情の妨害を解体しよう
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年2月5日】数日前、1人の同修が亡くなりました。亡くなる前、私は同修を助けるために、しばらく同修の家に泊まりました。同修が亡くなった後、悲しんでいた同修の娘と夫を見て、私もとても悲しくなりました。そして、家に帰った後、うつうつとした状態が続き、胸が痛く、全身がだるくなり、三つの事に影響しました。なぜこうなったのか? 内に向けて探すと、同修への情に心が動じたから、旧勢力に隙に乗じられたと分かりました。正念を発して、体への迫害を解体しました。

 それから、毎日『轉法輪』を三講読むことにしました。ある日、体調がまた悪くなり、とても疲れを感じたので、寝て休もうと思いましたが、かえって更に辛くなり、法を学ぶことにしました。

 声を出して拝読すると、一つ一つの文字が心に入って、とても玄妙で、心地よく感じました。そして、読めば読むほど、気持ちがよくなり、力が出ました。強大なエネルギーに包まれ、胸の痛みもなくなりました。翌日また同じような状態の中で三講を学びました。学ぶたびごとに、佛法の神聖さを実感しました。

 この体験を通して、師父と大法を信じることと、内に向けて探すことの大事さが分かりました。人間の情を取り除いた後、次元の昇華も感じました。修煉は本当に厳粛なことで、如何なる人心もあってはなりません。

 修煉が最後になるにつれ、人間の表面に表面にと至りますので、自分の夫や妻、子供、父母、体の不具合などに対し、すべて正念で対処し、人間の念を動じてはいけません。最後になればなるほど、厳粛になります。多く法を学び、正念をたくさん発し、煉功と衆生を救うことも緩めてはいけません。師父は「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」[1]と説かれました。

 特に子供への情に陥ってはいけません。すべて因果応報により定められたものなので、自分の役割を果たしていればいいので、必要以上に、子供への情に陥り迷ってはいけません。

 数日前、外地へ出稼ぎに行った娘が、地元に戻って仕事を探すと言って、帰ってきました。夫は暗い顔でした。娘は「お父さんは誰に怒っているの? 帰ってきてからぜんぜん笑わない」と言ったので、私は「気にしなくていいよ、とても疲れているんだよ」と言いました。

 ついに親子喧嘩になり、始め私も心が動じましたが、師父の法「法の中で既に皆さんに教えましたが、二人がトラブルに遭ったとき、それを見た第三者まで自分を考えるべきです。つまり、彼らにトラブルが起きたのですが、なぜ私はそれを見たのでしょうか? 私に何かの心があるのでしょうか? 私に同じ問題が存在しているのでしょうか?」[2]を思い出し、自分の誤ったところを探しました。その後、2人に「もう喧嘩をやめて、各自の問題を反省してください」と言いました。夫が仕事に行った後、娘に「あなたは大法を修煉している人だから、なぜお父さんを指摘するのか? 旧勢力はこれを利用して、私たちの仲を壊し、それを口実にあなたを害し、私たちを落とそうとしているのよ。もうお父さんの是非を問わず、自分を探しなさいね」と言いました。

 娘は「分かった。道理が分かったので、探してみる」と言いました。そして、夜、夫が帰ってきて、娘が父親に謝り 、2人が再び笑顔に戻りました。

 親として子供を正しく導き、けっして旧勢力に任意に妨害させ、迫害させてはいけません。自分の家庭を穏やかにし、そして真・善・忍に同化させるのは私たちの責任です。

 最後に、師父の法を一緒に復習しましょう。「一部の学習者は病業の関を乗り越えられません。重大な過ちばかり考えないでください。大きな過ちがなく、法に対して確固たる信念を持っているとあなたは思っています。しかし、あなたはそれらの小さいことを軽視しないでください。邪悪は隙に乗じてくるのです。多くの学習者は小さい過ちのせいで命まで失いました。本当に非常に小さいことが原因だったのです」[3]

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
 [2] 李洪志師父の経文:『オーストラリア法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/27/322768.html)
 
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