【明慧日本2016年3月9日】中国・河北省衡水(こうすい)市の法輪功学習者・崔栄芬さん(女性)は、昨年12月22日、裁判所に不正な裁判をかけられた。留置場で長期にわたって、迫害を受けてきた崔さんは、健康状態が悪化し、法廷で意識不明になった。そして、傍聴席にいた家族は、裁判官に崔さんを病院に送るようにと要求したが、裁判官は、個人病院の医者を呼んできた。
その医者は適当に診て、「大丈夫だ」と言った。家族はその医者の言動を見て、崔さんを病院に搬送するようにと強く要求した。30分後に崔さんはやっと、景県病院に運ばれた。
医者は崔さんの心臓に重い問題があると診断し、崔さんを入院させた。しかし、多くの警官が病院に集まってきた。県公安局の副局長が来て、家族に「衡水市の病院に転院させるように」と言い出した。家族が拒否したため、副局長に「必ず転院しなければならないぞ」と脅迫された。
午後5時過ぎ、さらに多くの警官が病院内に現われた。警官らは家族を取り囲んで行動を制限した後、強制的に崔さんを病院から連れ出した。
その後、解放された家族は、衡水市に駆けつけ、いろいろな病院を回って訪ねたが、崔さんの姿はどこにもなかった。崔さんの行方を聞きたくて、家族は副局長や裁判所の副所長に電話をかけたが、繋がらなかった。
翌日、家族は崔さんを拘禁した留置場に行き、崔さんのことを聞いたが、「昨日夜9時過ぎ、崔栄芬を送ってきた」と告げられた。
崔さんはかつて、本を読むと頭痛がするという病気があって、受験のときも頭に針灸の針を刺したまま、受験したほどである。その後も、頭痛、近視、甲状腺機能亢進症で苦しめられた。しかし、1997年から法輪功を学んでから、崔さんは病状が消え、健康を取り戻した。
しかし、1999年7月20日、江沢民は法輪功への迫害を引き起こした。そのため、崔さん及び家族はこの十数年、恐怖の日々を過してきた。いつも、街の警官のパトカーの音が聞こえると、崔さんの娘はすぐ、「ママ、早く逃げて! 警官が来るよ」と怯え、崔さんに向かって叫んでいた。幼い娘の心も深く傷ついているようだ。
2014年8月25日午前、崔さんは出かけた際、待ち伏せていた警官に連行され、景県城関派出所に拘禁された。その後、崔さんは衡水留置場に移送され、拘禁され続けたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)