刑務所に迫害され脳出血の法輪功学習者が死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本20151月10日】黒竜江省双鴨山(そうおうざん)第十八中学校の優秀な教師・婁(ろう)維明さん(女性)は2002年、警官により不当に連行された後、懲役10年の実刑判決を宣告された。同省女子刑務所に拘禁された婁さんは、迫害により2回脳出血を発症し、自立生活ができなくなった。2010年10月に帰宅させられた婁さんは健康が回復せず、201212月に無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年58歳。

 2001713日、婁さんは法輪功迫害の停止を求めて北京へ行ったが、警官に連行された。その後、4千元を強請り取られ、23日間拘留された。

 20024月、婁さんは再び連行され、双鴨山市の刑務所に拘禁された。2003123日、双鴨山市尖山区裁判所は婁さんに対して不当に裁判を開廷し、懲役10年の重刑判決を言い渡した。留置場の迫害により婁さんは高血圧症、疥癬になったため、刑務所側は婁さんの入所を拒否した。しかしその後、留置場側は刑務所と裏でやり取りした結果、200371日、婁さんを無理やり刑務所に送り込んだ。

 婁さんは刑務所で拷問を受け、2度も脳出血を発症して倒れた。1回目は、2004年末~2005年前半までで、その間、婁さんは自立生活ができなかった。しかしその後、婁さんは立つことができ、奇跡的に健康になった。元気になった婁さんを見て、警官は2007年の初め、婁さんを病人監獄区から第二監獄区に移して迫害を加えた。第二監獄区は2005年にも、迫害により脳出血を発症した法輪功学習者・杜景蘭さんを死亡させたという。

2010109日昼頃、警官・馬慧敏は婁さんを侮辱して罵ったため、婁さんはかなりのショックを受けた。そのため、その場で動けなくなった婁さんは、血圧が230まで上がり、失禁してしまった。午後215分、救急車で病院に搬送された婁さんは脳出血と診断され、危篤に陥った。家族が「重病のための服役中の一時出所」を強く求めると、刑務所側は「責任を追究しなければ、すぐに手続きをさせる」と言った。家族が要求に同意すると、刑務所側は婁さんを帰宅させた。

 同月中旬、家族は婁さんを尖山区の鉱山事務局病院に入院させた。その後、婁さんは2回も脳出血を発症し、肺結核の症状も現われた。201212月、婁さんはこの世を去ったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/30/302328.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/5/147845.html)
 
関連文章