文/上海の大法弟子
【明慧日本2015年10月3日】尊敬する師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私は修煉があまり良くできておらず、また筆も立たないのですが、毎回、修煉体験を書く過程は、自分が法の上で認識を向上させる過程であり、一層修煉して自分の執着心を取り除く過程でもあると感じています。今回の法会では、不当に連行された後、師父と法を信じた自分を、師父と大法がいかにして加護してくださったのかについての経験を書き、師父にご報告し、同修と切磋琢磨したいと思います。法に則っていない所があれば、同修の慈悲深い指摘をお願いします。
警官に直接真相を伝える
ある日、私が街で真相を伝えていた時、2人の私服警官が突然後ろから両腕をぐっとつかんで、私の手提げかばんを奪い、強制的に黒い小型乗用車に押し込み、最寄りの警察署へ連行しました。
警察署の中で、私は「1999年『7.20』以後、旧くからの同修と連絡が取れず、同修はだれも私が連行されたことを知らない。だれも私のために明慧ネットで迫害を暴露することができず、だれも私のために正念を発してくない。どうしよう?」と考えました。しかし「師がいて、法もあるのに、何を恐れるのですか?」[1]と考え直しました。そしてその後、警官と向かいあった時も、心に少しの恐れも恨みもなく、警官たちに法輪功の真相を伝え、警官たちに法輪功の迫害に加担させてはいけない。迫害に加担させないことによって、警官たちの生命に素晴らしい未来を持たせなければならないという責任と義務があると感じただけでした。
私が連行されたその日、国保警察などが私の家を家宅捜査し、パソコン、プリンター、DVDレコーダー、ラミネーターなどの私物を奪い、預かり証すらくれませんでした。2日目の午後、国保の警官が私を警察署内の別の場所に連れて行きました。そこには6、7人の男女の警官がいて、その中の数人は私の家を家宅捜査した警官でした。私が腰を下ろした途端「協力してはいけない」という一念が、突然頭の中に入って来ました。師父が私に教えてくださっていると思い、「たとえどのような環境にあっても、邪悪の要求や命令、指図には従わないようにしてください」[2]という師父の説法を、懸命に思い出しました。しかし、私はどうしても師父のこの説法のそのままのお言葉を思い出す事ができず、いかなることも警察に協力してはならず、ただ私自身が理解した大意だけを思い出しました。同時に、今回の迫害では、警官も犠牲者であり、警官も大法の救い済度を得なければならないはずだと考えました。
警官たちが口を開く前に私は「あなたたちはもう昼ご飯を食べましたか?」と穏やかに尋ねました。警官たちは「もう食べた」と言いました。「私は朝ごはんも食べていませんよ!」と言うと、国保の警官Aがすぐに「あなたはすでに仙人になったというのに、まだ食事をする必要があるんですか?」と尋ねました。私は「私たち法輪功を学んでいる者は、人としての基準は真・善・忍ですが、それ以外は他の人と同じですから、私たちは食事もしなければならないし、寝なければなりません」と答えました。警官Aがまた「それなら絶食すればいいじゃないか!」と言いました。私は「絶食なんかしません! 私がお腹いっぱい食べなければならないのは、あなたたちに真相を伝えなければならないからです」と言いました。警官Aは「なるほど、なかなか理知的な人だ」と言いました。そして、警官Aは他の警官に私の昼食を買いに行かせました。
警官Aは私のカバンをひっくり返し、資料を探し出しました。『共産党についての九つの論評』、神韻芸術団の公演DVD、『明慧週報』、『明慧画報』、『「三退」と平和』、さらにカバンの中から「『法輪大法好、真善忍好(法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい)』を心を込めて念じれば福報が得られる」の例を記した資料などが出て来ました。警官Aが「この資料はどこから持って来たのか?」と聞くので、私は「全世界で公開されている法輪大法の明慧ネットから、ダウンロードしたのです。このサイトは中国では、共産党によって封鎖されていますが、あなたがグーグルで自由の門などのネット封鎖を突破するソフトウェアを検索すれば、明慧ネットを見ることができます。私は毎日見ています。あなたたちも明慧ネットを見れば、かならず受益するところが大きいはずです」と教えました。
