文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年3月23日】今年58歳の私ですが、小さい頃は天真爛漫だと思っていました。人間は永遠に死なず、生老病死もなく、ずっと家族と一緒に暮らしていけたらどんなに良いことでしょう。年を取るにつれて、舅夫妻や義姉妹との間の家庭不和、そして会社での様々なトラブルを経験し、生きていくことの辛さを感じました。特に家庭内の問題ですが、いくら努力しても家族に理解してもらうことができず、どうすれば良いか悩んでいました。
1999年春のある日、夫と一緒に姉の家に遊びに行きました。そこで、夫は一冊の『轉法輪』を目にし、私に「この本は人はどう生きるべきかについて、すごく良く書かれている本だそうだ。お前も早く読んでみるといいよ。そうすれば、内輪もめや喧嘩をせずに済むようになるからね」と言いました。読書が好きな私は多くの本を読んできましたが、どの本からも家庭問題の解決方法や、人生に対する様々な困惑の回答を得ることができませんでした。夫に勧められて、読んでみようと思いました。
『轉法輪』を読み出してみると、私はもう手放すことができなくなりました。『轉法輪』の内容が私の世界観を完全にガラリと変えました。人間には輪廻転生があって、他人とのトラブルの累積も一生涯に限らず、前世において他人に悪いことをすれば、今生で返さなければならない理が分かりました。また、人間が前世において徳を積んでいたのであれば、今生では長寿、昇進、富を得る事ができますが、前世で業を作っていたならば、病気や難に遭うという理も分かってきました。これはすなわち庶民がよく言う「善悪には報いがある」ということです。
大法を修煉後、長年私を付きまとっていた鼻炎、低血糖、静脈拡張などの病気が全部消えました。仕事においても、私は常に師父の要求に従い真面目に取り組み、 苦労をしても苦と思わず、同僚や上司とトラブルになれば自分を押さえて我慢し、たとえ相手に汚い言葉で罵られても高い基準で自分を律し、相手に修煉者の良さを見せることができました。こうして周りの人に大法が迫害されている真相を伝えれば、大多数の人は理解し、三退を選択しました。
製鋼所で働いていた頃、私は倉庫の管理を担当していました。他社の作業員が製品を運んできたとき、指定の場所に積み荷を下ろさず、少しでも指摘を受けるとすぐに罵声を上げました。私は穏やかな口調で彼らに道理を説き、「私が法輪功修煉者だから、殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さないことができる」と伝えると、数人の作業員が感動しました。ある年寄りの作業員は「以前、法輪功の人は殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さないと聞いたことがありますが、信じませんでした。今日は自分の目でみたので信じます」と言いました。私は彼らに真相を伝え、三退を勧め、真相DVDやお守りを渡すと、彼らは喜んで受け取りました。
ホテルに勤めていた時、ある上司が私の兄との不和を根に持ち、大勢の人の前で、私に不遜なことを言いました。上司に落ち着くようにと言い聞かせましたが、聞いてくれませんでした。事後、私は上司を訪ね、師父の説法の道理を伝えました。「人生は一度に限らず、今のトラブルは前世で作った業に由来しているのであれば、今は返すべきです。そうでなければ、人を勝手に罵れば徳を失います。人間は自分の徳と引き換えに高官になったり、富を手に入れることができます。人と人の出会いは縁によるものです。私たち修煉者は高い基準を持って自分を律し、どこに行っても良い人になるように努めています」と言うと、上司は私の話に感動して、これまでのことを謝りました。これはまさに大法の力です。
家庭の中でも、私は師父の教えに従い孝を重んじ、89歳の姑と91歳の舅と同居し、彼らが重い病気にかかった時、全ての世話をひとりで引き受け、近隣に称賛されました。義姉妹との付き合いの中で、私は常に譲り、苦労と思わず、苦を楽としてきました。もちろんトラブルの中では心が痛みましたが、師父の要求通りに実行できたとき、家族の和睦が深まり、夫の仕事や子供の学業が順調に進み、そして一家が健康になるなど、もっと多くのものを得ました。
大法を修煉して以来、私は優しく他人に接するようになり、危機の中で師父に助けて頂いたこともあります。去年の夏の帰宅途中に、私はある三輪車と並行して走っていました。そのドライバーは運転しながら電話をしていて、方向指示器を出さずに突然車線を変更し、私を巻き込んでしまいました。ドライバーは急いで三輪車から降りてきて「ごめんなさい。今回は全て私の不注意です。急いで子供にお弁当を届けようとして、あなたを見ていませんでした。大丈夫ですか?」と聞きました。私は立ち上がって、「大丈夫ですよ。法輪功を修煉しているので、師父が見守って下さっています。あなたが急いでいるのが見て分かりました。しかし、今後はもっと安全運転に心がけて下さいね。今日は私で何事も無く済みましたが、他の人なら結果が違っていたでしょう」と注意しました。最後に、私はドライバーの彼女に「法輪大法は素晴らしい!」とだけ伝え、自分の電話番号を相手に伝えず、何も要求せず、そこから立ち去りました。