中国・吉林省高振英さん 警官に殴打され障害を負う
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 【明慧日本2016年4月12日】中国・吉林省農安県の法輪功学習者・高振英さん(52歳女性)は警官に殴打され、左足に障害を負った。

 2014年7月18日朝7時、高さんの夫はごみを捨てに行こうと、ドアを開けた途端、男性2人の若者に家に不法に侵入された。2人は夫を動けないようにした後、さらに十数人の人が、高さんの家に侵入してきた。彼らは国保大隊と派出所の私服警官だった。警官らは「お前ら夫婦が、法輪功を学んでいると通報した者がいる」と言いながら、騒ぎ立てたため、寝ている高さんの息子(14)が目を覚ました。

 そして、警官らは高さん一家3人の人身の自由を制限した上、乱暴に家宅捜索を始めた。警官らは携帯電話4台、パソコン2台、法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍、功法を錬功するときに使っている座布団、テレビアンテナなどの私物を押収した。

 それから、高さん一家は古城派出所に連行され、それぞれ別の部屋に拘禁された。警官は高さんの息子に「お前の父親が、法輪功を学んでいると言えば、お前の母親を釈放してやる。言わないと、お前を殴るぞ」と脅迫した。警官に脅かされた未成年の息子は、怖くなって、警官の言う通りにするしかなかった。

中共酷刑示意图:“开飞机”

拷問のイメージ絵:飛行機のような姿勢を強いられ、暴力を振るわれる

  高さんは派出所で、警官に猛打された。国保大隊の隊長は水いっぱいを入れたペットポトルで、高さんの前額に向かって投げた。それで、 高さんの前額はすぐに腫れ上がってしまった。それから、2人の警官は高さんを隠れ部屋に連れて行き、両腕を背中に向け、手錠をかけた。そして、高さんは飛行機のような姿勢を強要され、無理やり腕を引っ張り上げたり、棒で腰を押したりした。それで、高さんは両腕が酷く痛んだ。さらに後頭部を殴られた。

 昼になっても、警官は高さんに食事を与えず、高さんの息子に「ご飯を買って来い」と命令した。息子がご飯を買ってきたが、警官らに食べられた。午後、警官らは「お前は共産党に反対しているため、敵だ」と罵りながら、引き続き、高さんを殴打した。拷問を受けた高さんは歩くのが困難になった。

 夕方、高さんは長春市第三留置場に送られた。数日後、国保大隊の指導員は留置場に来て、高さんに「私たちは親戚だね。この紙にサインしなさい」と話した。高さんは親戚だから、自分を騙すわけがないと思って、サインをした。しかし、その親戚の指導員は昇進するため、高さんを騙したのだ。

 留置場や派出所で受けた拷問により、右手に感覚が無くなった高さんは、留置場で針灸の治療を受けたが、回復せず、左足の筋肉が萎縮して動けなくなり、トイレに行くのも人の介助が必要となったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/30/326002.html)
 
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