痛恨の教訓を通じ、徹底的に色欲心を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年4月7日】文章を書こうと思ったものの、一体どこから書けばいいのかが分かりません。20年近く修煉してきた古い弟子として、大きな過ちを犯してから今になって漸く目を覚まし、精進する決心がついた自分自身をとても恥ずかしく、また情けなく思います。

 今年の2月の半ばころ、とある常人の友達と電話で話していた時、突然体が硬直し、右半身が言うことを聞かなくなって麻痺してしまいました。すぐに発正念して加持してもらうように同修に電話をし、自分も発正念しました。翌日になっても一向に回復しておらず、正念が足りていなかったため、家族に言われるまま病院に行きました。検査を終えると、脳出血に加え高血圧もあると医者に言われ、修煉者でありながら病院での治療に頼り、とても苦しい思いをしました。すぐに退院しなければと悟り、師父のご加護の下、そして同修の正念の加持により5日後に漸く退院しました。家に帰ると周辺に住んでいる同修がやって来て、共に法を勉強し、交流を通じて法理の上で自分の不足の部分に気づくことができました。体の様態も少しずつ回復していき、今では外に出たり、毎日午後から迫害の真相電話を掛けることができるようになりました。

 しかし、不必要な迫害を受けたことは事実であり、また今回の事で悪い観念も増えました。何事も一朝一夕にしてできるものではないため、きっと自分に大きな漏れがあったから、邪悪に隙を突かれて、今回の迫害を加えられたに違いありません。それからは絶えず法を勉強し、内に向けて自分を探して来たことで、遂に原因を見つけ出しました。

 それは去年の事でした。思想業力が強く、何度も頭痛などに襲われて身体がだるかったため、いつもイライラしていましたし、時には理由もなく突然恐怖を感じたり、何かを恐れていました。主意識を強めなければと自分自身に言い聞かせながら、学法時間と発正念の回数を増やし、真相を伝えることも途絶えなかったので、少しだけ改善したものの、根本的に取り除いてはいませんでした。内に向けて自分自身を探したことで、真に生死に対する執着をまだ取り除いておらず、100パーセント師父と法を信じていないという結果にたどり着きました。

 そして今回の事も踏まえ、自分にはまだ取り除いてない大きな執着心が、残っていることに気づきました。それは色欲心です。修煉してまだ間もないころ、夢の中で色欲に関する試練を乗り越えられず、その上、全く重視していませんでした。10何年か前に男女関係で罪を犯したことがあり、皆の前で自らを暴き、また仕事などの関係で長い間、お互い別々に暮らしていますが、やはり常人社会の状態に合わせなければならないと思い、会う時はそれなりの反応や態度で接しました。しかし、10年前、このような生活を終えて夫と共に暮らし始めてから、体に異変が起き、胸骨にひびが入ったこともありましたが、それでもやはり常人社会の状態に合わせねばと思っていました。今思い出せば、あの時の自分は、なんと強い執着を抱いていたのでしょう!

 以前は男女関係まで発展したことが、色欲であるとずっと思っていましたが、今ではそれは多くの面を意味していることに気づきました。例えばきれいな洋服を着たい時、初めはこれを美に対する執着と思っていましたが、実は深く考えるとそれは一種の形を変えた色欲心の現れです。また同性や異性の目を惹き付けたいと思うのも色であり、色欲心が強まると嫉妬心が生まれてしまいます。何年か前にまぶたの中に血豆ができ、その上お腹も膨れ上がって、スタイルがますます醜くなっていきました。ダイエットもしましたが、やはり何の効果も表れませんでした。今改めて考えてみれば、色欲心の仕業なのかもしれません。かつてこの執着心について、師父に違う形で教えてもらったことがありますが、私はそれを重視しませんでした。何回か発正念もしましたが、あまり改善しなかったので、すぐに諦めてこれらすべては虚像で、自分が何かの執着心を取り除いていると思い込んでいました。しかし、今ようやく理解しました。この1年余りの間、身体に起きたすべての異変の源は色欲にあったのです。

 もちろん、今回の事を通じて嫉妬心や両親、兄弟などに対する家族の情、顕示心、歓喜心、楽を求める心など多くの執着心を見つけ出しました。近頃、師父は夢の中で私に色欲に関する試練を与えています。しかし、時には良く出来、また時にはよく出来なかったりして、その時は、すぐにもっと法を学ばなければならないと察し、法に溶け込んでこそ、修煉の障害を取り除くことができると理解しました。

 修煉は非常に厳粛なことで、今回の教訓は、とても深く印象に残っています。慈悲なる師父が、自分のために多くの事をしてくださり、業力を消去してもらい、さらに多くの苦痛を代わりに引き受けてもらい、本当に感謝していますし、同時に精進しない自分を恥ずかしくも思っています。これらを書き出したのは自分が犯した過ちを暴露することと、徹底的に悪い心理を取り除き、邪悪を解体するためです。また、周りにいる自分と似たような心理や行動をした同修と今回の教訓を交流し、修煉が非常に厳しい事であり、旧勢力は1秒たりとも休まずに我々を狙っているということを、特に長年修煉してきた同修に声を大にして伝えたいのです。旧勢力に弱みを握らせないよう一刻も早く、自分たちの執着心を取り除きましょう。我々に迷っている時間はもうありません。

 個人の修煉に次元がありますので、正しくないところがあれば、ご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/26/325830.html)
 
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