黒竜江省 電気会社の元女性職員が受けた迫害事実
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  【明慧日本20163月25日】黒竜江省の法輪功学習者の趙亜倫さん(70代女性)は、同省にある電気会社材料事業部に勤めていた。趙さんは1996年から法輪功を学び始め、一層真面目に仕事をやり遂げた。しかし、趙さんが法輪功を学んでいるという理由で、いろいろな迫害を加えられた。そのため、趙さんは法輪功への迫害を引き起こした江沢民を告訴した。

 趙さんは以前、生命の真諦を探し続け、さまざまな気功を学んだ。1996年、趙さんは『轉法輪』を読んだ。以前にわからなかった「人はどこからきたのか? 人は何のために生きているのか? なぜ、人に災難があるのか? 幸せはどうやって手に入れられるのか」などの答えを『轉法輪』の中に見つけた。それから、趙さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を律し、健康な体を得て、日々幸せな気持ちだった。

 しかし、1999720日、元主席の江沢民が法輪功への弾圧を開始した。趙さんは法輪功を学び続けたため、刑務所に入れられるなどの迫害を受けた。

 20001022日、趙さんは法輪功への迫害の停止を求めるため、北京に行こうとしたが、途中で警官に連行され、ハルビン第二留置場に拘禁された。留置場で趙さんは「転向」を強いられ、トイレに行くのも制限された。4カ月後、趙さんは解放された。

 2002830日午前8時すぎ、数人の私服警官が趙さんの家のドアをこじ開け、不法侵入した。家にある法輪功の資料を見つけた警官は、趙さんを地面に押し倒して手錠をかけ、南崗公安分局に連行した。公安局で法輪功の資料の入手先を聞かれたが、趙さんが何も喋らなかったため、ハルビン第二留置場に送られた。

 当時、多くの法輪功学習者が留置場に拘禁されていた。留置場で夜、学習者たちは、隣の人と隙間がなく、寝るしかなかった。もし、トイレに行って戻ったら、寝る場所がなくなるという状態だった。学習者たちは屋外に行かされず、警官に罵られたり、蹴られたりした。そのため、趙さんと多くの学習者は、体に膿疱疥癬ができ、耐えられないほどの痒みと痛みがあった。

 その後、趙さんは5年の実刑判決を言い渡され、2003321日に黒竜江省女子刑務所に送り込まれた。

 刑務所に入る当日、趙さんは集中訓練隊に入れられ、刑務所のルールを覚えさせられた。従わなかった趙さんは深夜まで立たされ、2人の刑事犯の間の狭い空間に寝かされた。

 翌日、警官が部屋に来て、力いっぱい趙さんに平手打ちをした。そのため、趙さんの耳の鼓膜が破れてしまい、血が出た。警官は「殴られたくないと思うなら、転向しなさい」と言った。

 同刑務所は真冬の朝早く、名札を付けていない趙さんを含む30数人の法輪功学習者を外に連れ出し、風に向かって走らせ、夕方までに部屋を入れないことを7日間連続して行った。ある日、趙さんは積もった雪の前に連れてこられ「今日、お前を生き埋めにしてやる」と言われながら、雪の中に押し込まれて埋められた。その雪が、何と自動的に溶けるという奇跡が起きた。そして、趙さんは生き残った。 

中共酷刑示意图:冷冻雪埋
拷問のイメージ絵:雪で埋められる

酷刑图:吊铐
拷問のイメージ絵:吊るし上げられる

 刑務所では夜8時になると、警官はいつも、拘禁されている人を廊下に集め、名前を呼んだ人をしゃがむ姿勢にさせ、自分の番号を報告するように強いた。ある日、趙さんが警官の要求に従わなかったため、手錠を掛けられ、独房に入れられた。

 趙さんは何度も独房に入れられたことがある。趙さんはいつも、独房で両腕を背中に回されて手錠をかけられ、地面にある鉄の環に繋がれ、寝るときもそのままにさせられた。趙さんは吊るし上げられるなどの迫害も受けた。

 刑務所に聾唖者の若い女性がいた。趙さんは彼女に「法輪大法は素晴らしい」と念じることを、熱心に教え続けた。ある日、彼女は声が出せるようになり「法輪大法は素晴らしい」と念じた。

 2007年8月23日、趙さんはやっと刑務所から出られた。さまざまな拷問を受けたが、趙さんの法輪功への信仰は変わらなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/20/324366.html )
 
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