【明慧日本2014年5月4日】河北省衡水(こうすい)市の法輪功修煉者・王敬勉さん(72歳女性)は先月6日、安平県内の街で人々に法輪功が迫害されている真相を伝えた際、県公安局国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行された。
警官は王さんのかばんを没収し、法輪功が迫害されている内容のチラシ数枚、法輪功は素晴らしいと書かれた紙幣、中共(中国共産党)から脱退を求める人の名前が書いてある紙などを探し出し、「どこから手に入れたのか」と怒りながら質問した。しかし、王さんは答えなかった。そのため、大隊長は怒り出し、金魚を飼育している水槽から水を汲み、王さんの襟から入れた。震えている王さんに、警官は両手で強く平手打ちをした。
王さんは1998年に法輪功を学び始めた。以前、王さんは精神病を患い、いつも激怒した後、頻繁に病気が再発した。しかし法輪功を修煉してから、王さんは一度も精神病が再発しておらず、健康で善良な人になった。しかし、中共当局が法輪功への弾圧を開始してから、王さんは6回にわたって不当に連行されたことがあり、1年間の実刑判決を下されたこともあった。
2000年7月中旬、安平鎮政府の人員と派出所の警官数人は突然王さんの自宅に不法侵入し、王さんを安平留置場に連行した。その数日後、警官は王さんの家族から3000元を強請り取った後、王さんを解放した。
2001年春、派出所の警官は再び王さんの家に不法侵入し、王さんを安平洗脳班に連行した。その数日後、王さんは洗脳班から留置場に移送され拘禁された。留置場の劣悪な環境によって、王さんの全身に疥癬ができた。伝染を恐れた警官は家族から2000元を強請り取り、「一時出所」の手続きをさせて王さんを解放した。
2004年、王さんは親戚の家を訪ねる途中、電柱に貼られている「法輪大法は素晴らしい」と書いた紙が落ちそうだったので直した。それを理由として警官2人に公安局に連行され、平手打ちをされた。警官は留置場に連絡して王さんを拘留しようとしたが、公安局に来た留置場の警官は、顔が腫れ痩せ細っている王さんを見て入所を拒否した。入所をさせることができなかったため公安局の警官は怒り、王さんを蹴ったり殴ったりした結果、王さんは意識不明となった。その後、責任を負うことを恐れた警官は王さんを街に捨てた。その数時間後、目を覚ました王さんは自力で家に帰ったという。
2006年10月のある夜、王さんはほかの修煉者と一緒に油子郷へ行き、法輪功が迫害されている内容のチラシを配ったとき、派出所の警官に連行された。派出所で王さんは手錠をかけられ室外に放置された。その後、王さんは留置場に移送されて15日間拘禁され、200元を強請りとられた後に解放された。
2008年7月19日、県公安局などの警官はオリンピックの保安のためとの理由で、王さんの自宅で不法に家宅捜索をした。警官は王さんを連行しようとしたが、王さんは懸命に抵抗したため連行を免れた。
7月23日、王さんは市場の散髪屋で髪を切っている途中、私服警官3人によって連行された。王さんは留置場に拘禁されたが、家族との面会を許されなかった。8月23日、裁判所は王さんの家族に通知せず、秘密裏に王さんに1年間の実刑判決を宣告し、王さんを石家荘女子刑務所に拘禁した。
判決を知った家族は、刑務所に駆けつけて王さんとの面会を求めたが拒否されたという。