【明慧日本2014年12月13日】中国済南出身の画家王晶さんが創作した絵画『法の中に溶け込む』は、8月に開催された2014年新唐人『世界華人人物写実油絵コンクール』で160点の作品中、銀賞を受賞した。王晶さんは前回のコンクールでも絵画『回帰』で銅賞を受賞している。
『法の中に溶け込む』は「一人の女性が『転法輪』を読んで、人がどこから来たのか、どのように良い人になるのか、どのように返本帰真するのかなどの天機を理解した」という内容を表現している。人生の真諦を悟った際に、重なる天国の美しい景色が現れ、慈悲のエネルギーが周りを包容している。絵の主人公の心に喜びや感謝の気持ちが溢れ、修煉の信念を更に強めている。
王さんは「法に溶け込んだ素晴らしい状態を表現したいと思いました。この状態は、様々な法輪功学習者も体験したことがあると思います。この事を理解できると、中国で残酷な迫害を受けている法輪功学習者の修煉の心が動かないことも理解できると思います。彼らは本当に大法の不思議さと偉大さを体験したからです」とコメントした。
インタビューを受けている王さんは、目を輝かせ優しい声で常に微笑んでいた。この様子からかつて受けた迫害の跡は見えない。
王さんは子供の頃から絵を学び、その後、杭州市の中国美術大学付属高等学校に入り、美術大学で厳しい訓練を受けてきた。優れた技能と誠実な人柄のため、クラスでは委員長に勧められた。
1998年、卒業した王さんは山東省済南に戻り学校で教師を務めていた。2000年10月、法輪功のために北京へ陳情しに行った際に拉致された。済南の歴城刑務所で1ヶ月拘束され、3年間の労働教養に処された。
王さんに信仰を放棄させるため、山東省第一女子労働教養所の警官は受刑者に指示し、王さんを迫害させ、何日も寝かせなかった。また数人の凶暴な人は王さんの頭を殴り、その中の一人は王さんの体を押し付け、王さんの手を握って「煉功をやめる保証書」に署名させた。
2008年から外国に移住した王さんは、自由に自分の気持ちを表現して絵画『回帰』を創作した。そして、「第2回世界華人人物写実油絵コンクール」で銅賞を受賞した。
この絵は一人の女性が、北京北海公園の湖畔で静かに煉功している姿が描かれている。王さんは絵について次のように説明した。「今法輪功は中国で残酷な迫害を受けており、外では煉功できません。家で煉功しても、拉致される可能性があります。刑務所や労働教養所に送られ、刑罰を下され、更には臓器を摘出されるかも知れません。私の希望は法輪功学習者が早くこのように公園へ行って、穏やかに煉功できるようになることです。法輪功は人間の善良な本質を啓発し、人を真・善・忍の方向へ導きます。修煉も回帰の意味合いがあります。だからこの絵の名前は『回帰』にしました。真・善・忍に回帰します」
作品の創意は法輪功を修煉して、悟ることから来ている。「どのように、大法が人の内心に震撼をもたらしたことを表現するのか、絵で善のエネルギーを通して純粋や正を表現し、色の選択すること、色で気持ちを表現することなど、4ヶ月を費やしてたどり着きました」
王さんは心性と技の繋がりを悟ったという。「心がこの基準になると、技術も向上してきます。今後内心の昇華を重視して、技術の面もさらに磨いていきたいです」と述べた。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/9/147224.html)