国保の警官Bが「明慧ネットではなぜ私たちを『悪の警官』と呼ぶのか?」と尋ねるので、私は直接には答えませんでした。なぜなら、警官Bは中国共産党のうその毒害を深く受けていたからです。私は、必ず彼を救済し、すでに人を害する行為を行ってしまった彼に、このまま法輪功の迫害に加担させるわけにはいかないと思いました。私は「この資料をあなたたちにあげます。いつもあなたたちにこの資料を送って見てもらおうと思っていましたが、ずっと送ることができなかったのです。よく見てください。部数が足りないなら、回して読んでください。内容を理解すれば福報を得るはずです。見終わったら、持って帰って家族に見せ、家族にも真相を理解させれば、あなたたちの功徳は非常に大きくなるはずです」と言いました。たくさんの警官が「わかった」と言いました。
警官が昼ご飯を買って来たので、私は「一日半、水を飲んでいません」と再三にわたって言うと、やっと一杯の水をついでくれました。しかし、その水の中には白い沈殿物がたくさんあり、においをかいでみると変なにおいはしなかったのですが、飲む気にはなれませんでした。警官Aが「あなたに毒をもったりしませんから、安心して飲んでください」と言いましたが、私は「わかったものじゃない。だから私は注意しているんです」と言いながら、心の中で「師父、ご加持ください。もし毒薬ならば、効力を失わせてください」と念じました。
若い警官たちに向かって私は「あなたたちはみな若くて有望で、前途は洋々たるものがあるのに、なぜ、自分の将来を壊すようなことをしているの。あなたたちのことを思うと本当に辛いのです」と遅い昼食を食べながら言いました。警官たちは「あなたはいったい何を言いたいのですか? 私たちは別に悪事なんか働いていませんよ」と言いました。「あなたたちは今まさに悪事を働いていますが、自分が悪事を働いていることにまだ気づいていないんですよ! 法輪功は素晴らしく、法輪功が説いているのは本当の佛法で、説いているのは宇宙の真理です。それは宇宙の物質運動の法則で、それは高次元の科学です。法輪功に基づいて行えば、誰でも受益するでしょう。私たちは法輪功を学んでおり、師父はいかに徳を重んじ、いかに心を修め、いかに善をなし、いかに良い人になり、悪事を働かないかを教えられています。まず、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないことを教えてくださいました。私たちは人を罵ることさえしないのに、どうして人を殺すことができるでしょうか? もし私たちが殺人を犯したとしたら、私たちの善の体は今どこにあるのでしょうか? あなたたちはテレビで天安門焼身自殺や殺人など、法輪功の一連のマイナス報道を目にしたと思いますが、あれは全部中国共産党が法輪功に濡れ衣を着せ、誹謗中傷したもので、法輪功の真の姿ではありません。明慧ネットには法輪功に関するすべての資料があり、すべて無料でダウンロードできます。あなたたちも明慧ネットを見る事ができますから、法輪功の本である『轉法輪』を読めば、すべてがわかるはずです。法輪功を学ぶ事は信仰に属しますが、私たちの国の憲法は国民の信仰の自由を規定しています。江沢民が個人的な嫉妬心から中国共産党を利用して法輪功を迫害していますが、これは違法です。あなたたちが法輪功の迫害に加担することは法の番人が法を犯していることになるのです。あなたたちが中国共産党と一緒になって、自分も人も傷つけるようなことをしないことを希望します」と続けて言いました。
警官Bが「中国共産党はお金をくれるので、私は中国共産党のために働く」と言いました。私は「あなたは間違っています。中国共産党は一銭だって稼いでいません。中国共産党そのものは中国人民が養っており、中国共産党の金は納税者が汗水たらして稼いだお金であり、中国共産党は納税者のお金をあなたたちに渡しているだけです。実は納税者があなたたちを養っているんです。あなたたちの職責は善を助けて悪を除くことであり、良い人間を保護することであり、人々に平和な生活を送ってもらうことです。私たち法輪功を学んでいる人はみな良い人なのに不当に連行され、不当に懲役刑を受け、不当に刑務所に入れられ、さらに生きたまま臓器を摘出さているのです。あなたたちがすぐに心を入れ替え、道徳に従ってくれることを私は心から望んでいます。なぜなら宇宙の理は因果応報であり、良いことをすれば良い報いが得られ、悪いことをすれば悪の報いを受けるからです。河南省登封市の模範公安局長の任長霞のことを、あなたたちも知っているでしょう」と言いました。警官たちは「知っている」と言いました。
