【明慧日本2016年3月18日】中国・山東省莱州(らいしゅう)市の法輪功学習者・孫寿煜さんは、元主席・江沢民を告訴したとの理由で、昨年7月18日に連行され、市留置場に拘禁された。そして、今年2月3日、孫さんは不正な裁判をかけられた。法廷で孫さんの弁護士は、いろいろな角度から、孫さんの無罪を主張した。
開廷の2日前、莱州市にある多くの会社や政府機関、村長、町長、近くの市民など、裁判の傍聴の招待状を受け取った。
2月3日午後9時、莱州市裁判所は、刑事法廷で孫さんに対して不当に開廷をし、裁判所の周り、近くの通り、駅など、多くの私服警官で取り囲んだ。
法廷で、弁護士は法律に基づき、いろいろな角度から事案を分析し、「法輪功を学ぶことは、違法行為ではありません。法輪功は、絶対に邪教ではありません。ですから、 孫さんはいかなる法律にも違反しておりません」と言明し、孫さんの無罪釈放を求めた。公訴人と裁判長が反論せず、早々に裁判を終わらせ、裁判の結果を出さなかった。
孫さんは1995年 から法輪功を学び始めた。その後、孫さんは、法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を律した。それから、孫さんの村だけではなく、周りの村の人々からも、孫さんは良い人だと知られている。孫さん夫婦はともに法輪功を学んでいる。
しかし、江沢民が法輪功への迫害を引き起こしてから、中国共産党の人員は、孫さん夫婦を法輪功の重要人物と扱い、いつも孫さんの家へ行って騒がせたり、嫌がらせをした。孫さんは何度も連行されたことがあり、自営業をしている店も閉めるようにと強いられた。それからというもの、孫さん一家は、平穏な生活を過すことができなかった。
昨年7月18日午後、莱州市610弁公室、国保大隊、沙河鎮派出所の警官三十数人は、銃を持って、孫寿煜さん、宋洪軍さん、張立忠さんなどの法輪功学習者を連行した。警官は宋さんの家を家宅捜索し、パソコン、プリンター、車2台を押収した。宋さんは洗脳班に送られ、猛打されて、手枷(かせ)足枷をつけられた。その後、3人の学習者は市留置場に拘禁された。
9月23日午前、弁護士3人は孫さん3人と面会するため、留置場に行ったが、「国保大隊からの指示で、3人に面会ができない」と言われ、3人と会えなかった。
そのため、弁護士たちは市検察院に行き、面会を妨害されたことを訴えた。検察側が面会できると決め、弁護士は学習者3人と会えた。その後、孫さんは起訴された。
孫さんはいまだに留置場に拘禁されているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)