アラーム時計のストーリー
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年2月23日】修煉前、私は長い間朝寝坊の悪習慣に慣れ切って、目が覚めてもすぐに起床せず、暫くはベッドの上でゴロゴロしていました。時には起床時間が遅すぎて、朝食を取らずに出勤することもたびたびありました。修煉を始めてから、学法煉功、そして仕事もしなければならないので、煉功の時間を取るのが難しい状態でした。私はよく夜に動功を煉って朝に座禅し、後は時間を割いて学法していました。しかし、朝寝坊した日は出勤が遅れるのを恐れて、静功座禅をやめてしまうことがよくありました。

 ある朝、私はぐっすり寝ていた時、誰かに押されたのを感じ目が覚めました。ちょうど5時だったので、私は起きて静功を煉ることにしました。時には木魚の音で目が覚め、時には夢の中で誰に叩かれて目が覚めました。起きてから脚の太ももの辺りを、本当に叩かれているような痛みを感じていました。これは早朝の煉功のために、師父が起こして下さっていると思いました。しかし、毎回師父に起こして頂くことを恥ずかしく感じ、アラーム時計を買って来て、早朝の5時にセットしました。

 ある朝、「小慧、起きなさい! 小慧、起きなさい!」と誰かに呼ばれたのが聞こえて、目が覚めると、その音は新しく買ってきたアラーム時計から出ていたことに気づき、とても驚きました。その後、アラーム時計から出る音が、最初の「ディーディーディ」の音あるいは音楽のメロディーから、直接名前が呼ばれる音に変わりました。

 ある日、あまりにも深く眠っていて、夢の中でどこかで遊んでいた時、微かに誰かが泣きそうな声で私を呼んでいたのが聞こえました。私は突然夢から目が覚めて、アラーム時計が断続的に、泣きそうな音で私を呼んでいたことに気づきました。時刻を見ると、既に5時40分でした。アラーム時計は40分間ずっーと私を呼んでくれ、声が荒れても、泣きながら私を呼び続けていました。私は心が深く震撼しました。万物には魂が宿っているので、私は早速アラーム時計に、「ごめんなさい。お疲れ様でした」と詫びしました。何回も、アラーム時計は「愚か者、早く起きなさい! 愚か者、早く起きなさい!」と呼んでくれていました。師父は私が一日も早く惰性を取り除くよう望まれているので、アラーム時計は超常的になったのだと思います。これは小さな事ですが、法輪大法の博大な奥深さの表れを実感しました。

 1999年の「7.20」以後、中国共産党が法輪功に対する迫害を始めました。派出所の所長、地域の警官、住民委員会の幹部たちは、いつもこぞって嫌がらせをしに私の家を訪ね、修煉を放棄するよう圧力をかけにやって来ました。毎回、私は彼らに法輪功への迫害の真相や、修煉後自ら受けた恩恵について説明しました。その都度、そばにいる85歳の母親は、私のアラーム時計のことに触れて、「この法輪功は本当に素晴らしいです。娘はあれほど多くの病気を患っていたのに、何の薬も飲まず、修煉してからいつの間にか全部治りました。それに、家のアラーム時計ですが、本当に不思議なことに、どうして娘の名前を読めて、早く起きなさい! と話せるのでしょうか! 本当に自分の目で見、聞かなければ、誰も信じないでしょうね」と言うと、この話を聞いて、嫌がらせをしに来た警官たちは驚き、唖然としました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/4/323417.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/2/11/155528.html)
 
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