪功修煉者に対して、弁護士の依頼を阻止しようとした。

 昨年10月17日夜~18日午前にかけて、吉林市公安局・ 国保(国家安全保衛)大隊、昌邑区・船営区・豊満区・龍潭区国保大隊、各派出所の警官らは30人以上の法輪功修煉者を不当に連行した。また、朱玉君さん、鄧暁波さん、王振広さん、馬馳さん、孟凡義さん、孫長盛さん、李徳全さん、李徳祥さん、車平平さんらに対して不当起訴・判決を企てている。

 家族は合わせて12人の弁護士を雇ったが、吉林市の法曹機関に阻止された。

 法輪功修煉者・鄧暁波さんの代理弁護士・李国蓓さんは昨年12月15日と今年1月16日、昌邑区裁判所に保存してある公文書の案件を調べに行ったが、他地区の弁護士は受け付けないとの理由で断られたという。

 車平平さんの弁護士・趙永林さん、孫長盛さんの弁護士・付勇剛さんは今年2月下旬、代理弁護の手続き書類を船営区裁判所の裁判官・李忠誠に郵送したが、裁判所側は「該当者はいない」との理由で書類を差し戻した。2人の弁護士は3月5、6日、自ら手続きを申請に行ったが、李忠誠は「時間がない」「他地区の弁護士は受け付けない」との理由で却下した。

 同時に、昌邑区裁判所の関係者および610弁公室は、李徳全さん、李徳祥さんの家族に弁護士依頼を取り消すようにと脅迫したが、拒否された。

 3月11日、留置場の関係者は車さんの家族に電話をかけ「車平平は弁護士を変えたいと言っている」と言って騙したが、すぐに見抜かれた。13日、船営区610弁公室の関係者は、車さんの職場の上司に「家族に弁護士依頼を取り消すよう圧力をかけろ」と要求したが、拒否された。

 先月3日、孫長盛さんの家族は、船営区裁判所に弁護士依頼を取り消すよう脅迫されたが、拒否した。

 そのため、12人の弁護士は、吉林市裁判所の裁判官が「弁護士法」に違反するとして市検察院、 中級裁判所(高裁にあたる)に告訴し、同時にネットで真相を公開した。

 それに対して昌邑区・船営区裁判所は修煉者と外部との連絡を絶ち「弁護士を雇っても法廷に出廷できず判決を重くするだけだ。弁護士依頼を取り消すと刑を減らすことができるなどと言って、修煉者に弁護士依頼を取り消すように唆した。

 情報筋によると、孟さんは吉林市留置場に5カ月間拘禁された後、舒蘭(じょらん)市洗脳班に送られたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/22/290349.html)
 
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