私は「任長霞はどうして『模範』になれたのでしょうか? それは任長霞が積極的に法輪功を迫害したからです。交通事故が起こったあの日、任長霞は高級外車の最も安全な席に座っていたのに、車の外に投げ出されて、その場で即死しました。死にざまは極めてみじめで、死んでから3日経っても目が閉じられませんでした。ところが、車内にいた他の人はまったくけがをせず無事だったのです。どうしてでしょうか? なぜなら任長霞は積極的に法輪功の迫害に加担してきたので、罪業が深刻で、悪の報いを受けたからです。さらに災いは家族にまで及び、任長霞が死んで4年後、任長霞の妻はガンで死亡し、任長霞の10歳を過ぎた息子は孤児になりました。任長霞の妹は因果応報を信じませんでしたが、自分の姉が悪の報いを受けたと言わざるを得ませんでした。公安組織が法輪功を迫害したために悪の報いを受けた例は非常に多く、あなたたちも明慧ネットで見ることができます。くれぐれも給料やボーナスのために中国共産党の要求に迎合し、自分の良知を売り渡してまで、佛法を誹謗中傷してはなりません。ましてや佛を修める善良な人を敵視し、善良な人々を殺害してはいけません。実際、誰もが知っていますが、中国共産党という組織はだれも保護せず、中国共産党の最高指導者でさえ良い結末を迎えられないのです。みんな知っていますが、前国家主席だった劉少奇のポストはあなたたちよりもはるかに高いのに、一夜にして裏切り者にされ、刑務所に入れられたのです。ましてやあなたたちのような警察官は、実際警察官も庶民で、ただ仕事が違うだけなのですから、中国共産党にとってあなたたちが不要になった時、誰があなたたちを保護するのですか? もしかしたら、あなたたちはまだ知らないかもしれませんが、江沢民は法輪功に無罪を与えない条件として、警官を殺すことさえ提案していたのです。もし私たちの師父の慈悲がなければ、あなたたちはすでに命を落としていたかもしれず、どうなっていたかわかりません。さらに、江沢民は一生の間にばかなまねを二つしたと認めており、その一つが法輪功への迫害を始めたことです。江沢民自身でさえ後悔しているのですから、あなたたちは自分と家族のためによく考えてください。もし悪の報いを受ければ仕事はできなくなりますが、それでも共産党があなたたちに給料やボーナスを払うと思いますか? 実際、病院で診察してもらうことすら、一部分の費用を自分で負担しなければならないのですから」と言いました。
さらに私は警官たちになぜ「三退」が必要なのかを伝え、どのようにしてネット封鎖を突破して大紀元のインターネットサイトで「三退」を声明できるのかを教えました。そしてさらに私は「あなたたちは危険度が高い職場で仕事をしています。もし私の息子がこのような職場で仕事をしていたら、きっと息子に辞職を勧めます。あたたたちの平安のために、あなたたちの家族の平安と幸福のために、進むべき二つの道を提案します。あなたたちは辞職し、『三退』した後、『法輪大法好(法輪功は素晴らしい)、真善忍好(真善忍は素晴らしい)』と心を込めて念じれば、必ず良い仕事を見つける事ができるはずです。もし辞職しないのであれば、今の職場でのあなたたちの権力を利用して法輪功修煉者を保護すれば、功徳が非常に大きくなり、必ず福報を得られるはずです」と言いました。
(続く)
注:
[1]李洪志師父の経文:『シドニー法会での説法』
[2] 李洪志師父の経文:『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」
[3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[4] 李洪志師父の経文:『オーストラリア法会での説法』
[5] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」
[6] 李洪志師父の経文:『各地での説法十』「マンハッタン説法」
[7] 李洪志師父の経文:『各地での説法十一』「大法弟子とは何か」
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/21/143337.html)