「生かされた人」と「亡くなった人」の一念の差
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年2月24日】私は5階に住んでいて、上の階に50歳過ぎの夫妻が住んでいます。ご主人は重点中学校の英語の先生で、奥様は特別支援学校の先生を勤められています。

 2009年初め、ご主人は食道癌と診断されて北京に手術を受けに行って、帰ってきた時見分けられないほど姿が痩せ細っていました。背が高くてたくましかったご主人は、体重が50キロ以下まで減り、話すことも出来なくなりました。奥様は涙を流しながら、「今は化学療法を受けています。医者の話では余命一年または半年しかないそうです」と悲しみました。

 翌日、私は彼らの家を訪ね、自らの体験を持って法輪功が迫害されている真相を伝え三退し、誠心誠意「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と念じれば、必ず好転することを伝えました。ご主人は私から渡された大法のお守りを手にして、ずっと頷いていました。奥様はご主人の代わりに中国共産党党員からの脱退を表明し、感謝の言葉を繰り返しました。

 下の階に三世代の5人家族が住んでいます。ご主人はレストランを経営していましたが、儲かるどころか、レストランを売却した後も多額の借金が残ってしまいました。息子夫婦はスーパーでパートの仕事をしながら、孫の学費を工面していました。54歳のご主人は借金を返そうと、再び建築現場に働きに出ましたが、1年半のペイント塗りを勤めてから、白血病になってしまいました。入院費がなく、点滴を受けるために毎日通院するご主人の苦しい姿を目にして、私は「誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!』と心から念じれば、必ず良くなります」と伝えました。しかしは「そんな事は信じません。信じません」と断りました。ご主人に大法のお守りを渡そうとしたとき、急いで家に入り、私の話を聞こうともしませんでした。私は悲しくなりました。数日後、ご主人は世を去りました。お嫁さんの話では、病院で間違った薬を注射されて、裁判を起こしても勝訴できなかったそうです。

 1年後、上の階のご夫婦は区内の別の別荘に引っ越しされました。2014年のある日、市場で買い物していたご夫婦に偶然お会いしました。遠くから私を見かけて喜んで挨拶してくれました。ご夫婦の健康そうな姿を見て、感慨深かったのです。生命の選択は一念によるもので、その一念の差で「生かされた人」と「亡くなった人」、全く違う結果が生まれてしまいました!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/14/324140.html)
 
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