我が家は大法と大法弟子の為の家
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年4月10日】私はひとり暮らしをしています。主人は十数年前に他界し、息子は大学を卒業して、遠方で暮らしています。この恵まれた環境の我が家は、自然と学法し交流する場となり、また、法輪功の迫害の資料や真相の横断幕を制作する場所となりました。

 協調人の同修と学法グループの同修全員が、私の家の合鍵を持っています。協調人の同修は何か連絡事項があり、同修たちに知らせたい時には、直接家に入り、メモを残しておきます。そして、私は協調人のメモを読み、その内容を地元の同修に伝えます。こうすることで、私が留守の間に、協調人の同修が無駄足を避けることができ、時間の節約にも繋がりました。そして、私が出かけている間に、家での集団学法も中断せず通常通りに行われ、様々な法を実証するための多くの仕事もいつも通りにやっていけます。町から技術を伝えにやってくる同修も、この家を使用します。同修と同修の間で、我が家のことを[うち」と呼びあっています。息子は「法を実証することが、うちで思う存分にできるお母さんたちが、本当に羨ましいよ」と言ってくれます。

 我が家が偉大なる法を正すこの時期に、このような作用を果たすことができることを大変うれしく思いました。ある日、自宅に帰るとノックをし忘れて、鍵でドアを開けました。家の中に入ったら、同修は横断幕を作成している真っ最中でリビングのテーブルと床は、制作中の横断幕で踏み場もないほどいっぱいでした。私の突然の帰宅に同修は慌てて、もう少し出かけていてほしいと私に頼みました。そして、同修に自宅のドアの外に閉め出されました。事後、同修は申し訳なさそうでしたが、私はちっとも気にしていませんでした。ただ自分がドアをノックし忘れ、同修を驚かせたことを悔やんでいました。

 でも私は心性を守れない時もありました。ある朝、4時頃に静功を煉っていて、ちょうど入静した時に、同修が家にやってきました。彼女は外で法輪功の迫害の真相が書かれている横断幕を拾って、うちに届けに来たのです。私は不機嫌に「今、静功を煉っているところで、ちょうど入静できたのに中断されたわ」と不満げに言いました。横断幕1枚でさえ家に持って帰る勇気がないなんて、正念が足りないのではないの? しかも、こんな早朝に人の家を訪れて、本当に迷惑だわと心の中で思いました。その日、他の同修に同情を求めてこの話をしましたら、思いの外同修は「彼女は深刻な迫害を受けてから、常に恐怖にさらされている旦那さんに心配をかけないため、お宅に持ってきたのだと思うのよ。あなたの自宅は常人の次元で言うとあなたの家ですが、法を正すこの時期、大法のために用途を持つ使命に按排されているのかもしれませんね。彼女をどうか理解してあげて下さい」と言われました。同修のこの言葉は、自分の私心に気付かせてくれました。直ちに、この私心を捨て去ると、晴れやかなすっきりとした気持ちになれました。

 息子は大学卒業後、南方で店を開きました。親戚の人たちは私に手伝うようにと勧めました。協調人の同修にこの話をしましたら、同修は「行ってほしくないです。どうしても行くのなら、この家だけは残してくれないと困ります」と強く訴えました。同修は本当に正直者で感心しました。行くか否かはみな師父の按排に従い、何処にいても、大法弟子が行うべきことを行わなければなりません。もし行くとしても、この家を同修に渡すつもりで、貸し出して家賃を稼ぐようなことなど、少しも考えたことはありません。万物には命があり、この家の一木一草は皆、大法と大法弟子の為にきっと尽くしたいはずです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/24/325733.html)
 
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