かつて11年間拘禁された学習者 再び連行される
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 【明慧日本2016年4月2日】陜西省南鄭(なんてい)県の法輪功学習者の肖艶萍さん(女性)は同県の計器工場の職員だった。肖さんは法輪功を学んでいるという理由で、教養所や刑務所に11年間拘禁された。

そのため、肖さんは昨年614日、法輪功迫害を引き起こした江沢民に対して『刑事告訴書』を最高検察庁と最高裁判所に郵送したが、再び連行され拘禁された。

以下は肖さんが受けた迫害事実である。

200294日午後、仕事中の肖さんは南鄭県公安局の国保大隊、政法委、610弁公室の警官によって会社の保衛科に連れていかれ、尋問を受けた。その後警官は、肖さんが隣の工場に勤めている法輪功学習者に法輪功の資料を渡したという理由で、肖さんに労働教養処分2年の刑を下した。その上、肖さんは解雇された。

警官は肖さんの夫から2万元を強請り取って、留置場に拘禁されている肖さんを刑期の8カ月前に解放した。

2005年の正月、肖さんが街で法輪功の真相標語を貼っていたとき、地元の警官に連行され、16カ月の労働教養処分を科され、西安女子労働教養所に送られた。

200857日、突然数人の私服警官が肖さんが経営している文房具店に侵入し、物を散乱し、パソコン2台、プリンター3台、160Gのハードディスク、コピ用紙、MP3、法輪功関連書籍、法輪功の守り札などを押収した。連行された肖さんは6日間、昼も夜も、寝ることを許されずに尋問を受けた。

2009327日、裁判所は肖さんの家から押収したものを証拠として、肖さんに8年の実刑判決を言い渡した。その後、肖さんは上訴書を書き、上訴したが、どこからの返事もないまま、627日に陜西省女子刑務所に送られ、収容された。

刑務所で肖さんは体罰、殴打、悪罵、奴隷労働、会話禁止などの迫害を加えられた。

肖さんが迫害を受けたことで家族も心身ともに大きなダメージを受けた。父親はいつも肖さんのことを心配していた。そのため糖尿病が悪化して、2005年に死亡した。肖さんが労働教養所に拘禁されていたとき、常に重圧を感じていた夫も、交通事故に遭い亡くなった。成績優秀だった息子は、世話をしてくれる人がいなくなって、退学してしまった。その後、息子は軍人になったが、母親が法輪功学習者という理由で、辞めさせられた。息子は一連のショックで、薬を飲んで自殺をはかったが、すぐに発見されたため、命が救われた。

当局の迫害で肖さんの家庭は崩壊した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/10/325154.html)
 
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