中国・河北省の男性法輪功学習者は不当判決に
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年3月15日】中国・河北省張家口市の法輪功学習者・賈鵬飛さんは、昨年9月29日に懲役4年の不当判決を宣告され、上訴した。しかし、市中級裁判所は、秘密裏に再審を行う予定である。

 賈さんの母は、当裁判所の責任者と所長に手紙を書き、公開裁判を要求したが、「公開裁判はしない予定であり、不服を申し立てるなら、上訴するように」と言われた。賈さんの母がどこに上訴するかを聞いたら、知らないと答えた。

 先月、賈さんの母は、石家荘裁判所に市中級裁判所および宣化区法曹機関による賈さんへの迫害を訴えた。その後、当局にも手紙を出した。2月18日、国家信訪局から該当の事例は、人民裁判所の管轄範囲だという返事が来た。

 翌日、賈さんの母は市中級裁判所を訪ね、手紙原本と携帯電話の返信履歴を提出し、担当者から近いうちに返答すると返事をもらった。

 賈さんは2005年から法輪功を学び始めた。昨年3月25日午前、区公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)隊長および警官数人は賈さんの自宅に侵入し、家財を押収した。また、賈さんの帰りを待ち伏せし、不当に連行した。賈さんは区留置場に拘禁された。4月3日、賈さんへの逮捕令が発付された。

 21日、区公安局分局は、再び賈さんの案件を検察庁に提出した。賈さんの家族は、北京の弁護士を雇った。5月5日午前、弁護士は賈さんと面会し、案件の書類を調べ、検察庁に起訴しないよう、文面に要求した。

 6月2日午後3時過ぎ、区検察庁、裁判所は区留置場において賈さんに対して秘密裏に開廷した。弁護士は留置場で開廷することは違法であることや、証拠がねつ造されていることを指摘した。

 9月29日午後3時、区裁判所は賈さんに、懲役4年の不当判決を宣告した。10月9日、北京弁護士の助けの元で賈さんは、上訴状を区裁判所に提出した。当裁判所は案件を市中級裁判所に提出したという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/5/324972.html )
 
関連文章